どうなるアリババ「6分割」改革はうまくいく? 決算書に隠された深刻課題、生き残る事業は
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EC依存と言われていますが、利益を出すステージにあるのが祖業の国内ECで、その次を見た事業群が他の5つという形なので、深刻課題といわれても……、という感じ。そもそも6分割と言われていますが、前から事業部制だったのでそれぞれかなり独立していましたし、今後親子上場するにしても子会社間で連携は取れるようにするにするでしょう。
個人的にちょっと気になるのは国内EC以外の事業部で、勝ち筋が薄いところの社員さんにやる気がでるのかというところ。ローカルサービスは地図アプリは強いですがデリバリーは美団には追いつけなさそう、エンタメ動画配信はトップ陣から脱落しそう。それでもローカルサービスは国内ECとのシナジーが強いのでやる意味はあるでしょうが、エンタメ動画配信は無理に持ってなくてもという印象もあります改革として上手くいくかどうか、ビジネスとして収益拡大につながるかどうかという以前に、「6分割」しなければ生存すら危うかった(伸びるかどうか以前に、潰されないことを優先した)というディフェンシブなアクションだったというのが現時点での検証です。アリババ社にとって、試練の時期がしばらく続くのは間違いないと思います。
以前アリババに勤務する友人と話をした時、今後の強化分野として「クラウド」「物流」「国際化」を挙げていました。
中国のデジタル経済はこれまでBtoCが中心でしたが、今後はBtoBへのシフトが鮮明になっていくと思います。