古田 雄大

1位2位が食料、エネルギーの安全保障の分野というのは危機的。 あまり知られてないが農地には大雨や洪水時の貯留や、土地を海外資本から守る役割を果たしている。日本の農業は先進国の中でも保護されていない分野である。今は集約化に進んでいるが地方では担い手がまだまだ足りず、このまま10年の間に団塊ジュニア世代が主戦力ではなくなり、耕作放棄地はこれまでにないペースで増えるだろう。 また酪農分野では赤字でも生産しろの号令。億単位の借金を抱えたまま牛乳を絞る農家もある状況。 なぜそうなるのか。農作物の価格は供給量が多ければ下がり、供給量が減れば輸入量が増えてほぼ変わらない。無くなれば飢えるので輸入しても量は確保しなければならないからだ。そして保護されている国の農産物は当然安い。さらにまた海外では日本ほど野菜の見た目を重視しないし、米に関してはインディカ米が主流。ジャポニカ米は寿司など和食用のような限られた需要しかない。 私の個人的な意見としては、農地の保護と輸出は国のバックアップが必要だと考えます。 だがそもそも農水省への予算振り分けが少ない。個人的には子会社を作って儲けている特殊法人を民営化して、予算を回してはどうかと思う。