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スポーツテックのユーフォリアが研究所を設立、スポーツを通じて社会貢献を目指す
能瀬 さやか東京大学医学部附属病院 女性診療科・産科助教
これまで様々な企業がアスリートのコンディションを管理するためのツール開発に向けて取り組みを行ってきましたが、個人情報を含むデータの管理や利用料等が課題だったと思います。利用料の面では、学生330円/月とのことですので利用しやすいですね。先日受診した部活動に励んでいる学生さんも使用して身近なツールになったな~と感じていました。
コンディションに影響を与える月経の問題も、指導者からは「選手に月経のことを聞きにくい」、選手からは「男性指導者に話しにくい」という意見がスポーツの現場では多いです。こういった女性特有の問題も管理ツールでメディカルスタッフが把握できる点もいいですね。スポーツ医学の発展にむけて今後の活動を期待しています!
「中絶の権利は女性アスリートの平等に欠かせない」500人以上の選手たちが団結。米最高裁に意見書
能瀬 さやか東京大学医学部附属病院 女性診療科・産科助教
性暴力等を除き、アスリートは現役中に妊娠を望まないのであればきちんと避妊をするという、教育も必要だと思います(この記事の中のアスリートが教育されていないという意味ではありません)。妊娠の仕組み、妊娠しやすい時期、避妊法等・・・アスリートだけではないと思いますが、身体について正しい知識を学べる機会があればと思います。
東大病院女性診療科・産科女性アスリート外来では、女性の身体について学べる機会を提供するため、スポーツ庁の委託事業で「女性アスリートのための無料オンラインセミナー」を開催しています。来年2月末まで34本のセミナーを無料で視聴できます。http://femaleathletes.jp/online/online.html
【無料観戦ガイド】パラ開幕。「人間の可能性」の祭典
能瀬 さやか東京大学医学部附属病院 女性診療科・産科助教
パラリンピックが開幕しました。
日本パラリンピック委員会(JPC)では、2017年4月にJPC及びJPC加盟競技団体の組織運営に女性アスリートおよび女性スポーツに関わるコーチ、指導者、役員等の声を有効に活用するとともに、パラリンピックムーブメントを推進することを目的に女性スポーツ委員会を発足しています。本委員会では、女性アスリートの国際競技力向上に向けた調査研究や競技団体への教育・啓発活動、子育て支援、各組織との連携・相談体制の構築に向けた事業や、大会での相談窓口設置やメールでの相談を行ってきました。
調査研究では、これまで明らかになっていなかったパラアスリートが抱える女性特有の問題、中でもコンディションに大きく影響を与える月経の問題についての調査を選手や競技団体に実施してきました。この結果、216名のパラアスリートのうち55%が月経の問題が競技に影響を与えていると回答する等、多くの課題が明らかとなりました。これらの課題解決に向けて、2020年度には全ての競技団体に「女性スポーツ連絡担当者」を設置し、競技団体での課題抽出や啓発、JPC女性スポーツ委員会との連携を行う体制の基盤が整いました。まだ、動き始めたばかりでこれからではありますが、パラアスリートにおいても女性特有の問題への支援や啓発が始まっています。
今回の大会には、JPC女性スポーツ委員会委員の土田和歌子選手も参加されます。選手の皆さんには、これまでの練習の成果を発揮し、大会では最高のパフォーマンスを発揮して欲しいです!
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