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スポーツイベントは国家戦略が不可欠。東京五輪は開催理念が不明
広瀬 一郎スポーツ総合研究所 所長
はい、またまた著者です。 次回は番外の更に番外、本当の最終回です。脱線も次回で終わり!(学生時代に何度も読み返した岸田秀の「ものぐさ精神分析」は続・続々・続続々と続き、最後は「出がらし」だったけど、オモシロかったなあ。デズモンド・モリスの「裸のサル」と並んで、若い時に人生観を変えた本だった。)このコラムに結論めいたモノを求めている人がいるようだけど、不正解。御期待には沿えないし、沿うつもりもありません。「支離滅裂」「冗長」のご指摘は、半分正解。「スポーツと政治」という多少大仰なテーマでの原稿依頼を受け翌々日、「こんな感じで良ければ」と初回の原稿を送った。すると編集のK氏から「まるで広瀬教授の講義を受けているようで,次回が待ち遠しい感じです」とおだてられつつ、OK が出た。じゃあ、受けますよ。そこで、「6回の紙上講義」が始まった。番外編の3回は、講義をしだしたら止まらなくなった。私は大学や大学院で、こういう講義をしている。つまり、この原稿全体は、ナレッジの供与が主目的。(実際、私はかなり特殊な経験をしているので、皆さんがご存知ない事実を多く知っている。それを提供しているつもりなんだけどなあ。)講義だから時々脱線するし、自分の主張よりも参考になる事実をナレッジとして書いたつもり。そこから「どんな結論を導きだすか?」は、講義を聞いた各自の問題。(学生には、常に「解釈を他人に委ねるな。自分で考えろ!」と言って来た。)ここでの結論は価値観と密接な関係にあるので、正解は価値観の数だけある。自分のアタマで考えない者は、間違いなく不正解だから赤点。ただし、現象のみに捕われることなく、歴史的なコンテクストで事実を把握することが不可欠ではある。
W杯招致委員会出向時代の経験から見るFIFA問題の本質
広瀬 一郎スポーツ総合研究所 所長
森さんの「なぜ、豊田市が外れたのか?」に対して解答します。
元々Wカップの招致は、「刈谷市の市制50周年(だったかな?)の記念事業として、矢作川の河畔にサッカー専用スタジアムを作ろう」という話から、「どうせ作るなら10万人収容のスタジアムを作り、Wカップを呼ぼう」ということが発端だった。旧制の刈谷一中は、小田原中学や志太中学(現肘枝東)と並ぶサッカーの名門だった。
ところが刈谷市の議会を通すことができず、愛知県として立候補。こちらも。最終的には招致活動費の負担分2億5千万円が県議会を通らず。〆切を過ぎて、豊田市をムリに入れた、という経緯があり、削られるなら最初は豊田市、が関係者のコンセンサスだった。ただし、スタジアム建設は市制50周年事業だったので、そのまま建設されたのです。
指定管理者制度がスポーツビジネスを変える
広瀬 一郎スポーツ総合研究所 所長
はい、また著者の広瀬です。今回は本文の追加説明です。
本文中の「ゲームという商品(product)の生産が単独では不可能だ」という点について。ゲームという商品開発は、「高レベルの拮抗状態」を確保するということに尽きます。前半の「高いレベル」はクラブ戦略に依り、「拮抗状態」はリーグ戦略に依る。これがスポーツリーグ産業の戦略の両輪であり、どちらか片方が欠けても上手くいきません。「単独では生産不能」な「ゲームという商品」の特殊性が、「労働の自由」という基本的人権に反するドラフト制度を例外とする根拠です。勢い、リーグ産業自体はカルテル的な性格を帯びざるを得ません。このようなスポーツビジネスの特殊性を学びたい方は、当方が主宰する「スポーツマネジメント・スクール(SMS)」で学べます。SMSは、来年度から荒木さんが主催するスポーツビジネス・アカデミー(SBA)の傘下に入ります。(ちょっとPR)
大阪の新スタジアムはサッカーやラグビーの聖地を目指す
広瀬 一郎スポーツ総合研究所 所長
金森さん、何度も名前を出して頂いて恐縮です。
スポーツ産業は、「立地産業」「施設産業」という側面を持ちます。
自前のスタイアム、あるいは同様に使えるスタジアムの確保は、Jクラブにとては生命線。川淵さんが、J創設当初から「自由に使えるスタジアム」を不可欠な条件としていたのは、当時としたは慧眼でしたね。
ただ、CSの観点からは、今イチ。例えば、スタッフの対応。「一緒に写真を」と頼んでも、ほぼ100%「いえ、私は選手じゃないんで」と断られます。ディズニーランドでは、スタッフが「喜んで!」。この差は、スタッフがサービスの当事者意識をどう持っているか、の差です。
大きな投資をしなくても、改善できるところは多くあります。
公園絡みの法律と概念がスタジアム・ビジネスを阻む
広瀬 一郎スポーツ総合研究所 所長
はい、またまた著者です。
モノを書いたり、話したりする作業は、難しいなあ、と再確認しております。
かつて、スポナビを立ち上げた直後、スポーツ産業学会で講演を頼まれた際に、「スポーツ専門サイトの事業化は難しい」と、ケースをあげて語ったところ、講演後にある方によばれ「楽天的な若者に実態を伝えてくれてありがとう」と言われ、その直後に別の方によばれ「君の姿を見ている夢を持った若者に、あんなことを言って冷水をぶっかけるのはやめろ!」と一喝されました。(フー)
また、ある県のスポーツ議連総会で講演をし、質疑応答の際、日本が如何にスポーツを理解していないか、というケースとして「某有名大学のラグビー」と、「サッカーブラジル代表」のゲーム前のロッカールームのかけ声を対比して説明したところ、ラグビー協会の会長でもある県会議員の方から、「ラグビーをバカにして、サッカーを自慢するのはやめろ!」と言われました。(フー!)
で、「そう言ったつもりはないが、あなたがそう聞いたのなら、原因は2つ考えられますね。1つは私の表現力が劣っている。あるいは聞く側の理解力か、このどちらかでしょう。」と。そして、「では、会場の皆さんに伺います。私はラグビーをバカにしている、と感じた方がいらっしゃれば挙手願います」と。で、挙手された方は皆無でした。「以上で証明を終えます。はい、では次のご質問を!」一番前に陣取った件の議員の苦虫を潰したような顔が忘れられません。)
このコラムでも、「個人的な私憤をぶちまけている」とのご指摘された方に、同様なアンケートで、そう感じている方がどれだけいるか、確かめてみたい気がします。全くそんな気がなく、なるだけニュートラルな書き方をしているつもりです。「スポーツのため」と「スポーツが社会のためになるか」という2つの視点でバランスをとっているつもりではありますが、このバランスは個人個人で違うので、全員を納得させるのは難しいかも。
ま、結論として、「分かる人に分かればいいや」と思って書いています。そうでも思わなきゃ、こんなところに書けませんよ。ね。(真面目にモノを書く人は、この思いを持ってる人が多いです。)
参考になる」と思われる方、次回も是非御期待ください。
そうでない方、「ムリして読まんでええよ」。時間のムダ使いはやめましょう。(なんで読んでるんだろうなあ?不思議。)
スポーツが文部科学省管轄であることの問題
広瀬 一郎スポーツ総合研究所 所長
はい、私、コラムの筆者です。
今日、初めて皆さんの記事レビュー、読ませて頂きました。
建設的な批判が少なくて、ちょっとガッカリ。
シロートさんにガッカリはしてません。
何だか評論家を名乗っているいる諸子、ね。
批判するなら対案くらい出せるんだろうね、きっと。
ペラペラな知識で、したり顔で批判するの、止めてくれない?下品だから。(重ねて言うけど、シロートさんは、好きなこと言っていいんだよ。)
次にペラペラなことをしたり顔で書いたら、その方を名指しします。どっかで会わない?公開討論しようよ。場所と時間はそっちに合わす。
評論家としてのキャリア賭けるくらいの覚悟で来てね。
NORMAL
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