アマゾンが入荷制限開始、生活用品など優先入荷
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通常の入荷をしていては、生活必需品が欠品してしまうため、それを避ける方策です。
アメリカでは、アマゾンが早々にした施策ですが、なぜ今なのか?
それは、安倍内閣が段階的に進めた非常事態宣言がうまくいったからです。
首都圏、大阪、兵庫、福岡の非常事態宣言をしたときに、一気に全国でやるべきだったのでは?という人が居ますが、この二段階は、パニック買いによるサプライチェーンチェーンの機能不全は防げました。
フランスの時は、物がスーパーで買えない事態になりましたが、日本では大丈夫でした。
それは、この二段階があるからです。
今回の全国での非常事態宣言に備えて、アマゾンジャパンは、嗜好品の入荷を後に回すことを決めたわけです。ただ、アメリカやヨーロッパのように、マーケットプレイスの入庫も遅らすということはしていないことからも、日本はうまくやっていることを表しています。フランスでのAmazonですが、必需品限定どころか配送の拠点となる倉庫が現在全て停止しています。
https://newspicks.com/news/4824397
感染防止策が不十分という労働組合の訴えを受けて調査していた裁判所が必需品以外の出荷を禁ずる裁定を今週初めに出したためです。罰金が高価な一方で「必需品」の定義も曖昧な事もあり、最終的にAmazonはフランス国内の倉庫での業務を停止することを決定した、のですが・・・
実際のところは国外の倉庫や他の流通業者を使って配達は続けるそうです。がんばる(笑)
フランスは良くも悪くも労働組合の力が強いため現場の抗議もこのように可視化されますが、ピッキング等といった倉庫でのオペレーションは何所の国でもそう変わらないはずで、日本も含めた他の国でも現場で同様の問題が起きている起こりうる可能性は常にあります。
この異常事態下でAmazonは必需品を届ける流通インフラとしての機能と現場の安全確保という危ういバランスを維持することを強いられています。ですので報道も天秤の両サイドに常に目を配る必要があると考えます。フランスのAmazonで必需品以外扱い禁止になったとの報道が出たばかり。
今まで通りすべての商品を扱っていたら、それを供給するメーカー、物流、などなど人の動きは抑制されません。
日本にもこの流れが遅かれ早かれくるというシグナルなのでしょう。
本当に社会の動きが日に日に止まっていくのを体感します。