【実態】いま「マッチングアプリ疲れ」が急増している
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自分が若かりし頃に、マッチングアプリがあったらどんなアクションをしていたのだろう、と思います。
人との出逢い(ここでは恋人に発展する可能性のある人)にある「この人が運命の人なのだろうか?」という大きなジレンマ。
アプリがない頃には、多くは物理的な経路(人からの紹介、ナンパ、合コンなど)を経ての出逢いであり、そこまで多くの出逢いを創出することが難しかった。故に、その瞬間にほとばしる自分の直感を信じるしかなかった。そしてそこから育てていくプロセスを楽しめた。
しかしながら今のアプリ全盛の時代では、「この人なのかな?」と思いつつ、容易に他の人を探すこともできるため、「運命」に対する迷いが生まれやすい。その先のプロセスに発展しにくい、もしくはそのプロセスに臨む姿勢にアプリ前世代とは大きな差がある。
どちらの時代にもメリット、デメリットがあるので、私は今の出逢いのあり方には肯定的です。人を観る眼を養う時代ですね。
若者たちの恋愛に幸あれ。
注目のコメント
本稿と離れてしまうのですが、マッチングアプリは新しいプロダクトとして考えるとかなり難しいことをやっています。中でもこの2つは特に難しい。
・男女のバランス。課金をする人がいないと成り立ちませんが、良い売り物がないと買い手はお金を払わない
・アプリのサクサクっとした使い勝手。メッセージアプリもそうですが、説明不要でアプリとしては究極の使い勝手が求められる
一定のユーザー数がいた方がネットワーク効果が働くために上位の少数による寡占になりつつありますねリアルの場で知り合って結婚した場合よりも、マッチングアプリを通じた結婚は、離婚率が8割弱になるという米国での調査結果がありました。
マッチングアプリでの出会いは長続きしやすく、その理由は、
・パートナー候補の数を大幅に増加させてくれること
・わざわざ会わなくても事前に相手の情報を入手できること
によって、自分に合う人を選びやすくなるからのようです。
偶然の出会いよりも、設計された出会いの方が勝率が良いのはロマンはないですが、納得感はあります。
お見合い文化が廃れた現在において、マッチングアプリの社会的な重要性は高まっているので、上手く活用できると良いですよね。ここ数年でアプリで出会って結婚したという話を本当によく聞くようになりました。
もう常識にもなってきたマッチングアプリとは改めてどんなものなのか、果たして本当に効率よく出会えるものなのか。深堀りしてみました。
記事中に登場する都立大の高橋准教授はアプリを評価する一方で
「簡単に人を切る合理的な意思決定を、現実世界にも持ち込む人が出てくる可能性がある」と警鐘を鳴らしていました。
出会いのチャンスを広げる良さは存分に享受しつつ、一つ一つの縁は大切にしていきたいものです…。