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東京都小学校PTA、全国組織退会へ 全国初 「現場の声反映なく」
毎日新聞
白井 友紀
PTA、つらかったです。平日昼間集まります、と言われても、仕事上どうしても休めない日もあります。運良く休みを取って出席するのにも、職場の同僚や上司に気を遣って大変でした。 4月に役員を決めるときも本当に憂鬱で、やりたいという人がいないと、最終手段のくじ引きになる前に、どうしてもできない理由をみんなの前で言わされたりするのです。もはや単に、仕事をしています、は理由にならず、シングルマザーです、とか、親の介護をしています、とか、下の子が障害があって、とか。 仕事をしているというと、パートですか?正社員ですか?ときかれたこともありました。つまり、パートの人から見れば、PTA活動で仕事を休むとその分収入減になってしまいますが、正社員のかたはお休みしても有給休暇ですよね?という論法です。こどもが減ってきているので、高学年になってくると役員をやれる人が限られてきて、そういう人たちのほうも、なぜ自分ばかり、と不満があるのです。 自分がとうとう役員になってしまったときは、やむを得ず活動日をすべて土曜日にしました。案の定一部の方から不満が出ました。土曜日にお仕事がある方もいるし、預け先がないとか、ダンナに文句を言われるとかで。 いちいち学校に集まらないようにするために、古いやり方を変えようとしても、これまた親のITのリテラシーに差があり、なかなか進みません。みなさんが参加できる形にしてください、と言われてしまうと、強引に進めることも難しいです。 今の教職員の方々も激務だと承知しているので、運動会などでボランティア的にサポートするのはありだと思うし、こどもの成長に親が積極的に関わるのは素晴らしいことです。お父さんたちの参加も増えてきましたが、もっともっと関わってほしいです。その一方で、旧態依然のPTAに参加するのはあまりにも大変だったので、一つでも無意味な仕事を減らすために全国組織から脱退する、という決断はよくわかります。
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