Picks
1フォロー
1011フォロワー
地銀の株保有厳しく、中小融資は促進 金融庁24年3月末
日本経済新聞
山岡 浩巳フューチャー株式会社 取締役・フューチャー経済金融所長
私は、そろそろ、国際統一基準と国内基準の乖離を大きくしない(できれば縮めていく)ことを考えていく必要があると感じています。 1980年代後半のバーゼルⅠの制定時、日本について「国内基準」を認めてもらったことは、当時の日本の金融構造を考えれば大きな外交成果でした。ただ、その後30年以上が経過し、日本が2つの基準を持っていることの課題も、徐々に大きくなっているように感じます。 まず、投資家、とりわけ海外投資家が金融機関を評価する目線はやはり国際統一基準になりがちということです。国内基準が4%だから4%で良いと考える投資家は最早いないわけで、とりわけ上場している金融機関については、市場の評価を考えれば、二つの基準を持つことのメリットは小さくなっています。(むしろ、「日本の制度は複雑」とだけ捉えられやすい。) また、今や地方の中小企業も、元気な先の多くは何らかの形で海外に出て、生産体制の分業や需要の開拓を行っています。中小企業も含め企業活動が国際化する中、「internationally activeに活動しない」ということの制約も、ますます大きくなっています。 また、日本が二つの基準を持っていることが、日本の国際的な交渉における立場に及ぼす影響の問題もあります。(これは私も時に感じることがありました。) この問題は、「経済活動の国際化の中で発泡酒や軽自動車をどう捉えるべきか」といった問題と共通する部分もあるように感じます。これからの経済構造の中で、日本の金融仲介システムをどのような形にすべきなのかという観点からの議論が必要と思います。
55Picks
世銀、事業環境報告の発刊停止 中国の順位巡り上層部が圧力
Reuters
山岡 浩巳フューチャー株式会社 取締役・フューチャー経済金融所長
調査報告書を拝読しましたが、16ページにわたり圧力の経緯が詳しく書かれており、立派なものと思いました。10月のIMF・世銀総会の直前のこの時期(→現マネジメントによる総会でのプレゼンス発揮が難しくなる)に、トップの関与を明記した調査報告書を公表された世銀の自浄能力に、まずは敬意を表したいと思います。 世銀に限らず、国際機関の内部には「プレゼンス」や「メディアへの露出」を意識する向きも無い訳ではないと感じます。そして、とかく「ランキング」にメディアが飛びつきやすい構造の下、「ランキングの作成・公表」が、そうした安易な方法として使われやすい面もあると思います。 各国への国際機関の評価に対し、各国当局が「事実誤認」「制度を理解していない」等さまざまな反論を行うことは日々起こっていますし、国際機関の仕事の多くは、そうした折衝に充てられています。ただ、「ランキング」となると、一国の変更が他の国々の評価やアセスメント全体の信頼に響きますので、その作成にはとりわけ高い規律が求められるということだと思います。 現在、世界的には、「環境」や「脱炭素」などのランキングも流行りつつあるように感じますが、今回の経験が、巷に溢れる「ランキング」のディシプリンやモラルの確立に寄与してくれれば良いなと感じます。
166Picks
バーゼル3、実施時期巡り調整必要も コロナ禍で=英中銀幹部
Reuters
山岡 浩巳フューチャー株式会社 取締役・フューチャー経済金融所長
サポータ女史(バーゼル委員会では「ヴィッキー」の呼び名で通っていました)をはじめ英国勢は、バーゼル3の起草時はゴリゴリの規制強化派だったと記憶しています。もちろん、英国は国内でノーザンロックのような事件が起こりましたので、英国の当時の国内世論が反金融機関に大きく傾いていたという事情はあったように思います。 日本としては、1990年代の自らの経験も踏まえ、金融規制強化に極度に傾斜しすぎると実体経済に悪影響が及ぶおそれがあり、バランスが大事と繰り返し主張してきました。ただ、その説得は相当大変でした。 その後、日本のような捉え方は、2010年代の経験を踏まえ、さすがに浸透してきたように感じます。(もちろん、米国のように、規制強化から規制緩和へと振り子が振れ過ぎるのもやや問題と思いますが。) より重要なことは、「グローバル大銀行に首輪を付けようとした」とも言えるリーマンショック後の金融規制の議論の方向性自体が、今や変革を迫られているということではないかと思います。今や、データや計算力、プラットフォームの独占や"BigTech"企業の存在が、金融規制にとっても大きな論点になってきています。
44Picks
日本政府が「キャッシュレス推進」しながらも「新紙幣を発行」するワケ
マネー現代
フォーブス「全米大学ランキング」、カリフォルニア大学バークレー校が初の首位に
Forbes JAPAN
【解説】日本にも超重要。アメリカの「テーパリング」を知る
NewsPicks編集部
NORMAL