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中国経済の「日本化」が、日本にもたらす大打撃
藤井 拓アジャイルアドバイザー、トレーナー、研究者、翻訳者
この記事では、中国経済の現在の状況が、以下の点で過去の日本の凋落が起きた状況に似ている(「日本化」)と指摘している。
1)人口の変化などから、潜在成長率の低下
2)当局が不動産市場の調整を正常化と捉え、一定程度容認する姿勢であること
3)アメリカとの間の貿易摩擦
これらの類似性については、うなずける。
しかし、これらに対して理想的ではないにしても、日本は過去2)、3)に対して政治主導でなんとか解決してきたと思うが、中国の現状の体制で同様なことをより良く実施できるのだろうか?
3)については中国が覇権主義を止められるかどうか次第だろうが、その道筋は今のところ見えない。
その一方で、この記事では言及していないが、新ビジネスの成長促進や既得権益を無くしていくことがうまくいかなかった点も「日本化」の特徴の1つではないかと個人的に思うが、その点において中国はどうなるのか興味深い。
トヨタ 国内14工場で今夜までに稼働再開 原因調査進める
藤井 拓アジャイルアドバイザー、トレーナー、研究者、翻訳者
障害の範囲が発注システムと限定的なこと、障害からの復旧が早そうなことから、Takai Kenichiさんが挙げている「単一点障害」の可能性―例えばDBやハードウェア等―の障害が高いのではないかと思います。
ランサムウェアであれば、障害が広がったり、障害からの復旧にもっと時間がかかる(例えば、感染していないまっさらな環境でシステムをバックアップから復旧する)ような気がします。
また、代替システムで迅速に復旧するということは、システム自身のソフトウェアの欠陥が原因ではない可能性が高いのではないでしょうか。
あと、基幹系のシステムであれば、「単一点障害」に備えて代替システム等を準備するのは当たり前だと思いますが、代替システムへの切り替えを迅速に行えているならば、それは素晴らしいことだと思います。
高齢者の53%、就職できず リクルート調査、企業及び腰
藤井 拓アジャイルアドバイザー、トレーナー、研究者、翻訳者
私は、現在64歳でIT分野から社会福祉分野に移行しようと、昨年から社会福祉分野(介護ではなく、障害者向けの福祉です)の勉強の傍ら、個人事業を営んでいます。現在、社会福祉分野の勉強がある程度区切りがついてきたので、先月末から就活をしています。
今月、雇用の年齢の上限がなく、週3、4日のパートタイムでの求人がある社会福祉法人様をいくつか訪問させて頂きました(時給はどこも安いです)が、どこの法人様も採用に前向きでした。また、実際に男性で70歳代の方が活躍されている例もあることをお聞きしました。また、障害者に対する制限をなくし、楽しく生活を送れることを支援するために、(体力等を求めるのではなく)クリエイティブに仕事をすることが求められていました。
今まで仕事をしてきた分野や時給に拘らなかったら、高齢者にとってやりがいがある仕事は多いのではないかと思います。
私は、来年2月に社会福祉関係の資格試験を受験後に、社会福祉分野で就職するつもりです。
岸田総理「日本はデジタル後進国」 マイナ保険証への理解を求める会見、何を語ったか【全文】
藤井 拓アジャイルアドバイザー、トレーナー、研究者、翻訳者
よく分からないが、そもそも「デジタル後進国」という極めてあいまい、かつ大雑把な表現を前面に出すところがイマイチだと思う。本当に「デジタル」と言いたいならば、ユーザー価値の仮説を明確にし、そのユーザー価値の仮説の妥当性を検証していくのが筋かなと私は思います。
また、ユーザー価値の仮説の妥当性が裏付けられたとしても、それを実現するためのコスト等々を勘案して正味の価値が本当にあるかを確かめていくべきではないでしょうか。
「デジタル後進国」という言葉が、このような仮説検証的な考え方が受け入れられていないことを意味するならば、少し納得できますが、そうであれば国民に「デジタルには、試行錯誤がつきものです。だから、仮説検証を一緒にどんどん進めて、当初の予想から外れることもあるでしょうが、そこからの学びを活かしていきましょう。」と呼びかけるべきだと思います。
「異次元の少子化対策は少子化を加速させる」 橘玲が明かす少子化の“真の原因”
藤井 拓アジャイルアドバイザー、トレーナー、研究者、翻訳者
「高齢者が多すぎるから、少子化対策が進まない。政治家は高齢者の負担を増すような政策を避ける」と論じている他の記事に対しても同様なコメントをしたが、問題は高齢者の年金や福祉、そしてその負担の問題と、シングルマザーへの支援を含む子育て支援を含めて、今後進むべき将来像をより全体的に示せていないことにも起因していると思う。全体像が示されないから、個別の損得の話に帰着しがちなのではないかと思います。
そろそろ、全体的な議論をすべき時期に来ていると思います。厚生労働省では議論しているのかもしれませんが。
ただ、将来像を考えるためにその中心となる若い人たちの発言力を増すべきだということには賛成です。
あと、この記事で言う高齢者って何歳の人のイメージなのでしょうね?60歳代、70歳代、80歳代でも事情が異なると思いますが。
英エコノミスト誌、日本経済は高齢化で「頭脳停止」がすでに始まり、少子化対策も「政府は無力」と結論
藤井 拓アジャイルアドバイザー、トレーナー、研究者、翻訳者
高齢化と少子化を一緒くたに議論しているような気がしますがそれは正しいのでしょうか。例えば、北欧諸国は高齢化ではかつて日本を先行していた時期があったと思いますが、北欧諸国では日本ほど少子化が進まなかったと思いますし、イノベーションを生む力が低下していないのではないでしょうか。あと、北欧諸国は、学校教育の在り方も知識中心から思考能力を育む方向に変えていったのではないかと思いますが、そのような教育の在り方もイノベーションを生む力に影響するのではないでしょうか。
ただ、日本で企業も含めていろんな分野で権限が年配者に集中していることはイノベーションを生む力の低下に影響していると思います。
求められることは、子供を持ちたいと思わない社会の状況を変えていくことと、権限を若い人にもっと委ねることではないでしょうか。
追記:投稿後、さらに考えたら「高齢化」という言葉の意味がそんなに単純なものではないことも問題の一端かなと思いました。「高齢化」がどのような影響を及ぼすかは、企業も含めて社会のあり方次第では無いかと思いました。
平均年収は500万円「日本の60代」意外なリアル
地域コミュニティを成功させるのは、「代表」ではない影のキーパーソン
藤井 拓アジャイルアドバイザー、トレーナー、研究者、翻訳者
地域コミュニティを成功させるためには、「キーパーソンを中心にするのではなく、キーパーソンが活きる場をつくるのがポイント。」という発言が面白く、共感を覚えました。推進力があるリーダー(代表)だけではなく、そのリーダーの相談に乗り、場を作ることを支援する複数の中核的なメンバー(キーパーソン)がいることも大事ということだと理解しました。
私は、年寄りですが、10年ほど前にIT系コミュニティーを立ち上げる時に同様のアドバイスを貰い、それで確かに活動がそこそこ盛り上がりました。
ただ、おそらく最初に掲げた夢(ビジョン)やリーダーの人柄が魅力的だからこそ、そのようなキーパーソン達も一緒に活動しようと思ったのではないかとも思います。
日本経済がドイツ・韓国に完敗した理由、分岐点となる「90年代」に何を間違えた?
藤井 拓アジャイルアドバイザー、トレーナー、研究者、翻訳者
この記事に書いてあるように、「日本の世界市場における輸出シェアは90年代を境に急低下したが、最大の理由はビジネスのIT化という潮流の変化を見誤ったからである。」が日本のビジネス競争力の低下を招いたという意見には賛成である。
日本の企業で、90年代以降もハードウェア中心の品質や低コストでなんとかしのげると考えて、IT(ソフトウェア)は必要悪、本業ではないと考えた企業が多かったと思います。結局、経営者を始めとして過去の成功体験を捨てて、世界の変化を真摯に見る姿勢が不足していたのだと思います。ただ、その状態が現在どこまで変化しつつあるのかがとても気になります。
追記:IT(ソフトウェア)は必要悪、本業ではないと考えた企業がコスト等を重視して情報系子会社を設立したり、ソフトウェア開発を外部委託することが日本で広がったことが、それらの企業のIT(ソフトウェア)に対する理解や能力を低下させた。そのようなスキームを変えるか、そのようなやり方に染まっていないベンチャー企業を育てないと、なかなか現状は変わらないような気がします。
60代になると転職も起業もできない「会社に残るか辞めるか」を見極めるために今すぐ書き出したいリスト
藤井 拓アジャイルアドバイザー、トレーナー、研究者、翻訳者
これからも可能な限り、興味がある分野でそこそこ働き続けたいと考えて、昨年再雇用を止めて、個人事業の傍ら社会福祉の勉強を行っている立場からすると、60歳以降の働き方を考えるための基礎知識としてはよくまとまっていると思います。
私の場合、大雑把な業務内容と勤務日数だけに基づく再雇用契約に居心地の悪さを感じたのが再雇用を止めようと思ったそもそものきっかけでしたが、その後ある新聞記事を読んで30歳頃に転職を考えていた社会福祉分野での仕事の可能性に気づいて再雇用後の生き方が自分なりにはっきりしました。
私は、社会福祉の勉強のために、この記事で紹介されている「専門実践教育訓練」の申し込みを退職後に進めようとしたのですが、給付条件を満たせなかった(*)ので、給付を受けられませんでした。新たな分野を勉強する方は、「専門実践教育訓練」等の制度を事前にしっかり理解することをお薦めします。
また、自分の経験から60歳以降の働き方を模索するために副業は有効だと思います。
*:学校が始まった以降は、「専門実践教育訓練」の申請の資格を失うので、給付を受けられなくなります。
40代のうちに「個人で1万円稼ぐ」経験が、定年後でも稼げる力につながる
藤井 拓アジャイルアドバイザー、トレーナー、研究者、翻訳者
定年後、再雇用後、個人事業主の私にとっても、非常に興味深い記事でした。特に興味深かったのは、CtoBとCtoCの組み合わせという考え方と、プライシングの話です。
CtoBとCtoCは、フリーランスと企業、個人との取引を各々意味します。これら2つの取引のバランスを取ることの重要性を強調されている点が興味深かいと思いました。私自身はCtoBに偏っており、CtoCを増やす方策を考えることが課題かもしれないと認識できました。
プライシングに対するアドバイスは、それほど目新しいものではありませんが、プライシングについて自分なりのはっきりとした方針を持つ重要性を改めて認識できました。
奈良をスモールビジネスの町に!中川政七商店が県と進める「さらば大仏商売」
藤井 拓アジャイルアドバイザー、トレーナー、研究者、翻訳者
奈良に住み始めて30年余り。奈良の弱点は確かに大仏商法に象徴されるような危機感の無さや保守性なのかもしれません。また、かつての私もそうだったのですが、大阪や京都などの会社勤めをしている人が多く、起業するまでの思い切りや地元での貢献に手が回らないということもあると思います。
この記事に記されているように「奈良のコアコンピタンスは質素で精神的な落ち着きや文化的奥深さ。創造性や文化にかかわるビジネスや研究等、深く考えクリエイトしたりすることに向いている。奈良の地域性を生かした企業支援をしていきたい」という可能性は確かにあると思うので、ぜひ成功を積み重ねてほしいです。
「個の時代」にあえて精神的つながりを重視…トヨタ副社長が肩書を"おやじ"に変えた深い理由
藤井 拓アジャイルアドバイザー、トレーナー、研究者、翻訳者
Googleの実験の結果「過去にGoogleでは、マネージャー職を廃止し、管理職のいない組織がこれまで通りに機能するかどうかを実験しています。結論からいうと、この試みは失敗に終わり、組織にとってマネージャーが極めて重要な存在であることがわかりました。チームメンバーを温かく精神的に支えるマネージャーの存在が、仕事の成果に直結していたのです。」が興味深い。
米国でも「チームメンバーを温かく精神的に支えるマネージャー」が多いと思うが、大企業の役員レベルで現場との人たちとの対等な交流を大切にする人はあまりいないのではないかと思う。日本でも、トヨタ自動車ならではのことかもしれませんね。

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