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「デルタ型」欧州で猛威、英国型より6割強い感染力…2か月弱で「主流」に
読売新聞
高橋 賢岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 研究准教授
デルタ株の感染が広がっていますが、やることは同じです。 3密回避、マスク着用、手洗い、ワクチン接種(希望者)。 3密回避とマスク着用は、感染者の呼気中に含まれる、コロナウイルスを含んだエアロゾルの吸引を避けるためです。 手洗いは、手に付着したコロナウイルスを不活性化するためです。コロナウイルスの表面はリン脂質でできており、これはせっけん(界面活性剤)でしっかり洗えば容易に溶かすことができます。 変異株に対するワクチンの中和効果は、野生型に対する効果よりは劣るものの、十分な効果が期待されます。 例えばファイザーのワクチンは、2回の接種完了後はデルタ株感染による入院を96%防ぐ効果があります。 https://www.bloomberg.com/news/articles/2021-06-14/delta-variant-doubles-risk-of-covid-hospitalization-in-study コロナウイルスのスパイクたんぱくは、1273個のアミノ酸からできています。 アミノ酸の種類は20種類あります。 ウイルスの変異により、これらのアミノ酸のどれかが違う種類に置き換わることがあります。 便宜的にアルファ、ベータ、ガンマ、デルタなどと分類されていますが、実際には何十種類もの変異株が存在します。 こちらの図がわかりやすいです。 https://www.geekwire.com/2020/genetic-sleuths-flesh-story-coronavirus-got-start-washington/ 変異は時間の経過とともに起こるため、感染状況が長引くほど多くの変異株が生じます。 要は、「感染力の強い変異型」といっても、ウイルスを構成するアミノ酸の種類がいくつか置き換わったものに過ぎません。
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ウガンダ選手なぜ陽性? ワクチン効果・検査感度に限界
朝日新聞デジタル
高橋 賢岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 研究准教授
以下は既知の事実です。 1. ワクチンを接種してもコロナウイルスに感染する可能性はある 2. コロナウイルスの検査は、PCR、抗原、抗体のいずれも偽陽性・偽陰性となる可能性がある ただし、1. についてはワクチン接種を完了した場合は血中の抗体量が速やかに上昇するので、本人の症状の悪化も呼気中へのウイルス排出量も抑制されます。アルファ、ベータ、ガンマなどの変異株に関しては、変異株は武漢発祥の野生型と比べ細胞侵入の阻止効果が下がることが示されています― https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33743213/ が、上記論文中では培養細胞の実験系において、ファイザーまたはモデルナのワクチン接種を2回受けたヒトから採取した血清の1/10の血中抗体量で、ほぼ100%の中和効果があることが示されています。 2. については、コロナウイルスは肺胞の2型上皮細胞に主に感染しますが、ここに綿棒を突っ込むわけにはいきません。したがって鼻や咽頭の粘膜のぬぐい液を用いて検査を行いますが、当然のことながら肺に感染しているウイルスが検出されないことが起こり得ます(PCR、抗原検査)。血中抗体は、産生されるまでにウイルス感染後1~2週間要するので、これも偽陰性の原因となります。 したがって、検査は一定の割合で結果に誤りが生じます。 これらを踏まえた上で、選手・関係者が感染対策を十分行うよう運営できれば、Tokyo 2020 Olympicは歴史的な成功を収める可能性が十分にあるでしょう。 *** 追記 アストラゼネカのワクチンの第III相試験(一般の使用を認可する前に行われる、多数の被験者による厳正な臨床試験)の結果は、コロナウイルス感染症の予防に関し79%有効で、重篤な症状の予防に関しては100%の効果があることを示しています。 https://www.astrazeneca.com/media-centre/press-releases/2021/astrazeneca-us-vaccine-trial-met-primary-endpoint.html ちなみにファイザーのワクチンは感染の予防に関し95%、モデルナのワクチンは94.5%有効であることが示されています。
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全員接種“10~11月に実現を” 首相 オリ・パラ開催も意欲
TBS NEWS
高橋 賢岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 研究准教授
朗報ですね。 接種を受けられる時期が想定より早まるのは。 ワクチン射つかどうかですが、 1. ワクチン接種による死亡率は10万人中1.4人、アナフィラキシーは2.4人(ファイザー製)。死亡された方は、78%が65歳以上の高齢者で、基礎疾患をお持ちだった方。したがって、65歳未満で健康な方は、死亡する可能性は極めて低い。 2. 一方、ワクチン接種を完了した人は感染に対して90%以上守られ、感染しても症状が軽く済む。 3. コロナに感染した後、嗅覚異常、脱毛、だるさなどの後遺症が数ヶ月以上(どこが終わりかはまだ分からない)続くことがある。 4. ワクチンの接種証明がないと海外に旅行できない。また、国内でも移動や訪問が規制される可能性がある。 以上の射つリスクと射たないリスクとを勘案して、ご自身での判断ということになりますね。 集団レベルで見ると、感染状況が長引けば長引くほどウイルスの変異が起こる可能性が高くなります。 変異により仮にワクチンが効かなくなった場合は、ロックダウンや自粛生活を「一からやり直し」というリスクがあります。 【追記】 そうそう、一番肝心なことを言い忘れました。 5. コロナに感染した場合、呼吸困難で死亡するリスクがあります。
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