服部 貴美子

今回の取材をお願いすることになったのは、新規開業前のレセプションがきっかけでした。クロワッサン専門店としての豊富な商品ラインナップに、消費者のひとりとして心を奪われました。が、それ以上に驚かされたのが、ハイテクを駆使したレジの働きぶりだったのです。 お客様をお待たせしないだけでなく、パン職人さんにクリエイティブな時間を与えるーーそんなAIの可能性に期待してしまいます。

兵庫県在住の私は、地場産業を紹介するために播州織のメーカーをお訪ねしたことがあります。先染めした糸から創り出される複雑な柄。職人技と最新システムとの融合に見惚れました。 まさか、そのシステムがパン屋のレジにつながっているなんて！　身近にある最新技術の凄みをお伝えします。

まずは手を動かしてデジタル化に一歩近づく。そんなストーリーをお届けする「隣のカイシャのDX」。初回は、大阪の業務用空調機メーカー「新晃工業」のお話です。 AIの専門家がいない状態から、どうやって仲間を増やし、試行錯誤で自社開発をなしとげたのか。その軌跡をたどります。

日本の着物地とイタリアンシルクから始まったファッションブランド「renacnatta（レナクナッタ）」を取材した3回シリーズ・最終回。 商品は西陣織のウエディングドレスやアクセサリー、マスクもなどへと広がり、社会起業家としての評価も高まったいま、代表・大河内さんは原点に回帰し、「自分にしかできないこと」を改めて考えています。

「エシカル」な商品が注目されていますが、大河内愛加さんとブランド「renacnatta（レナクナッタ）」は、その中でもユニークな存在。日本の着物地とイタリアンシルクのデッドストックを組み合わせたファッションアイテムが、出発点です。 クラウドファンディングなど活用しつつ、ウエディングドレスやアクセサリーなど、新たなエシカルファッションを生み出しています。そんな大河内さん取材の第1回は、日本とイタリアで育った大河内さんのバックグラウンドから。

インスタで大きな成功を収めた、100円ショップ「Watts（ワッツ）」の取材、Vol.3をお届けします。100円グッズは「お店で買うもの」と思いがちですが、WattsはEC展開も果たし、成功をおさめました。店舗との連動も強化し、見事な成功スパイラルを描いています。フォロワー伸び悩みを感じているSNS担当者は必読です。

どの企業もSNS運営には頭を悩ませていると思いますが、100均のWattsも例外ではありませんでした。それが今では「インスタに強いWatts」といわれるまでに。その背景には、とにかくきめ細かで「人に優しい」配慮がたくさん。すぐにまねできるヒントがたくさんあります。