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改札なしで事後発券。スイス発モビリティ決済スタートアップ
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田中 謙太郎モビリティライター
欧州の中でも、テック好きの筆者としては、ついついドイツ贔屓になりがちだったのだが、スイスで列車に乗った際に目を開かせてくれたのがSBBモバイルのMaaSアプリだった。以来、スイス発の先進技術に目を向けるように心がけている。近年では、スイス・イノベーション (在日スイス大使館 スイス・ビジネス・ハブ 投資促進部)の取り組みもあって、日本にいながらにして、スイス当局が主催するオンライン・ミートアップに参加することもできる。新たなテックを探して、世界中を旅するのも悪くはないが、コロナの副次的な効果として、スイスに関していえば、手軽に最新テクノロジーの旗手たちにアクセスできるようになっている。山間の小国ながら、教育が行き渡っており、優れた人材の輩出元であると同時に、政府が教育機関を後押しして、半世紀以上前から産学交流が進んでいることもあって、近年、急速にイノベーション拠点として成長しつつある。同時に、地球環境問題への意識が高く、公共交通機関の利用推進についても、地域が一丸となって取り組んでおり、時間帯変動料金や多人数利用を促すグループ料金などの導入で、ピークシフトを推進してきた歴史がある。ゆえに料金システムの複雑さは、外国人は元より、地域住民にとっても難解だ。そうした課題を一挙に解決できる上に、投資を抑えて、利便性も高まるMaaSアプリは、市民に受け入れられて浸透しつつある。フェアテックの技術は、利用者と事業者の双方の負担を軽くする仕組みが備わっており、ステークホルダー全員が嬉しい仕組みが備わっている。数多のMaaSアプリや交通系アプリを利用してみたが、EUになって公共交通機関もシームレスになっている欧州においては、このフレキシブルな料金体系に事後課金するMaaSアプリは適していると言えるだろう。
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