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大量解雇をはじめた巨大テック企業。そのなかでマイクロソフトの「強さ」が興味深い理由
小川 幹雄DataRobot, Inc ディレクター兼リードデータサイエンティスト
褒め言葉として後出しジャンケンに定評のあるMicrosoft の自力だなと。
初期はGAFAと言われ、Microsoft が外されてる表現を見るたびに、メディアはエンタープライズ向け企業を軽くみすぎてるなと。今までもデータベース、タブレット、クラウドと後出しで市場に製品を投入して成功したものが多いのはMicrosoft。もちろん成功しなかったプロダクトもあるが、長い歴史の中複数の時代でメインを張れるクラスのプロダクトを作り続けているのはすごい。大きなポイントは彼らが諦めるまでの期間もある。
Googleは突然サービスをやめてしまうし、ベータはリリースするとも限らない。到底エンタープライズレベルで重要なシステムは任せられない。Amazonはエンタープライズ向けにクラウドを提供している。そんなAWSも初期は素晴らしかったが、ここ数年進化していないプロダクトが目立つ。グラフデータベースやCICDツールなどここ最近はリリース後はアップデートがほとんどないものも多い。結局最初のコンピューティングとストレージ最強から脱皮できていない。
AppleやMetaはエンタープライズ向け企業ではないので、水物なのは仕方がない。
Microsoft はエンタープライズ企業で時代と共に売りを変えて成功している数少ないITジャイアント。今回のように横並びでのレイオフは発表されていないが、上手くいかない部門は丸ごと削除するコンポーネントカットは景気が良くても悪くてもやっているので、ある種健全な事業体制もGAFAMを凌駕しているポイントだと思われる。
そんなMicrosoft もナディラCEOになる前のパルマーCEO時代は散々だった時期もあるのでトップの代替わりの難しさとトップは重要なんだろうなと。Google、Amazon、Metaはそこも乗り越えないといけない大きな壁だろう。
セラノス創業者のエリザベス・ホームズに、禁固11年超の有罪判決
日本を破滅させかねない経団連の「WEB3」戦略
小川 幹雄DataRobot, Inc ディレクター兼リードデータサイエンティスト
国の選ぶ有識者が肩書きばかりで実務経験がない人を取り入れすぎているのも問題。国がオープンを目指した結果なのか、露出重視な知名度があるだけで実務経験のない専門家を有識者として入れすぎている。
何よりも経産省の大臣官房Web3.0政策推進室という名前を見た瞬間ダメだろうなと。Web3.0と言ったらWWW産みの親と言ってもいいTim Berners-Leeが提唱したセマンティックウェブを活用したWeb技術を指すものであり、その後にブロックチェーン技術を核とした分散エコシステムWeb3はあえて表記を変えている。犬も歩けば棒に当たるのように誤用が定着する可能性もあるが、そんな不確定な状態に政府がギャンブルするとは思えないので単なる誤用だろう。まだ「Web3.0とも呼ぶ」くらいの注釈ならわかるが、推進室の名前そのものにWeb3.0はない。この問題に誰もが突っ込まなかった時点で微妙なメンバーではないだろうか。
AmazonのジャシーCEO、大規模リストラは2023年も続くと説明
小川 幹雄DataRobot, Inc ディレクター兼リードデータサイエンティスト
企業は成長し続けないと市場からプレッシャーを受けることへの対応の難しさとも感じる。
プラットフォームビジネスはうまく回れば高収益が少人数で見込めるビジネスモデルではあるが、そのプラットフォームのニーズがそのままの状態で永遠増えることはない。新しいサービスをつけたり、企業を買収していくわけだが、すぐに高利益が出るサービスを既存のサービスや顧客を守りながら行うのは難しい。
これまでは赤字だろうが売り上げを上げ続ければ投資家や市場が許していたのが、利益をしっかりと見ていくという時に一気に状況が悪化した印象。
ビッグテックカンパニーはサービスの品質やメンバーの質が落ち目でも急に株価は落ちずラグありで落ちることが多い。今回は市場の影響もあるにはあるが、再浮上は想像よりも長くかかるかもしれない。
GAFAMらが直面する社会問題の数々、ソフトウェア・SNS・検索ビジネスの評価にどう影響?
小川 幹雄DataRobot, Inc ディレクター兼リードデータサイエンティスト
クラウドコンピューティングにおけるCO2排出量の負担をGAFAMにだけ負わせるのは流石に乱暴に思える。
AWSやAzureを自社データセンターの代わりに使っているところはその分のCO2排出量を削減と定義できており、集約型によって全体がバラバラなデータセンターを持つよりもはるかに効率的になっているはずである。
各企業がクラウドを利用している分はちゃんとCO2排出量として計上しないと各企業は負債を一社に押し付けてKPIを達成した気になってしまう。結果としてクラウド企業の全体的な値上げとなり、利用者に返ってくることはしょうがないことである。
例えば日本ではTwitterユーザーが世界的に見ても多いが、国別CO2排出で仮にTwitterが大きいとなってさらにそのサーバがUSで動いている時に必要以上にUS側でカウントされるのは企業も政府も共に不公平ということになるだろう。この例の場合、サービスを利用している日本人が最もCO2を無邪気に排出している根源ということを忘れてはならない。
悪く言えば、世界的プラットフォーマー企業を持たない日本は多くの場合にフリーライダーであり、外国プラットフォーマーへの避難は自分達に返ってくる可能性があることを忘れてはいけない。
米アマゾン、週内にも約1万人削減 「アレクサ」部門など=関係筋
小川 幹雄DataRobot, Inc ディレクター兼リードデータサイエンティスト
思った以上にビッグデータへの過度な期待への終焉がはっきりと結果として出たものと思える。
アレクサがAPI利用料などで十分にマネタイズできていれば問題なかったが、ある種アマゾンへのロックインやリコメンド精度を上げるという要素が大きいデバイスだったと思う。
ただこれまでのアマゾンの購買データ、Amazon Payによる他のECサイトでの購買データも取れている中でアレクサデータがどこまでシナジーを産むかというと疑問だった。これだけの情報でいろいろ解る!とデータ活用の驚きや恐ろしさが取り上げられることの方が多いが、意外にビッグデータって精度面では費用対効果を満たすことは少ないことをもう少し多くの人に理解してほしい。
Kindleのように端末の上で継続的にマネタイズできる仕組みがないと長期的なビジネスとしては厳しいのだろう。
大量の「有害な投稿」を15人だけで管理することになったツイッターで起きている問題
小川 幹雄DataRobot, Inc ディレクター兼リードデータサイエンティスト
コンテンツ・モデレーションはすごく重要である。
ただ数百人が15人になったと言って驚くかと言われると、Twitterの規模で人の目なんてものは数百人だろうが到底足りるはずがない。
大部分をシステム化し、目の部分も本社職員のような高級取りが行うかと言われると甚だ疑問である。この規模になれば変に人の目が入る方が不公平感が出るので、止めるのはシステムでそこから申請が上がって解除する側に人などの方が正しい動きをする。結果としてTwitterが今以上に荒れるかどうかは、今今このバタバタ劇から愉快犯が試してみるなどの影響は大きいだろうが、システム悪化の原因で無法になっているわけではないだろう。
14日からタクシー初乗り500円に値上げ 東京23区などで約15年ぶり
Apple、Googleへの人材流出で検索機能開発でさらなる遅れ
小川 幹雄DataRobot, Inc ディレクター兼リードデータサイエンティスト
優秀な人材獲得の難しさとも思う。Googleから出たメンバーがGoogleをまた出る可能性は将来的には固いが、市場が冷え切っている今はしばらくGoogleで落ち着くだろう。
一定のレベルの人材になると給与がいいからそっちにいくというだけでは成り立たない。オファーがあっても自社にそれを持ち込めば給与アップにつながるし、いらない人材と思われれば手ばされるだけ。手放された人材を掴んだ側は無駄に高い金額で引き抜いたことになりかねない。
検索エンジンのようなアカデミック分野にも近い技術にレベルのものであれば、一緒に働くチーム、その部署の会社での地位など総合的な判断で働く場所は選ばれるだろう。特に会社でのその部署の地位は予算などにも関わってくるので、重要と思っている。こと検索に関してはGoogleとAppleとではどちらが優遇しているかは自明だろう。
競合の1番の強みを追い抜くは難しく、検索エンジンではGoogle、ただしUI/UXでは今度はApple側に人が流れるだろう。

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