ジェフ・ベゾスも使った「ループ図」の破壊力
コメント
注目のコメント
ビジネスにおける事象を単に並べるのではなく、矢印を使ってその因果関係を明らかにすることは、複雑なビジネスの構造を可視化するために必要不可欠。(私は、ループ図という呼び名は初めて聞きまして、ロジックツリーと呼んでます)
事業計画を作るときにエクセルを使うことが多いですが、ダメな事業計画は、なんの根拠もない数字をただ並べただけの数字遊びになっているパターン。
それに対して、良い事業計画は、まさにこのループ図/ロジックツリーでビジネス構造がはっきりと定義されており、それをエクセルに落としこんだようなもの。そのような事業計画では、キーとなる事象が何で、それが次の事象に与える係数までがはっきりとわかる。それによっていわゆるKPI/KGIを明らかにし、具体的なアクションに繋げてビジネス運営につなげることができるので、単なる数字遊びを越えて、まさに事業の設計書とも言えるものになる。
私自身、ビジネスを運営する際にループ図/ロジックツリーを描いている実体験がありますので、本当にお勧めできます。リクルートでは「ぐるぐる図」という概念があり、それかなと思ったよりパワフルなフレームワークですよね。
有名どころは規模が増えるほど価格が下がってより売れるというスケールメリットですが、企業は成長によりさらなる成長ができる力を得れる・そして他社に真似されないという設計をすべき。
それがあるからこそ投資が生まれ、将来企業価値が上がるという構造にあり、これもある意味ループですね。これっていわゆるシステムシンキングのこと言ってますよね。
ロジカルシンキングがロジックツリーというドリルダウンしていく構造で成立しているのに対して、システムシンキングは循環するシステム(系)で成立している。
即ち、その系が正の循環をすれぼプラスに成長するし、逆に負の循環をすればマイナスに加速する。
当該のテーマを取り巻く仕組みを、システム(系)として捉えることがとても重要で、これを教えてくれたのは、かれこれ20年近く前、リクルートのマネジャー時代の研修だった。
以来私は、自分の関わるミッションについて、そのシステム構造を図にし、正の循環をするためのキーファクターを明確にするようにつとめている。
このコツがつかめると、格段に説得力が増すし、自身の取り組みに対する自信と確信が持てると思う。