医療からウェルビーイングまでとらえるメタバースの「真の可能性」とは
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メタバースの最終形は「リアルとデジタルの真の融合」にあると考えています。
OMOという言葉が流行っていますが、これがさらに進んだ状態であるイメージです。
現状、いくら店舗にセンサーを置いて、ビッグデータ分析ができて、顧客体験として一貫した価値を提供しても、やはりオンラインとオフラインは別物です。今メタバースと呼ばれている空間も、これよりは少し融合度が進んだ程度。
では、真の融合はどこなのかというと、メタバース内の出来事がちゃんと自分の五感に影響する状態と思います。
なぜ今のメタバースがイマイチ使いどころに困るのかというと、オンラインだと五感に影響を与えないからではないでしょうか(特性上視覚、聴覚はちゃんと影響してますね)。
例えば、メタバース上で料理を食べた時にリアル空間にいる自分が料理の匂いや味を感じることができれば・・その時は本当にリアルとデジタルが融合したと言えると思います。
そのためにはまだまだ技術革新しないといけない分野がたくさんありますね。
注目のコメント
こちらのテーマ、きっかけは
「メタバースって、本当に今みたいな使い方なのかな…」
という、違和感から生まれました。
今、ゲームやショッピングなどのエンタメを中心に活用されようとしているメタバースですが、早くも過疎ってる、という声も聞きます。
そんな時に聞いたのが
「IBMが作ったメタバース空間の病院なら、コロナの影響による面会制限で会えなくなってしまった入院中の息子に会えるのでは、と感じて嬉しかった」
というお言葉をご両親からいただいた、という話。
その時に
「メタバースの使い方って、これなんじゃない!?」
と思いました。
その他にもプロテウス効果や、寿命が延びるかも!?なメタバースの可能性、是非知っていただきたいです。
個人的には、当日会場で聴いてくださっていた大学生の方たちが「すげーな」って言いながら、一言一句メモを取ってくれていた、というのを聞いたり、
「メタバースが、人間の心に寄り添う暖かいものに変わり、ワクワクした」とメッセージをくださったのがとても嬉しかったです。メタバースの可能性 つながりを作る と言う視点でまずは考えてみたい。そのあとにつながりをイメージできるという視点、そして繋がっている実感を高めるという仕組み。その実体験のあり方に人肌の温もりをイメージできるような仕掛けがあるのだろうと思っています。
人間の想像力、脳内擬似体験は一つ何かのきっかけで拡張していけるのでは?と思います。
メタバース門外漢ではありますが、人肌の温もりの専門家である私が皆さんと混ざり合ったことで、思考の可能性を広げることができたら!と思って参加しました。楽しい経験でした。
私自身の思考は確実に広がりました。
つながりはwellbeingのきっかけになります。人と会える、コミュニケーションができる、孤独を癒す、自分の可能性を高める。こうしたことに使えると可能性が広がると思います。
幸せ研究のルーティンの最初に「なりたい状態をイメージする」というのがあるのですが、IBMさんの病院の事例はまさにそれ。できている自分をイメージすることでwellbeingに向かう意欲が湧いてますよね。医療業界で最新テクノロジーを利用すると考えると、医療機材のロボット化など実務的問題点の解決へ繋げることが多いと思いますが、規制と承認によって長期間要します。そんな中、メタバース利用をウェルビーイングの向上へフォーカスしたのは新鮮に感じました。メタバース x 高齢者の難しさは皆すぐに思いつく点だと思いますが、病院を訪れる患者と医師や看護師たちとの間にかかる繋がりを構築または増築する役目を担えないかという試みは期待したいです。より良い治療という軸足ではなく、患者さんが希望や楽しみを享受することに一役買っていただく視点ですね。