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「夜型」の人が努力しても、決して「朝型」になれない:研究結果

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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    複数の遺伝子情報と「朝型」「夜型」の関連性を調べた研究のようです。着眼点は面白いですが、遺伝子情報はそれ特有の危険性もはらんでいることには注意をすべきです。

    まず、このような遺伝子研究の解釈にあたっては、統計学的に注意すべきポイントがあります。「統計学的に差がある」「ある遺伝子が統計学的に有意差をもって多い」という場合に、そこに偶然差があるという確率が20回中1回ぐらいまで低ければ偶然ではなく必然的に差があると言ってよい、というような処理をします。しかし、遺伝子研究では一般的に、一気に数百の情報を処理します。このため、20回中1回の偶然が複数の遺伝子で該当してしまっている可能性があります。差が本当はないのにあると結論づけられてしまっている遺伝子が存在している可能性が高いということです。

    また、遺伝子検査の結果だと言われると、遺伝子検査自体があまりにブラックボックスなので、その内容を人は信じざるを得なくなりますが、今回の研究で遺伝子以外の要因について検討されているわけではありません。すなわち、「夜型」の人が努力しても、決して「朝型」になれない、はどうひっくり返しても言いすぎです。

    遺伝子情報の利用に関して言えば、今回の朝型、夜型の例では、「寝坊するのは遺伝子のせいなんだ」と冗談で言い訳するぐらいの利用ならば良いですが、遺伝子情報が漏洩して雇用で差別を受ける、などといった危険性とも隣り合わせです。また、遺伝子情報が漏洩した個人だけでなく、ひいては家族や親族にまで同様の影響を及ぼすというリスクもあります。

    とても興味深い話題ですが、遺伝子情報の統計処理、その応用の段階など、いくつかのステップに限界や危険性もあることは知っておかれてもよいことかと思いました。


  • ボストンコンサルティンググループ パートナー&ディレクター

    完全な「夜型」を自認している私にとっては「やっぱそうだよね」と言いたくなる記事。

    世の中にはショートスリーパーという短時間睡眠でOKの人や、早朝から活動することが正義、みたいな論調が多く、夜型でしっかり7時間以上は寝ないとキツい自分には辛かったが、遺伝と思えば楽だw

    とは言え、夜型は精神疾患の発現率が高いってのはやっぱりキツい。しかしこれは今の社会が夜型人間には適合しにくいというのがあるのではなかろうか?

    この記事にもあるように定時ではない時間帯で能率が高まる人がいるという事実を踏まえて、より柔軟な働き方ができるようになれると、夜型の精神疾患も減るのでは?それだけ「定時」に合わせるのは夜型人間には辛いことをわかってほしい。

    生活リズムにももっと多様性を!

    *そんなことはないという方もいるようですが、かく言う私もここ2-3年で朝型になってきましたが、これは老化なんだと思ってますw


  • サイエンスライター

    データはUKバイオバンクというイギリスの大規模試験から。今回は約45万人のデータが元になっています。

    プロピッカーの山田悠史さんのコメントでは、いわゆる「p<0.05を有意とする」ことへの懸念を示していますが、この論文では「p<0.00000005(2000万分の1)を有意とする」と定義しているので、絞り込みはうまくいっていると思います。

    ただこれだけで、世間で言われている朝型・夜型を決めているとは少し考えにくいです。論文にもあるように、上位5%と下位5%の差が25分だけです。実際には、遺伝的背景がベースにありつつも、かなりの部分で生活習慣が影響していると考えるのが自然です。

    「出勤時刻に30分の幅をもたせてほしい」くらいの主張のエビデンスにはなりそうですが。


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