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【必須教養】なぜ、世間では「炎上」が増え続けるのか
NewsPicks編集部
中居 広起NewsPicks 記者
山口真一・国際大学准教授(計量経済学)によると、最新の炎上のトレンドとして、インフルエンサーとマスコミ(主に週刊誌)の「共振現象」があると指摘しています。 週刊誌がすっぱ抜いた記事をインフルエンサーが取り上げる。すると、インフルエンサーのもとにタレコミが殺到して、今度はインフルエンサーが独自の取材に基づく記事を投稿する。 週刊誌側も、インフルエンサーが引用することで記事が読まれるので、ある意味共存して炎上を拡大させるというものです。こうした現象が今後も広がっていきそうです。 また、記事には盛り込めませんでしたが、炎上の一種として被害者バッシングが起きるのは、心理学的な要因として「公正世界観(公正世界仮説)」という認知バイアスがあるからです。 簡単に言うと「悪い結果が起きたのは悪いことをしていたからだ(その逆もしかり)」というもので、しばしば性犯罪などが起きたときに被害者の方が批判されるといった現象に見られます。 なぜこういうバイアスが生じるのかというと、「人には、見聞きした悲劇が、自分自身や自分の家族とは関係ない他人事だという証拠を見つけ出したいという欲求があるからだ」と北村英哉・東洋大学教授(社会心理学)は、指摘しています。 世の中は偶然に満ちているはずなのに、その曖昧さに耐えられず、ついつい因果関係を求めてしまう。すると心はどんどん疲弊していきます。 知らず知らずのうちにこうしたバイアスの罠にはまらないように、気をつけようと思います。
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