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ワグネル恨み深く、プーチン氏の権力構造に亀裂
The Wall Street Journal
菅原 出国際政治アナリスト 危機管理コンサルタント
ウクライナ東部の都市バフムトをロシア民間軍事会社ワグネルが制圧した後、同社の創設者プリゴジン氏は、ロシア正規軍に同市のコントロールを引き継いで撤収したことを明らかにしています。  ロシア軍のショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長は、ワグネルを「捨て駒」にする作戦だったと思われますが、ワグネルとプリゴジンは生き残り、多大な犠牲を払いながらもミッションを達成して、ショイグとゲラシモフを糾弾しています。彼らの「気まぐれのせいで、想定される水準の5倍もの戦闘員を失った。彼らは自らの行為の責任を問われるべきだ。ロシアではこれを犯罪と呼ぶ」とプリゴジンはロシア軍幹部を犯罪者呼ばわりしたうえで、ワグネル社がこのバフムトの戦闘で2万人の戦闘員を失ったことを明らかにしています。  「歯に衣着せぬ発言」とはまさにこのことだと思わざるを得ません。ウクライナによる反撃が本格化する前にプリゴジンは「あとは宜しく」とばかり、ロシア正規軍にバフムトを引き渡して去っていったわけです。  ワグネル抜きで、ロシア正規軍がウクライナの猛反撃からバフムトを守れるのか、興味深い展開になってきました。
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The Wall Street Journal
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