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日鉄の買収、素晴らしい結果に 米鉄鋼大手USスチールCEO
北川 文子NewsPicks 編集部 記者
日本製鉄のUSスチール買収に、各方面からの意見表明が続いています。
通常、労組と会社の交渉は非公開で進み、結果が出た時点で公表されることが多いと聞きます。けれども、USWと日本製鉄の交渉は、労組が意見表明をし、日本製鉄がリリースを出すなど表に出る機会が多いです。
歴史が長く、成熟産業の労組の政治力は強力です。米大統領選に絡むとあって、USWはメディアを使った戦いを仕掛けているようです。
USスチールもこうした動きに対抗する形で、CEOが従業員へのメッセージを出しています。
12日には、日本製鉄の買収を決議する株主総会があります。大株主は賛成を表明。また、米自動車業界団体が(買収の対抗馬である)クリーブランド・クリフスによる買収に懸念を表明しています。
労組と会社の交渉は、あって当然のことです。政治や特定の利害関係者の思惑に左右されず、USスチールの従業員にとって最良の決断がされることを願います。
「日本製鉄新社長が語る2兆円買収の「勝算」」(NewsPicks編集部、2024/04/01)
https://newspicks.com/news/9774181
日本製鉄新社長が語る2兆円買収の「勝算」
北川 文子NewsPicks 編集部 記者
2兆円買収が米大統領選で揺れる日本製鉄の新社長に、脱炭素の「大本命」といえる今井副社長が就任しました。
USスチールの買収は厳しい状況に追い込まれているように見えますが、米国に詳しい専門家に話を聞くと、ペンシルベニア州や一部経済紙で取り上げられる程度で、全国民が注目するような事案ではないそうです。また日本製鉄以外に有力な買収候補があるかというと、そうとも言えません。クリーブランド・クリフスは買収金額が低く、仮に買収が成立しても独占禁止法に触れる可能性が高いとされています。他の外資を考えても、安全保障や技術力の観点から日本製鉄が最良の買収先との見方が多いです。実際にどうなるか、注視しなければいけませんが、関係者の取材では、日本製鉄はやるべきことをやっているとの評価でした。
そうした中、新たに日本製鉄の社長に就任した今井氏の最大の任務は「脱炭素」対応です。ただ、脱炭素ビジネスは技術開発もこれからです。脱炭素の製造法は高コストになるため、その費用を誰が負担するのかという問題も解決できていません。電炉への投資は巨額です。投資回収の目途が立たなければ投資の決断はできません。現実的な解をどこに求めるか。今後の投資の行方も気になります。
【直撃】ニトリが「暮らしの何でも屋」で追うアマゾンの背中
北川 文子NewsPicks 編集部 記者
ニトリは製造から販売、物流、システム開発、広告まで、内製化を進めて高い利益率を確保しています。今回、ニトリホールディングスCIOの武井直氏にマーケットプレイス参入の狙いを聞きました。マーケットプレイスでも内製化してきたインフラが強みになるようです。
ニトリホールディングスの白井俊之社長はニトリの物流網を構築してきた立役者ですし、今回取材をした武井氏も店長から情報システム、物流、グローバルサプライチェーンまで幅広い業務を経験してきた人物です。ニトリの強さは、業界や事業を知り尽くした経営陣が、個別最適ではなく全体最適の仕組みをつくってきたところにあるのだと感じました。
現在進めているEC刷新はアプリやECだけでなく、業務の効率化にも寄与しそうなので、そちらの動向にも注目しています。
脳科学、トレンドで解き明かす「アナログ人気」の秘密
北川 文子NewsPicks 編集部 記者
嬉しいことや悲しいこと、スマートフォンを操作しているときも、いろいろな感情があるはずです。それなのに、どうしてみな無表情にスマホをいじっているのだろう? そんな疑問を抱いていました(そういうわたしも無表情なのですが…)。昔の人はもっと表情豊かだったような気がして、現代人の表情の乏しさはデジタル化の影響なのかと考えたりしていました。
ところで、今回は、なぜ今アナログ製品が人気なのか。トレンドに詳しいSHIBUYA109 Lab.の長田さん、そして脳科学の視点からNTTデータ経営研究所の茨木さんにお話を聞きました。
デジタルは受け身でアナログは主体的、スマホがあると頭が悪くなる、など興味深いテーマがたくさん出てきました。デジタル社会で自分はどう変わったのか、インタビューを通じて振り返ってみるのも面白いかもしれません。
【超高収益】富士フイルムの「チェキ」が若者の心を掴む理由
北川 文子NewsPicks 編集部 記者
チェキの人気は知っていましたが、売上高が3兆円近い富士フイルムホールディングスの収益を支える事業になっているとは知りませんでした。しかも、写真フィルムは消滅危機に直面した事業です。どうやって危機を乗り越え、高収益事業になったのか知りたくなり、取材をしました。
アナログのインスタントカメラからはじまり、近年はデジタル機能を搭載した「コミュニケーションツール」として成長を続けています。最新機種は、チェキの象徴だったプリンターを取ってしまい、「目玉おやじ」のようなかわいらしいフォルムの小型カメラに進化しています。チェキの課題だった「大きさ」を克服し、新しい写真の楽しみ方を提案する製品です。
これまで消費者向けの商品として成長してきたINSTAXですが、今後はQR機能を活用した店舗の販促やスポーツチームとファンの交流など、事業者向けの展開も進めていきます。
チェキ再生物語には、強いブランドづくりのヒントがたくさんあると感じました。
NORMAL
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