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「老後2000万円」問題のあまりに残念なすれ違い
人生100年時代、年金頼み限界 金融庁、2千万円蓄え必要と試算
古林 尚樹
厚生年金の最新の決算情報が29年度分になりますが、保険料収入で30.1兆円。基礎年金部分の国庫負担分が9.4兆。総額で39.5兆が29年度の雑収入を除く、所謂「収入」になります。
ここから受給者への給付費として23.5兆拠出されていますから、16兆の黒字。26年度から考えてなんと黒字幅が5兆円も膨らんでいます。
国民年金の保険料収入が1.4兆円、国庫負担分が1.9兆ですから、総額で3.3兆の収入。
受給者への給付費が0.6兆円ですから、3.25兆の黒字。
ですから国民年金だけでなんと8千億も黒字幅を増やしています。
問題なのは、この様な状況にある事を報道せず、年金があたかも破綻状態にあるかのように煽る報道をするマスコミ。
去年の給与総額 実質賃金で5年ぶりプラスに
古林 尚樹
2016年度の賃金指数の特徴は、3月、6月、7月の3か月にわたって、名目上昇率が前年同月比で1%を超える高い伸び率を示す中で、実質賃金指数がこれを更に上回る上昇率を記録したということ。(3月名目:1.5%実質1.6%、6月名目1.4%、実質2.0%、7月名目1.5%、実質2.0%)
http://nonkinonki007.blog.fc2.com/blog-entry-157.html
http://nonkinonki007.blog.fc2.com/blog-entry-263.html
「名目」とは「金額」を表す数字で、「実質」とは「量」を表す数字。
実質の分母は消費者物価指数総合(持ち家の帰属家賃を除く)であり、賃金で考える場合はこの「消費者物価指数総合(持ち家の帰属家賃を除く)」のことがイコール「物価」として考えられています。
今年度実質賃金が上昇した最大の理由は、名目値が上昇したことではなく、「原油価格の下落に伴って、エネルギー価格が大幅に下落したこと」にあります。
「名目値」とは、「物価×消費量(実質値)」ですから、「物価」が下落するということは、掛けられる側である「実質値」がよほど上昇しなければプラスに転じることはありません。
単に前年度比をクリアするだけでなく、それを上回る量の実質値が上昇しなければ、名目値が+に転じることはありえないのです。
このケースは賃金に伴う名目値ですから、GDP等の指標と同列には考えられないかもしれませんが、「物価が下落すること」=「消費が下落したこと」ではない、ということを示した典型的な事例です。
日銀及び安倍内閣が目指しているのが「2%の物価上昇」ですから、ここにとらわれていると、「物価が下落しているからアベノミクスが失敗した」様にとらえがちですが、この数字を見ても「物価が下落しているからアベノミクスが失敗した」説がいかに経済の実態を見ていない妄想であるのかということがよくわかります。
蓮舫氏 台湾籍離脱不受理で日本国籍選択「宣言」
古林 尚樹
法務省のホームページには、「多重国籍」の適用範囲を「昭和60年1月1日以後」と「昭和60年1月1日前」に分け、現行法制度が適用されるのは「昭和60年1月1日(改正国籍法が施行された日)以後」に重国籍になった者に限定されており、「昭和60年1月1日前」にすでに重国籍であった者は、「国籍の選択」について、以下のように掲載されています。
『昭和60年1月1日現在20歳未満の場合
↓
国籍選択の期限:22歳に達するまで
なお,期限までに国籍の選択をしないときは,その期限が到来した時に日本の国籍の選択の宣言をしたものとみなされます。 』
蓮舫氏が生れた年は、昭和42年であり、旧国籍法が適用されるはずです。
http://nonkinonki007.blog.fc2.com/blog-entry-164.html
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji06.html
つまり、彼女が本当に日本国籍を保有しており、台湾籍と多重籍になっているのであれば、戸籍にどのように掲載されていようが、また彼女が日本国籍の取得を宣言していようがいまいが、彼女が22歳になった時点で自動的に「日本国籍を取得」したことになっているのではないでしょうか。
だとすれば、誰になんと言われようが、「私は国籍法が改正される前に多重国籍となっていますので、22歳になった時点で日本国籍を自動的に取得しています」と言えばよいだけのこと。
その後、戸籍を開示すれば、別に誰から何も文句を言われる筋合いはないはずです。
にも拘わらず、彼女がそう証言せず、且つ戸籍謄本の開示を拒む理由は2つしかないのではないでしょうか。
1.もともと台湾籍しか保有していない。
2.22歳になった時点で日本国籍ではなく台湾籍の取得を宣言している。
可能性として、
3.昭和60年1月1日以降に多重国籍状態となった。
ということも考えられなくはありませんが、これはあまり考えられません。
つまり、1番か2番しか彼女が戸籍謄本の開示を拒む理由は考えられないということ。
即ち、結論として導き出されるのは、蓮舫氏は現在日本国籍を保有しておらず、今回の一件を受けて日本国籍を取得する手続きに入ったということなのでは?
理由がこれであれば彼女が戸籍謄本を開示しない理由が矛盾なく説明できますね。
NORMAL
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