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【松本大×ドミニク・チェン】所有からシェアへ。お金の幸福な使い方
ドミニク チェン早稲田大学文学学術院 准教授
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Vol.1 「はじめ」と「おわり」の時
Webでも考える人
ドミニク チェン早稲田大学文学学術院 准教授
遅れてしまいましたが、Newspicksでも告知をしてみます。 新潮社の「Webでも考える人」での新しい連載『未来を思い出すために』が始まりました。色々な意味で、これまでにない書き方と内容になりました。自分の人生を総括してみたら、期せずして家族の問題に立ち返り、いかに現代の情報社会が死生観について語り合う概念を欠いているかということ、そして自分自身も、娘が生まれた時に感じた自分の死の予祝、彼女の成長を見守るなかで感じる喜びと悲しさといった不思議な感情について、うまく語れる言葉を持っていないことに気が付きました。 だから、主観的な体験からはじめて、「個人」や「過去から未来」といった固定的な空間や線形の時間といった認知的な限界を超えるための言語⇆インタフェースのかたちを探していこうという想いを込めて、「未来を思い出すために」というタイトルにしました。ひとまずは「共話」と「継承」というキーワードという手がかり向けて書いていきます。 これはまた、大きな感銘を受けたテッド・チャンの『Story of Your Life』(あなたの人生の物語)を読むことで生まれた新たな謎でもあります。昨年リンツのアルス・エレクトロニカで参加したFuture Innovators Summitでチームメイトたちと人類の未来について議論した時に、「人間の感情は成熟できるのだろうか」という問いが盛り上がったことも、テクノロジーを人間の実存のレベルで捉える機運の高まりを感じさせられました。 連載のきっかけを頂いた新潮社の足立さんとは安田登さんの能のお稽古で一緒に『海人』を謡った仲間で、尊敬する安田さんや森田真生さんの本を手がけられた方です。松岡正剛さんとの『謎床』を面白く読んでくださって、「ドミニク自身のここ10年のうねりを書いてください!」と言って頂いたので一念発起して書いてみたところ、10年どころか自分の生い立ちから娘の未来までを含む範囲になってしまいました(笑)。 未来の娘に宛てた個人的な手紙のような文章ですが、さまざまな背景の人に読んで頂き、感想を教えて欲しいと願っています。よろしければぜひご笑覧ください!
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