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500 StartupsがBatch 16のデモデー開催、スタートアップはもはや学生のものではない
TechCrunch Japan
Yusuke TakahashiAppSocially Inc. Founder and CEO
事後報告になってしまいましたが最近行われた500 Startupsの最新プログラム(バッチ16)のデモデーをレポートをしました。非常に優秀なファウンダーたちによる、もはやアイディアだけでは太刀打ちできないような優れたスタートアップが53社も登壇していましたが、そのうちのいくつかをご紹介させていただきました。 なお、番外編ですが、記事の趣旨に合わなかったため割愛しましたが僕の好きな3社もここでご紹介します。 MARS REELはスポーツビデオのネットワークでESPN(30-38歳)ではリーチできないようなミレニアル層(13-24歳)へのリーチに強く、すでに閲覧数が月間18Mビューある。元NBA選手も含め業界に強い強力なチームで運営しています。ロゴも格好良いので、僕は、彼らのTシャツをほぼ毎日着ています。 https://angel.co/mars-reel http://marsreel.co/ BREW PUBLIKは、全米の5000もあるクラフトビールを定期購入で届けてくれるサービス。全米では1日に2社のブリュワリーが新たに生まれているとのことです。すでに100社以上(Google等)が定期購入しており、1200以上の販売店との提携もしているとのことです。シリコンバレーのオフィスにビールは不可欠なので、美味しいビールが届いて非常に重宝します。 https://angel.co/brewpublik http://www.brewpublik.com/ RIIDEは、最新の格好良い電動マウンテンバイクを定期購入できるサービス。メンテナンスもされて、電動で、最新のバイクを、月額79ドルで保有できます。ハードウェア等の製品を定期購読で販売するのはアップフロントでの入金が減る一方で、小分けにして販売する分LTV全体は高くできて、リカーリングの売上にもなるため、非常に優れた方法に思えます。 https://angel.co/riide http://riide.com/
LinkedIn CEO Jeff Weiner says most people never ask themselves a question that's vital to career success
Business Insider
Yusuke TakahashiAppSocially Inc. Founder and CEO
LinkedのCEOであるJeff Weinerのインタビューを見て、2007年大学での職を辞してスタートアップの世界に飛び込んだときのことを思い出しました(以前書いたブログ記事をリンクしておきます)。 https://blog.chatcenter.io/-3d0b494706ed 研究者として、中長期的な科学のシーズを作っていくことよりも、短期的に自分の科学・技術に対する貢献で喜んでもらえる人の近くで働きたいと思ったことが、アカデミアの世界からスタートアップのビジネスの世界に飛び込んだ理由でした。 僕にとっては、大学でPhDを取ったときが、本当にやりたいことをまっすぐ考えることができた初めてのタイミングで、Jeffもインタビューの中で触れている通り、日常生活の雑務や喧騒の中では、なかなかそういうタイミングに巡り会え無いのも事実だと思います。 慶應SFCでの僕の恩師であり人工知能やディープラーニングにも通じる知識ベースの権威である清木康先生は、常々「PhDを取った後に、やっと自分のやりたいことがわかるようになるよ」とよく仰っしゃっていました。まさにその通りになったときの驚きは今でもはっきり覚えています。極限まで自分を追い込んで疲弊しながらも研究をやめずに続けたこともあるかと思いますが、僕が本当にやりたいことを"見える"領域まで導いてもらえたのは、清木先生以外にも、人工知能の権威である古川康一先生や、コミュニティーやボランタリーな経済の権威である金子郁容先生、ニューラルネットワークの権威である武藤佳恭先生など、素晴らしい師匠に恵まれた幸運もあったのだと思っています。 僕が恵まれていたのは事実ですが、シリコンバレーに初めて検証の旅に行ったときには、現地の"つて"が皆無であったことを考えると、そして僕が誇れることは、その中で辞めずに続けてきたくらいであるということを顧みると、僕が優れていたのではなくて、きっと誰にでも同じようなことはできるのではないかっと思っています。
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「Google Glass」が片眼鏡に?--新たな特許が公開
CNET Japan
Yusuke TakahashiAppSocially Inc. Founder and CEO
初代Google Glassを僕も毎日利用していたので(破損してしまうまで)、その利用価値に大きな期待を抱いている一人として、このニュースは嬉しく思います。 シリコンバレーでは、顧客開発やリーンスタートアップという手法が一般的に浸透しています。将来の大きなリスクをできるだけ早く最小化して、失敗しにくくしつつ、大きくスケールする繰り返し再現可能なビジネスモデルを探っていくための手法です。 蛇足ですが、リーンスタートアップに関して、よく勘違いされがちなのは、これは「不完全な製品を早く世に送り出して、実際のユーザーを実験台に使いながら、改善していく」とされてしまっていることです。リーンスタートアップを実践する際の本来重要な点は、「(将来のリスクを最小化し、製品と企業をグロースさせていくための重要な)仮説を検証するに足りる最小構成の製品(MVP)を世に出し、素早く顧客/市場と製品の検証を繰り返していく」ことです。 話を戻しますと、初代Google Glassは、こうしたシリコンバレーのビジネスを検証するというカルチャーのなかでの、最初の最小構成のMVPを使ったパブリックな社会実験として位置づけられていたと僕は見ていたのですが、その通りの、着実なステップを踏んでいるようです。 Google Glassの場合、それが、他の多くのリーンスタートアップの実験とは違い、実際の顧客に$1500という高額を支払わせた上で、(1)お金を払ってでも売れるのか?、(2)実際にどの機能があまり使われないのか?/よく使われるのか?、(3)その他の自分たちだけではあらかじめ気づくことのできないリスクやチャンスは何か?といったことを最小構成製品すなわちMVPである「初代Google Glass」を販売し、Glass Explorerのためのコミュニティを作ってイノベーター(初期ユーザー)でありエバンジェリストでもあった僕らからたくさんのフィードバックをもらい、さらに、メディアもたくさんのストーリーを書いて、厳しいフィードバックをもらえていました。初代製品は、"失敗"ではなく、(意図的に得た)"経験"であったということですね。 僕も弊社で顧客開発、リーンスタートアップを実践するものとして、身近な、非常に優れたケーススタディとして、勉強になっています。
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