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トヨタよ、どこへ行く? 現場からの提言by無意識インドネシアウォッチャー
大田中 秀一PT. EWINDO Advisor
「話ながっ!」
……おっしゃる通りです。しゃべっても書いても長いという苦情は、ここに限らずよく受けるので常々反省はしているのですが……精進します。
やっぱりそんな指摘を受けたかと思わず笑ってしまいました。
さて……
斎藤陽さんおっしゃる、日本の法規対応していないという点ですが、初代IMVまでは確かにそう言えたかもしれません。
しかし第2世代IMVでは、全席3点式シートベルト、デュアル+カーテンエアバッグ、ABS、VSC、ISO FIXチャイルドシートアンカー、LEDヘッドランプが標準あるいは装備されたグレードがありますので、その点では大丈夫かと思います。
私の現在の知識及び情報では、衝突安全ボディとディーゼルエンジンの排ガス規制の部分が未確認なのですが、その点でもしかしたらそのままでは規制をクリアできないかもしれませんね。
日本でもそのままで売れるんじゃないかと思っているのは、Kato Junさんや小室勝裕さんが仰るような、デザインや存在感も理由の一つです。
ただこれも、実は初代IMVの方がクルマとしてわかりやすいので、そっちの方がいいかなと思ったりもして、若干歯切れが悪いです。
藤田美羽さんが仰るようなことに私の意見は近いと思います。
サッカー広報戦略で「その国のトヨタ」へ
大田中 秀一PT. EWINDO Advisor
「へ~、トヨタがタイでサッカー広報をねぇ……知らなかったわぁ……」
「知ってたわよ!」
とは言いません。本当に知りませんでした。
ここインドネシアでもサッカーはみんな好き。
テレビ中継があるとテレビにかじりついていますし、街でサッカー選手に会ったら大騒ぎです。
ジャカルタのファンとバンドンのファンが高速出口で衝突なんていう事件も時々起こります。
日本人選手も何人かいて、薄給でがんばっている。
お金がないチームが多いので、給料の遅延や未払いはしょっちゅうでみなおなかを空かしているという話はよく聞きますね。
聞けば、試合に行くのも一苦労。
バンドンとスラウェシのチームがバンドンで試合する、という場合、スラウェシの選手はバスで空港まで4時間、そこから飛行機に乗って2時間なんてことは当たり前のようです。
こちらの道路環境やバスのシートのことを思うと、移動するだけでぐったりしてしまいそうです。
だから、こちらでもキジャンを移動用のクルマとしてチームに提供する、欧州でアウディがやっているみたいにトップ選手個人にフォーチュナーを貸与するというようなことをすれば、チームも選手も確実に喜ぶでしょうし、イメージも上がるでしょう。
まあ、トヨタにしてみれば、盤石な現状を考えればそんな必要はないと思うかもしれませんが、一種の利益還元、社会貢献と思ってやればいいかなとは思います。
それが、棚田社長の言う、20年先を見据えたブランド力強化につながるのでしょう。
航空安全度、あえて下位に注目。浮かび上がるインドネシアの事情
大田中 秀一PT. EWINDO Advisor
その下位の8社の航空会社のうち3社がLionグループというのが衝撃的というか当然というか。
累計なのか年間なのかを聞き漏らしましたが、世界の航空機事故の10%か15%がここインドネシアで起こっているといわれています。
私がきてからの3年間で、覚えているだけでもガルーダの滑走路オーバーラン数件、Lionの墜落を含む大事故2件、Air Asiaの墜落1件、空軍輸送機の墜落1件、イリアンでのリージョナルエアラインの墜落1件、つい先日のBatikのスリップ滑走路逸脱、戦闘機の墜落…
幸いにも、多くてけが人数人という程度の事故が多いため、ニュースもその他ニュースのような扱いです。
あまりにも日常的過ぎて麻痺していますが、さすがにLionが事故を起こした時だけは、「またLionか!」という見出しで過去の深刻な事故を紹介していますが。
Lionがデンパサール空港沖に墜落した事故は奇跡的に全員無事でしたが、Air Asia、戦闘機の墜落事故では全員死亡していますし、空軍輸送機の事故では、離陸直後に街中に墜落したこともあり地上にいた人たちも多数の犠牲者が出ました。
飛行機に乗る時に、機体の新しさを選択基準にする人がいると思いますが、そんな思いを木っ端微塵にしてくれるのがインドネシア航空機事故の特徴です。
ご存じの方も多いと思いますが、737やA320の最新型を大量発注することでも有名なこの国の航空会社が所有する平均機齢は新しい。
Garudaも4年以下にすることを目標にしています。
デンパサール空港沖に墜落したLionの機体は、新品受領後たった数週間でした。
事故以外にも、大幅遅延、突然の欠航、日ごろ穏やかなこちらの人たちがキレるほどの空港待合室での乗客の長時間放置も日常茶飯事です。
この国の空に関わることすべてに問題があると私は思っています。
航空管制の技術、パイロットのライセンス問題、各種許認可という国が関わる事柄、パイロット本人の問題などいろいろあります。
実は先週、バンドンからデンパサールを往復したのですが、Garudaより便が多く、航空券代も半額~3分の1のLionのチケット購入を悩みに悩んでやめました。
飛行機に乗るのが好きな私ですが、この国で国内線に乗る時は、乗ること自体をまず悩みます。
そしてキャリアを選ぶことは、冗談ではなく命を賭けた選択なのです。
ジャカルタ中心部で複数の爆発音=目撃者
大田中 秀一PT. EWINDO Advisor
続報。
不確かな情報ではありますが、爆発物は40か所にあり、複数の犯人がライフルを持って中心地から南に逃げており、一般住民にも銃撃を行っているとのこと。
爆発物自体は3m規模の小規模の物らしいですが、流れ弾が危険なので、外出は控えるようにとの連絡が各所に回っています。
確かに、付近に駐車中のクルマに流れ弾が当たった写真も出てきているので、危険だと思います。
昨年12月に、テロ準備中のアジトを警察が急襲して何人も逮捕したというニュースがあったことをいま思い出しました。思えば、そのころから何か不穏な動きがあったのかもしれません。
現地報道でも情報が錯綜して混乱しています。
主な目撃証言はこれまでのところざっとこのようなものです。
爆発音は計6回聞こえた。
現地近くの29階に事務所がある日系企業の駐在員によると、かなり大きな爆発音がして煙が上がったのが見えたとのこと。
ビルから出られない状態が続いてみな不安にパニック寸前だとも。
クルマが2台、時差をつけて交差点内の交番に近づき、車内から銃撃した。この銃撃で警察官1人が死亡、3人が重傷。巻き添えになった市民3人が死亡。
近くのビル内でも銃撃戦があった。
ここまでは事実に近そう。
混乱に拍車がかかっているのか、トルコ大使館とパキスタン大使館でも爆発があった、爆発の報を受けドイツ大使館内はパニックに陥ったなど、デマか?と思う情報も飛び交い始めた。
一方、ルピア下落が加速する、ただでさえ冷え込んでいる経済がさらに落ち込む、2輪、4輪の売り上げが落ちるなど、経済方面への影響を早くも懸念する声もあちこちから上がり始めた。
さて、これまでインドネシアで起こったテロ事件からすると、今回のはちょっと不思議な事件に見える。
つまり、過去の事件は、オーストラリア大使館、バリのオーストラリアからの観光客が多く集まるディスコ、西洋資本のホテルなどだったのに対して今回は、サリナというインドネシアの老舗デパート、サリ・パンパシフィック・ホテルの近くでどちらかというとインドネシア人と日本人が多い地域(日本大使館も至近距離にある)で起こったこと、交番が銃撃されるという事態。
このような点で、誰が何のために?と。ニュース番組のコメンテーター風に言うと、”犯人像と目的が見えてこない”
引き続き情報を集めます。
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