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「韓国人、中国人に完敗」オペラの本場で日本人が活躍できない根本的な理由 - 日本人に共通する「骨格」以外の原因
PRESIDENT Online:プレジデント社の総合情報サイト
武井 涼子グロービス経営大学院大学/二期会 准教授/声楽家
知識のない人が書かないほうが良いですね。彼はお友達ですし、体制などの問題は確かにありますのでご指摘くださるのはありがたいですが、海外の歌劇場と一緒に働いている方でも研究者でもない方が言うことはずれていますね。体制の問題にしても、たしかにあるけれど、いや…そうじゃなくて…誤った認識で記事を発信されるのは遺憾に感じます。そもそも、日本人留学生の特徴が書かれていますが韓国人も一緒です。韓国や中国は日本人の100倍ぐらい留学していますから目立つのは利の当然です。 ちなみに世界で活躍している人も沢山います。香原さんが取り上げている歌手はイタリア国内で活躍している若い歌手です。ただ、ヨーロッパ各国とアメリカでも評価されて初めて世界のオペラ歌手ですね。 今日本では欧米で世界最高のメゾソプラノの一人と言われる藤村実穂子さんを取り上げないには許されないでしょう。スカラ座、ロンドンのロイヤルオペラハウス、メトロポリタン・オペラで定期的に出演し、ウィーンフィルやベルリンフィルを初め世界的な管弦楽団とも定期的に共演しています。 ネトレプコの代役として世界的に注目を浴びた中村恵理さん、最近は日本にいますがメトで夜の女王を歌いスイスの歌劇場からヨーロッパで長く活躍していた森谷真理さんもいます。 若手ではジュリアード音楽院を主席で卒業、シカゴ・リリック・オペラに所属し、ベルリン国際音楽コンクールで金賞、いよいよヒューストン・グランド・オペラでもデビューする大西宇宙さんも注目ですね。 世界のオペラのサークルはとても小さい。その情報を得られている日本人はほんの少ししかいない。その次に各国のサークルがあり…それから…という感じです。私は博士の研究対象がアメリカの歌劇場で、業界の知り合いも多いですし、ピーター・ゲルプ氏からもミーティングを依頼いただいたりしているので、多少は自分がいかに部外者かの距離感がわかるけれど… 日本もフェリスの音楽学部はじめいくつか教える立場で関わってもいますので、そうじゃないよね…と思いますよ。 脇園彩さんも素晴らしいし、彼女が18才の時に二重唱を一緒に歌って学んだことは私の幸せすぎる思い出です。彼女も、もちろん、韓国だろうと中国だろうと、どの歌手もそれぞれの場所で頑張って世界に良い芸術を届けようと頑張っているわけで…国同士の戦いみたいなのとは違うと思うんですよ。
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ショパンコンクール、反田恭平さんが2位 小林愛実さんは4位
毎日新聞
武井 涼子グロービス経営大学院大学/二期会 准教授/声楽家
素晴らしい一か月でした。日本人は今回たくさんの方2次予選、3次予選、ファイナルと勝ち進み、しかも動画で演奏が見られるので一か月とても楽しみました。 日本人が2位を取ったのは内田光子さん以来ということですし本当に快挙! アジアという観点では、今年は中国の方が振るいませんでしたねー。私が素敵だと思っていた方は決勝があまり良くなくて5位でした。やはり自分の思うように弾けるソロとオーケストラと指揮者がいるコンチェルトは違いますね… 出ている方は生きた心地がしていなかったと思いますが、聴いている方は命のかかった演奏を聴く幸せを味わえるのがコンクールの良いところではないでしょうか?同じ曲が選ばれることも多いですから、弾き手による差を心から楽しめて幸せでした。 私はピアノについてはプロではないのであくまでも自分勝手に聴いているだけですが、改めてフォルテを綺麗に出すのは歌でもピアノでも本当に難しいものだと思いました。ピアノを響かせて鳴らすことが出来ているピアニストさんの豊かな美しいフォルテの音は聴いていて幸せな気分に。一方でフォルテに対して小さな音の「ピアノ」は流行りの音があると思うのですが、それをやっている人がたくさんいると思いまして、「やっぱり流行ってんだなぁ」と思いながら聞いていました。 しかしピアノは、推進力もメロディーも一人で作っていくすごい楽器だと思います。単旋律担当の楽器からするとそれだけで尊敬してしまいます!
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「ラーメン評論家」の炎上にみる 評論せずにはいられない人びとの心理 - 御田寺圭
BLOGOS - 最新記事
武井 涼子グロービス経営大学院大学/二期会 准教授/声楽家
どの世界にも評論家はいるが、私は評論していいのはそれに命をかけている人だけだと思う。 作る側は命をかけてその創作を行なっているのだから、評論にも同様に命をかけていただきたい。そうすれば命をかけて作っている人への敬意も自ずから生まれると思う。作り出せないけれど、評はできると言うのであるなら、創造できる人への命をかけた敬意が必要だ。真摯に創ると言う行為についても学んで、その難しさをよく理解した上で覚悟を持って評論していただきたい。 そこまでして評論してくださる方には私も本当に真摯に耳が傾けられる。 最近はネットで誰でも手軽に発信できてしまうし、日本ではどの分野も素人でも評論家を名乗れてしまう。新聞の記者さんのように、そのことをよく突き詰めているからではなく、文章が上手いし長く担当しているから評論する人がプロだと思われてしまっている。そういうのは評論家ではないんだけど。 私がとても素敵だなぁと思っている日本人の音楽の評論家の方は今のところ一人しかいない。良いところ、足りない所をよく分かった上で色々書かれていて、なによりも音楽を作る人への限りない愛があふれているのが素敵だ。日本には住んでいないけれど。
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全日本合唱コンクール全国大会、録音での参加認める 会場で音源再生
朝日新聞デジタル
武井 涼子グロービス経営大学院大学/二期会 准教授/声楽家
世界のオペラ歌手業界でも、最初はYoutubeが目に止まって歌劇場にオーディションによばれた。と言った話も出てきています。まぁ男声が多いですけど…とはいえ、古くから「まずは録音聴いてみてよ」と言うことは行われてきました。 録音では声の色、音程の正確性、表現力の一部はわかります。しかし、リアルでその人の声がどれくらい響くか、結果として声量がどれくらいかは録音では全然わからない。音量は調整出来るし、捨てられている音や撮れない音も多く、それらがその人ならではの特別な響きを構成しているので。 カラスを生で聴いたら全然違う声なんだろうなと思うことはよくあります。録音で聴くと申し訳ないけれどちょっと変な声だもん。でもこの声は多分響きがすごいんだろうな…生で聴いたら物凄いだろうな…というように聞こえる声です。 ゲオルギューを生で聴いた時に、CDやDVDとのあまりの声の違い…素晴らしい響きで、彼女が歌い始めると劇場中に星が降っているようだった…に衝撃を受けたことは忘れられません。同じように色々な人からノーマンがどんなに特別だったかという話も伺います。コンサート会場全体がフワッと持ち上がるような圧倒的な響きと声量だったそう。聴いてみたかった… とはいえそれら圧倒的に差が出るのは主には女声の話。男声と合唱コンクールのような方向性の合唱は、録音でもかなりのことがわかると思います。それに先生たちは録音でわからない部分もきっとリアルだとこうだろうと補って聴ける能力もあるでしょう。ただ、録音は加工されたらわからないことも出てくるのでどんな録音規定かが大事ですね! もっとも逆のパターンも見たことがないわけではありません。オンラインレッスンで、全く響かないけれどマイク乗りだけは良くて音程が正確な人がとても褒められているのを見たことがあります。リアルで聴かれたらたくさん指導が受けられるだろうにな〜勿体ない…と思って見ていたものです。
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NORMAL