台風19号から東京を守った水の守護神。「環七地下巨大調整池」の驚異の威力
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台風19号は多くの被害を出しました。
今回の災害で亡くなられた方、そのご家族の皆様に心からお悔やみを申し上げます。
又は被災された皆様に対しては、1日も早い生活の正常化と、被災地の復興を切に願っております。
その上で、私は今回の戦後最大クラスの台風の損害がこれほど少なかったことを驚き、又感謝をしています。
その影には水害を防ぐ為懸命に行われてきた治水対策があり、多くの人の尽力と長年にわたる工事と投じられてきた数々の先端のテクノロジーがあることも又見逃してはいけないと思うのです。
日本は世界で一番自然災害の多い国です。
普通の国ならその都度何千、何万という犠牲者を出す天災に対し、日本人はその知恵と勇気と、そして幾重にも張り巡らされた対策を講じ、有史以来ずっと立ち向かってきました。
この国の国民が今もこうして安全に暮らすことのできることのできる努力の一端を、少しだけ紹介したいと思い、初めてセルフピックさせていだきます。過去の教訓からインフラ整備を進めた結果なのですね。まさに技術の勝利。以前、「コンクリートから人へ」などという合言葉でインフラ整備を悪者扱いしたポピュリズム政権が日本にありました。「人」の重要性は否定しようがありませんが、「コンクリート」もこうして「人」の命を守るために欠かせないのですね。要はバランスです。
さて、インフラの問題は、維持に莫大なコストがかかること。1億2千万人用に作ったインフラを、将来8千万人の人口で維持していけるか。ローマ帝国が滅びた遠因の一つはインフラ維持コスト、という話をどこかで聞きました。中長期的には、維持するインフラの取捨選択をしいられるのかもしれませんね。