【秘話】「ダンボール業界」のDXで、一攫千金を狙う男
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本日と明日の2日間、プラットフォームビジネスをあえて「ニッチ」な分野で展開している企業を取り上げていきます。
初日となる本日はダンボールワン。女優の「のん」さんを起用したCMで知っている人も多いかもしれません。
日常的に触れる機会の多いダンボールですが、調べていて思ったのは、とにかく市場が細かく広いということです。
メーカーには大きく、原紙を製造する原紙メーカーから、いわゆるダンボールの板状にするシートメーカー、箱型にしやすいよう加工するボックス(ケース)メーカーが存在し、シートも片面、両面、複両面(両面+片面)、複複両面(両面+片面 × 2)という構造違い、ボックスも用途別に存在し.......などなど、それぞれにおいて生産量が算出されていますが、一言に「ダンボール業界」といってもどのジャンルでデータをまとめるか絞り込むのも一苦労でした。
今回はそんな業界の製造現場に飛び込んだ連続起業家の話です。実際に現場を目の当たりにしたときのエピソードは、お話を伺いながら脳裏に絵が浮かぶようでした。すごく面白い取材記事でした!
「TANP」で個人向けECを取り組んでいる身としては、2017年にビジネスを始めた際にネットで段ボールを買いたい、ただ売ってる会社がほとんどなくてしかも高い、と言う経験をしました。通常の茶色いダンボールですら買うことができる先はほぼ限られているのに、ましてや自社のロゴやパッケージをネットで注文できるサービスはごく稀でした。また、自社のロゴ・デザインで注文しようとすると、発注ロットがミニマムで数千、と言うのは当たり前でした。
BASEやSTORESなどで、スモールビジネスを営む方々が日本で今後増えていくことが予想される中で、ダンボールを小ロットで、しかもカスタマイズできるかどうかと言うニーズは今後もさらに増えていくと考えられます。日本全体としてのEC化率の増進を下支えする鍵となりそうです。ラクスルが49%出資後、ダンボールワンのサイトは大きく変わっていて、「シンプルで何ができるのかわかりやすい」と好評を得ている上、メディア露出が大幅に増加しています。
すでに2020/2Q(2019/11-2020/1)→2021/4Q(2021/5-2021/7)で売上高は+83.6%の急成長。
ラクスルCOO福島氏が『上場前のラクスルを経験したいなら、ダンボールワンに行くべき』だと高い評価をしています。
参考:
「上場前のラクスル」を経験したいなら、未完の大器「ダンボールワン」に行け!──ラクスル福島氏が解説する、成長続けるBtoBプラットフォームに必要な“3要素”とは (FASTGROW)
https://www.fastgrow.jp/articles/danballone-raksul-tsuji-fukushima
ラクルスが先日決算説明会で開示した以下の資料は必見!
めちゃくちゃ勉強になります。
『第二部:ビジョン実現のための事業展開と蓄積し続けるアセット』
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4384/ir_material_for_fiscal_ym/106352/00.pdf