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ライドシェア全面解禁へ「新法検討を」 規制改革委提言
日本経済新聞
浜野 展幸SOMPOインスティチュート・プラス株式会社 企画・公共政策グループ 統括上席研究員
安全性の議論がありますが、仮に同じだとすれば、では、タクシー業界に課している規制(車両管理、運転手の労務管理など)は何だったんだということになるでしょう。こうした規制に意味があるとすると、安全性と価格(規制に対応しない分、安い価格を提示できる)のトレードオフということになりましょう。一方で、ライドシェアがもたらす需給調整機能というプラス面も無視できません。 とすれば、ライドシェアとタクシーの共存が一つの考え方になります。今は運行条件(どういう場所、あるいはどういうときにライドシェアを参入させるか)を主に議論していますが、価格条件も検討材料かと思います。ライドシェアの特徴の一つはダイナミックプライシング(需給によって価格が変動する)です。タクシーは運転手の固定給や車両といった固定費がかかるため、ダイナミックプライシングを導入しても、どうしても硬直的になりやすいため、何も規制しなければ、タクシーは一気に苦しくなるでしょう。 仮にライドシェアの参入を認めたとしても、需給調整機能はやや落ちますが、ダイナミックプライシングの変動幅に一定の規制を設けざるを得ないのではないかと考えます。
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