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トランスジェンダーの女性用トイレ使用 国の対応は違法 最高裁
NHKニュース
小倉 舜
まだ第一審判決にしか目を通せていませんが、女性としての服装をすることや乳がん検診を認め、名簿のジェンダーレス化にも取り組むなどした経済産業省の歩み寄りが認められず、敗訴という結果となったことは残念です。 確かに性別転換手術が不可逆的であり、侵襲性で、手術費が高額であり、性自認が人格権の一内容として尊重されるべきことは理解できます。しかし、女性職員から原告が女子トイレを使用することについての懸念があった以上、セクハラにならないよう、周囲の女性の納得を得てから女性トイレを使うよう指導した経産省側の対応は正しいように思います。 なお、地裁判決は国民の意識変化を判決の理由として挙げていますが、判決に多くの国民が不安を覚えていることは紛れもない事実です。 最高裁は新聞記者と弁護士の賛同しか受けられないような判決を出すべきではなかったと思います。 (当方素人ですので、本コメントの信頼性は担保できません。判決については専門家の意見をご参照ください。) ※追記 少なくとも一審判決は、ですが、①原告が長らく女性として生活してきたことや、②女性ホルモンの投与や服装によって(性転換手術は受けていないものの)外形的には女性であるということを判決理由として挙げており、いかにも「男性」という風体の方が女子トイレに侵入することを認める趣旨ではないと解せるため、本判決が性犯罪に悪用されるリスクは低いと思われます。
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