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「心理的安全性」を誤解している人の3つの勘違い
東洋経済オンライン
井上 裕美日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 代表取締役社長
心理的安全性の意義、コロナ禍で顔がお互い見えない中で、パフォーマンス良く一人一人が活躍するためにはどうすれば良いかの観点でよくよく考えました。 組織が強くなるためには、また成長する組織でいるためには、様々な多種多様な人が自分の考えやアイデアをぶつけ合うことができる、そんな組織だと思います。様々なアイデアが出てくることこそ、イノベーションの源泉であり、それがない多様な視点が失われてしまうアウトプットでは、イノベーションがうまれません。 心理的安全性は、ただ楽しい空気感でもなく、一人一人の責任は全うし、挑戦することに変わりはないのだけど、その考えやアイデアを、誰でもイコールに渡し合えるような場として、作られているかだと思います。例えばコロナ禍で顔も見えず、皆がウェルカムの状況かどうかがわからないと、どうしてもアイデアを発信しづらい。ですから、せめてリモートでも顔を見せて反応で示す、ポジティブフィードバックを渡して、相手を認める、信頼する、こういった働きかけから、心理的安全性を作っていくことだと思います。私は心理的安全性が作られているかどうかを特に意識しており、すぐに安全性が保たれるようにするためのアクションを大切にしています。
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女性研究者の行く手を阻むハラスメントと「無意識の偏見」
NewsPicks編集部
井上 裕美日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 代表取締役社長
私は、記事でも書かれていますがアンコンシャスバイアスが発生しやすいといわれるまさに数学や物理の分野、理工学部物理情報の卒業です。そして母も理工学部を卒業しているので、両親が理系を出ていると、あまり小さい頃からの理系イコール女性向きではないといったバイアスは自然とうまれなかったように思います。母の頃より理系にいる女性の数は私の頃は割と多かった認識ですが、そのまま研究職としての活躍に至る社会のキャリアは、まだまだアンコンシャスバイアスが多いのですね。 弊社でも多くの取り組みを行っており、学生の早い時代から理系=女性向きではないというイメージにはまる前から、理系が素直に得意だったり好きだったりする機会に触れさせようと、学校に出向いて講座を行ったり、イベントで女子学生に向けてSTEMに触れる機会を設けております。プログラミングも授業に出てきますのでより理系のイメージは今の世代はジェンダー関係なく更に加速できるのではないかと期待していますが。 一方で、弊社技術者女性のためのコミュニティを活動させており、そこで産学連携として大学の皆様とも一緒に行動しますと、研究者としてのキャリアと民間の企業としてのキャリアではまた、同じ理系の技術者だとしてもまだまだ壁は違った形で存在すると思います。アンコンシャスバイアスは何がバイアスかをみえる化することで、それをどうやってアンコンシャスではなく意識して、バイアスを取り除いていくかに繋がりアクションしていけたらと思うので、我々も技術者女性のキャリアが、研究者としてもジェンダーイコールで進められるように取り組んでまいりたいと思います。企業側で取り組んでいる仕組みが活かされるケースもあると思います。 ところで私の母は長年しばらく働いていませんでしたが、通常であれば定年の年に近い頃になって、仕事をやめる年代から、逆に、数学が昔から大好きでしたから、数学に関わる仕事をしています。つまり理系に進んだ際に身につけたノウハウや知見は長年経過してももちろん進化もしますが、根底変わらない部分も大きいので、またいつでも活かして働き始められるということかなと思います。
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「もうやってられない」、女性企業幹部が大挙して退職-疲労や失望で
Bloomberg.com
井上 裕美日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 代表取締役社長
少し観点は異なりますが、多様な人材の活躍、その中でも女性が活躍できるようにダイバーシティ関連にアクションを起こすコミュニティが立ち上がり、活動してしばらく経過し、その効果が出た後にで、もうこういう活動は目標を達成したので、大丈夫であろうと活動をやめてしまうと、あれよあれよという間にまた数値が下がってしまいます。 つまり、アクションは継続し続けなければならないということなのです。国の事情によっても傾向は異なるとは思いますが、女性リーダーに起こりがちなインポスターシンドロームですとか、アンコンシャスバイアスが完全にはなくなりはしないので、その地位についたからゴール達成でおわらせることなく、サポートし合える部分を継続して行かなければならないのではないかと思います。 リーダーにまずなりたいと思うところから、ハードルがありますから、まずはその壁を越えようとするサポートが仕組みとして存在していますが、そこでスポンサーとして見ていますと、やっぱりお互いに厳しいと感じること、つらい経験、こういったものを共有し合えるだけでも、お互い救いになっていて、ポジティブに考えを変えて、お互い助け合っているように思います。 ジェンダーだけではないですが、そのポジションについてもなお、支え合い継続したイニシアティブが必要なのだろうと思います。
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話題の心理的安全性、これがない会社の6つの特徴とは?
ニューズウィーク日本版
井上 裕美日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 代表取締役社長
様々な多様性ある組織をつくると、色々な発言やアイデアからイノベーションが起きやすいということで、言われていますが、多様性ある人が集まったとしても、心理的安全性が保たれた組織でないと、発言も活性化されず、一人ひとりの生産性も鈍ってしまいます。本来の力を存分に発揮できるようにするには、心理的安全性が保たれた場にしなければいけないと思います。特にオンライン上でのコミュニケーションだけですと、カメラオフで相手が見えないから、なんとなく怒った状態にいるのではないかとか、人との距離が遠い形でうまくコミュニケーションが取れないなんてこともおきえてしまいます。オンラインだからこそ、気軽に対等に話せるなんてこともありますが、意識しているのは、カメラオンで、笑顔で接すること、相手のコミュニケーションにアイコンなり反応を出すこと、そして直接お会いすることでまた心理的安全性を保っています。メンタリングや頻繁に行われるフィードバック文化も効果的ですし、ポジティブフィードバックに感謝を述べるですとか、強みをお伝えするなど心理的安全性を保てるような取り組みをよく実施しています。
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多くの人が苦しむ「インポスター症候群」 5つの対処方法
Forbes JAPAN
井上 裕美日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 代表取締役社長
インポスターシンドロームはよくダイバーシティ関連でお話しさせていただくときに、この単語を使ってお話しさせていただきます。特に女性に多いとも言われており、ジェンダー関係なく持っている症候群ではありますが、気がつかないうちにこの症候群に入り込んでしまっているケースもあります。 たまたままわりの環境が良かったから、今の自分があるのだ、自分の力はそんなにないのに、といった解釈で、キャリアをあげている途中にこれに見舞われてしまう訳です。 自己肯定にも似ているところはありますが、自分の強みを認めていないと余計にインポスターシンドロームに入り込みやすいため、私はよくポジティブフィードバックを積極的に送り合うことを勧めております。例えば、なかなか日本ではフィードバックを与え合うことにそこまで浸透少ないやもしれませんが、相手への感謝から、相手の強みや尊敬するところ、普段の何気ない行動からポジティブにフィードバックを与えあうと、自分でも気がつかなったところが感謝のポイントなのか、自分の強みだと気が付かなかったけど、人から言われると確かに強みかもしれない。とこんな感じに、新たな気づきを得ます。たまたま周囲の環境や運が良かったではなく、本当はその人の価値があるわけですが、その価値をポジティブフィードバックから得ることで、自己肯定をあげ、自分の強みを認識し、今のポジションは自分のここが認められているのだと思えるようになるといいと思います。謙虚さも必要で、バランスが必要ではありますが、強みは強みで正しく認識した方が良いと思います。
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