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ニュースのプラットフォームは「優越的地位の可能性」 公取委が調査
関根 和弘朝日新聞 GLOBE+編集長
新聞や雑誌、テレビといったメディア(媒体)と、ヤフーニュースなどのプラットフォーマーとの関係については、以前より課題が指摘されていました。その一つが配信料の「値付け」問題であり、媒体側からヤフーニュースに対しては値付けの見直しを要望することもあったかと思います。それが今回、公正取引委員会という国の機関が出てきたことで、この問題は動くのだと思います。
一方で、ヤフーニュースなどのプラットフォーマーは広告の収益が莫大です。媒体が出したコンテンツがプラットフォーマー上で読まれれば読まれるほど運用型広告などによる収益は増えていきます。
例えば今後、プラットフォーマー側が媒体側に支払う配信料を増額するとして、それはこうした莫大な広告収益がどの程度、適正(何をもって適正かも議論が必要)に反映されるのか、この点についても個人的には注目しています。
大麻の「使用罪」創設は世界の流れに逆行 厳罰化は犯罪組織を潤わせる?禁酒法の教訓
関根 和弘朝日新聞 GLOBE+編集長
間もなく予定されている臨時国会で、大麻の「使用罪」を新設するための法改正が議論される見込みですが、刑法に詳しい園田寿弁護士は、大麻規制において「厳罰化」することは「悪手」であると、アメリカの禁酒法の事例をひもときながら主張しています。
園田弁護士が触れている医療用に限らず、大麻は車のシート用素材など、産業用としても可能性があり、すでに欧米では実用化されています。
生育も早く、麻薬成分がない品種を作ることも可能(ただし毒性のある種と交配すれば次の世代は毒性を持ってしまうとも聞きますので注意が必要)なので、一部では産業用として有望視されており、北海道などではその検討がされていました。
規制はしつつも、厳罰化ではなく、かつ産業用や医療用としても活用できる道はないものか、検討の余地があるのではないかと思っています。
ドラマ「VIVANT」見た別班員が「ありえねー」その理由とは 非公然組織ゆえの悲哀
関根 和弘朝日新聞 GLOBE+編集長
自衛隊の秘密部隊「別班」をモチーフにした組織が登場する人気ドラマ「VIVANT」を実際の別班員たちはどう評価しているのか。彼らを知る人物から聞いた内容が書かれている記事です。
当然のことながらドラマですので、リアルとは違う点は多々あり、それを比較するというのも一つの楽しみ方ではないかと思います。
私も捜査機関の取材が長かったため、警察や検察、法廷ドラマとリアルとの違いを見つけては楽しんでいました。
ただ、自戒を込めて注意したいのは、つい現実を知っていると「あれは本当ではない」なんてドヤ顔で指摘してしまうこともあるのですが、あくまでドラマですので、ドラマとして割り切って楽しむということが必要ではないかと思う次第です。
今夜もVIVANT、楽しみです。
ジャニー氏性加害、当事者の会が刑事告訴の意向 海外での訴訟も検討
関根 和弘朝日新聞 GLOBE+編集長
ジャニー喜多川氏はすでに亡くなっており、仮に捜査当局が動くにしても捜査は困難さが予想されます。それでも世論の動向を無視するわけにもいかないでしょうから、例えば警察であれば刑事告発を受けて捜査し、検察当局に「被疑者死亡のまま書類送検」までは可能かと思います。ただ、もちろん喜多川氏が亡くなっている以上、検察としても訴訟条件を書くことから不起訴処分にはするでしょう。
ただ、捜査はしますから、その中で捜査当局が喜多川氏の一連の行為をどう認定するのかは、今回の調査報告書と並んで「権威性」のある認定にはなりそうです。そういう意味でたとえ不起訴であろうとも、その内容、中身については関心を持っています。
ウクライナ国防相更迭へ 汚職疑惑で引責か
関根 和弘朝日新聞 GLOBE+編集長
ウクライナでは汚職がひどいというのはよく知られたことです。ゼレンスキー大統領がタレント時代に主演したドラマ「国民の僕(しもべ)」でもそうした問題は描かれていました。
さて、現実に目を向ければ、ロシアとの戦争が続く中、国防相が汚職疑惑で更迭となれば、作戦の指揮などに影響がないとは言えないでしょう。反転攻勢のさなか、それでもその要の一人である人物を更迭するのは、問題がよほど深刻だったとも考えられます。
また、これまで度々、ウクライナがEUに加盟を希望した際にも、汚職対策を強く求められていたと記憶しています。
作戦への再集中、支援を受けている欧米に対する姿勢の両面を考えても、早期に疑惑に対処する姿勢を示す必要が、ゼレンスキー政権にはあったのではないでしょうか。
社会課題解決のため、選んだ仕事は広告会社 Z世代の朝倉奈央さんが信じる「広告の力」
関根 和弘朝日新聞 GLOBE+編集長
社会課題の解決に取り組むのに、NPOやNGOという「ど真ん中」の仕事ではなく、商業主義の象徴にも見え、一見ほど遠そうな広告業界を選んだ理由がすとんと腹落ちしました。
そして、記事を一部引用しますが、次の発言に共感を覚えました。
ただ私、何だろう、ずっと世の中を変えたいと思ってきて、それが強すぎて、見ているところが遠かったんですよね。仕事以外にも個人で環境・社会団体を運営していて、例えばこれだけ署名活動やったのになんだ、何にもならないじゃんとか、結局やっても変わらないのかとか、落ち込むことが多かったんですけど、社会って、隣の人とか、自分の小さなコミュニティーとか、それの広がりですよね。ということは、私は友だちに自分の活動のことは伝えているし、家族も理解してくれている。じゃあ次はどこだと考えたら会社だと思って。
プリゴジン氏死亡か、搭乗機墜落 ロシア情報機関の関与示唆
関根 和弘朝日新聞 GLOBE+編集長
こうなると、ワグネルと関係の深かった航空宇宙軍のセルゲイ・スロビキン総司令官(すでに解任)の消息も気になるところです。
解任後、「休暇中」との発表がありましたが……。
プリゴジン氏は古くからのプーチン氏の友人とされ、だからこそ政権外にいながらも発言力があり、ウクライナ侵攻でも公然とショイグ国防相やロシア軍のゲラシモフ参謀総長を批判してきました。そして反乱にもつながりました。
今回の墜落死がプーチン政権によるものかどうか断定できる根拠はありませんが、これまでの経緯からも、プリゴジン氏とショイグ、ゲラシモフ両氏との板挟みになっていたプーチン氏は最終的に、プリゴジン氏を選ばなかったのだなと、受け止めました。
プーチン氏周辺には「側近」や「最側近」と報じられる人物が何人もいます。その中のプーチン氏にとっての「序列」や、あるいはプーチン氏個人でもどうにもならない、組織を考えた上での待遇のあり方などがとても興味深いと感じています。

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