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Rocket Labが再利用可能な衛星打ち上げ用大型ロケットを発表、最大積載量8トン
淺田 正一郎Synspective, Inc. General Manager, Business Development
小型衛星の打上げ方式として、安価な相乗り(ライドシェア)と高価であるが融通の効く単独打上げがある。前者はいわゆる通勤バスへの乗車で、安いが時刻表どおりで、行先も限定される。後者はタクシーへの乗車で、高いがいつでも好きなところから希望の場所に行ける。
Rocket LabはElectronで後者の小型衛星単独打上げの市場を現在は独占しており、当面は安泰に見える。しかし、今後ABL、Relativity、Fireflyなどが中規模のロケットで市場に参入し、複数小型衛星の専用打上げを提供することになると、打上げ価格の低下を招き、単独打上げの優位性が揺らいでいくと考えられる。
これを見越して、Peter BeckはNewtronの開発に踏み込んだ。しかし、小型衛星専用の相乗りロケットとしては打上げ能力が大き過ぎる気がする。
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淺田 正一郎Synspective, Inc. General Manager, Business Development
鈴木先生のご指摘のとおり、超小型SAR衛星はフィンランドのIceye、米国のCapellaなどが先行しています。超小型SAR衛星は1機や2機では、従来の大型SAR衛星とは戦えませんが、複数の衛星によるコンステレーション化で観測頻度を上げて、従来の衛星との差別化を図ります。
Iceye、Capella、Synspectiveの衛星コンステレーションが完成しても、合計でせいぜい100機です。これが達成できたとしても、世界中のどこでも30分~1時間に1回観測できるかどうかという頻度です。
従って、暫くは各国の超小型SARと競争すると言うよりも、高頻度観測を要求する新しい市場を共創すると言って良いと考えています。
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