小峰 弘雅

2021年日本の電源比率、LNG31.7%、石炭26.5%、再エネ18％。 非化石燃料へのエネルギーシフトが、欧米に遅れている日本にとって、今後もある程度LNGに頼らざるを得ません。 LNG争奪戦に参戦するのは当然のこと。 LNGにしろ、非化石燃料にしろ、日本はエネルギーを輸入に頼らざるを得ない状況になっている。 失われた30年は、40～50年になる可能性が否めない。

記事にあるサービスデザイナーさんの仕事は本当に大事。 Snowflake等の基盤は、分析を助けるためでしかない。 AI等の分析は、ビジネス意思決定を助けるためでしかない。 適切なビジネス意思決定には、市場理解が必要。 正直、テクノロジーはビジネスから遠い。 でも、その遠いビジネスを理解したテクノロジーは本当に競争力がある。

データ分析基盤としては、だいぶ後発ですがどう戦うのでしょう。 記事を見る限り、基盤自体よりも運用に価値がありそう。 複数領域でのデータ分析提案、現場におけるPDCAサイクル支援など伴走型のサポートなど、まだ余地がありそうな領域で価値を出すのでしょう。

クラウドにすれば… ローコード導入すれば… 内製化し、脱ベンダーできると考えていると痛い目にあいます。 本質は、業務を理解していて、やりたいことをどう実現するかを言語化し、クラウドやローコードで何ができるのか把握していて、説明することができる人材が必要です。 ベンダーに投げても、内製化であっても、それは変わりません。

神のような完璧な汎用AIではなく、パーソナルAIを目指すのは新鮮。 だとすると、人は成長したり、老いれば劣化することもあります。 その過程も再現するのだろうか？

日本に住む人の常識を覆すコンテンツが多い良記事でした。 日本酒というコンテンツから、一見遠いように思えるサブスクやデータビジネスが関係する点が勉強になりました。 そして、伊藤さんの課題設定力と実行力に感銘。　 日本酒というコンテンツだけでなく、歴史やサプライチェーンに目を向けて、打ち手を実現しています。 MBAで最近の日本のケーススタディがない。 この状況を打破していきたい！

デジタルの導入ではなく、規制緩和が行政のX（トランスフォーメーション）。 ぜひ、成し遂げてもらいたい！ たとえば、記事にも挙げられている「定期検査」。 設備に不具合がなくても検査することがコストになります。 これを故障予兆して、設備状態に応じて検査するオペレーションに変えれば、ものによっては数億のコスト削減になります。 技術進化よりも規制緩和が行政DXの本丸です。

ITスキルの中で、最も好きなのがSQLです。 DBに負荷をかけないように書いたり、綺麗な構文を書いたり、考えるのが楽しかった時期があります。 でもSQLに抵抗感がある人もいるんでしょう。 その原因は、知識→実行 の順で学びたがる日本人のクセだと思います。 SQL好きの私でも、知識を詰め込む時間は眠たくなります。 実行→知識 の大切さを多くの人に知ってほしい。

DXは、つまるところ競争戦略を再考するということ。 競争戦略といえば、マイケル・ポーターなくして語ることはできません。 ポーターの主張をベースにして、DXをお話しさせていただきました。 NewsPicksの方々の協力のおかげで、日頃モヤモヤしている部分を言語化することができました。 ありがとうございました。 日本企業のDXにとって、一石を投じることになれば幸いです。 ----- DXについては、 NewsPicksトピックス「AI/DXと社会」でも掲載しています。 ・混同してはいけない2種類のDX https://newspicks.com/topics/aidxsociety/posts/6 ・DXは日本に根付くのか？DXが生み出す利益インパクト https://newspicks.com/topics/aidxsociety/posts/21 こちらもあわせてご覧ください。