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【直撃】ニトリが「暮らしの何でも屋」で追うアマゾンの背中
北川 文子NewsPicks 編集部 記者
ニトリは製造から販売、物流、システム開発、広告まで、内製化を進めて高い利益率を確保しています。今回、ニトリホールディングスCIOの武井直氏にマーケットプレイス参入の狙いを聞きました。マーケットプレイスでも内製化してきたインフラが強みになるようです。
ニトリホールディングスの白井俊之社長はニトリの物流網を構築してきた立役者ですし、今回取材をした武井氏も店長から情報システム、物流、グローバルサプライチェーンまで幅広い業務を経験してきた人物です。ニトリの強さは、業界や事業を知り尽くした経営陣が、個別最適ではなく全体最適の仕組みをつくってきたところにあるのだと感じました。
現在進めているEC刷新はアプリやECだけでなく、業務の効率化にも寄与しそうなので、そちらの動向にも注目しています。
脳科学、トレンドで解き明かす「アナログ人気」の秘密
北川 文子NewsPicks 編集部 記者
嬉しいことや悲しいこと、スマートフォンを操作しているときも、いろいろな感情があるはずです。それなのに、どうしてみな無表情にスマホをいじっているのだろう? そんな疑問を抱いていました(そういうわたしも無表情なのですが…)。昔の人はもっと表情豊かだったような気がして、現代人の表情の乏しさはデジタル化の影響なのかと考えたりしていました。
ところで、今回は、なぜ今アナログ製品が人気なのか。トレンドに詳しいSHIBUYA109 Lab.の長田さん、そして脳科学の視点からNTTデータ経営研究所の茨木さんにお話を聞きました。
デジタルは受け身でアナログは主体的、スマホがあると頭が悪くなる、など興味深いテーマがたくさん出てきました。デジタル社会で自分はどう変わったのか、インタビューを通じて振り返ってみるのも面白いかもしれません。
【超高収益】富士フイルムの「チェキ」が若者の心を掴む理由
北川 文子NewsPicks 編集部 記者
チェキの人気は知っていましたが、売上高が3兆円近い富士フイルムホールディングスの収益を支える事業になっているとは知りませんでした。しかも、写真フィルムは消滅危機に直面した事業です。どうやって危機を乗り越え、高収益事業になったのか知りたくなり、取材をしました。
アナログのインスタントカメラからはじまり、近年はデジタル機能を搭載した「コミュニケーションツール」として成長を続けています。最新機種は、チェキの象徴だったプリンターを取ってしまい、「目玉おやじ」のようなかわいらしいフォルムの小型カメラに進化しています。チェキの課題だった「大きさ」を克服し、新しい写真の楽しみ方を提案する製品です。
これまで消費者向けの商品として成長してきたINSTAXですが、今後はQR機能を活用した店舗の販促やスポーツチームとファンの交流など、事業者向けの展開も進めていきます。
チェキ再生物語には、強いブランドづくりのヒントがたくさんあると感じました。
【直撃】ラクスルが考え抜いた「脱・サラリーマン経営」の真髄
北川 文子NewsPicks 編集部 記者
成長中のスタートアップでの社長交代、また指名報酬委員会が次期社長を選び、報酬を決めるなど、ガバナンスのあり方でも注目を集めたラクスル。報酬とモチベーションの関係を改めて考えさせられる人事だったので、当事者の永見氏はどう受け止めているのか、気になっていました。そのあたりの質問にも率直に答えてくれた永見氏ですが、モチベーションは報酬というよりもやりがいにあるようです。ただ、報酬にこめられた指名報酬委員会のメッセージから、責任感やオーナーシップを感じたと言っていたのが印象的でした。第二の創業者として会社を大きく成長させられるか、今後の事業の広がりにも注目です。
【伊藤忠】好業績を支える「超地味」ポートフォリオ
北川 文子NewsPicks 編集部 記者
5大商社の3Q決算が出そろいました。今期はサプライズなしの発表が続いていましたが、最後に三菱商事がKDDIとローソンの共同経営、5000億円の自社株買いという大きなニュースを出しました。中西社長の発言からも来期に向けた強い自信を感じたので、5月の通期決算会見で、また大きな発表がありそうです。
ちなみに、近年の三菱商事の絶好調を支えているのが「循環型成長モデル」です。3つの指標で事業を見て、要求される水準に達していない事業は資産入替えの対象になります。ローソンは資産入替えの対象ではないとのことですが、好業績のローソンも三菱商事から見ると物足りない部分があるため、さらなる成長を目指しての一手となります。今回の件からも、商社の求める利益水準の高さを実感します。
前置きが長くなりましたが、今回は、今年1月時価総額10兆円を突破した伊藤忠商事を取り上げました。岡藤会長が社長に就任した頃の純利益は1600億円台。それが今では8000億円の利益を出す商社になっています。稼ぎ方にも、伊藤忠らしさがあります。伊藤忠の強さ、戦い方を3Q決算を振り返りながらまとめました。
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