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IIJ勝社長、ドコモの回線品質問題で「苦情が増えている、事前の連絡が全くなかった」と不快感
石川 光春SCSK株式会社 部長
膨大なハードウェア、ソフトウェアが複雑に連携し合って機能しているシステムには不具合は付きもので、インフラエンジニア達が日夜努力しているからこそネットワークが利用できているのですが、その「回線品質」とはそもそも何を持って品質と言うべきか、改めて考え直すべき時が来ている様に思う。
エンジニア達はシステムの挙動を一つ一つ、即ちネットワークであれば帯域の逼迫具合、遅延の発生具合等、長年培われた技術に基づいて計測し、安定運用に努めている。しかし、リッチな動画コンテンツ、音声メディア、ゲーム等、多様性が加速する中で、それら物理的に計測できる品質と、ユーザの体感からくる満足度が必ずしも一致しないことが増えているという。計測上は問題ないのにユーザは不満、またはその逆の現象が増えており、結果的に想定外の解約や、必要以上に品質維持のためのコストかけてしまう、とうことが発生している。
これは、物理的に計測されるデータと、それを人間が認知する体感とは異なると言うことである。北米や欧州の通信事業者はこの問題に取り組み、結果が出てきているが、ネットワーク対戦ゲームを中心に使っているユーザと、SNSの閲覧中心のユーザでは必要とされる品質が大きく異なる点に着目し、加入者毎の満足度を運用の指標にしようと挑戦している。これまで別々に実施されていた物理的計測と、アンケート調査結果、ユーザの家族構成などを組み合わせていわば「満足度スコア」と言う新たな閾値を設け、ユーザ対応に活用するというものだ。
この分野にも、職人の勘というような属人性からの脱却が始まっている。
【超入門】「ノーコード革命」に乗り遅れるな
【テクノロジーリーダー調査】リモートワークを定着させる3つ視点
石川 光春SCSK株式会社 部長
米国メディアの記事なので、この内容が日本にどれくらい当てはまるのかは注意してみる必要があるように思う。東京では緊急事態終了後の交通機関の込み具合は激しく、8割ぐらいは元の通り出社されていたのではないかという感覚がある。
緊急事態期間は多くの企業が在宅勤務を実施したが、実態としては、勤務にはなっておらず、自宅待機状態だったのではないだろうか。実際、リモートワークを全く導入できていなかった場合には、会社へのネットワーク接続環境の整備をゼロから着手せねばならず、あの短期間では実現できなかった、という企業もおおいのではないかと推察する。
押印の慣習をオンラインに移行させることができれば、事務業務のほとんどは在宅で遂行可能であること、都内への往復2-3時間の移動時間から解放され、環境にもやさしくなること等メリットが大きいことを考えると、より積極的にリモートワーク環境構築を推進してもよいのではないだろうか。
【生産性をキープ】無理なく実りの多いビデオ会議を開くコツ
石川 光春SCSK株式会社 部長
コロナによる休校で改めて明らかになった日本の教育現場の”「対面」至上主義”によって教育を受けた私たちは、オンライン環境というものに不慣れであるだけでなく、一定の抵抗感を持っているのではないかと思われる。
また、日本国内はほぼ単一民族、単一言語という同質性の高い環境から極めてハイコンテキストな文化が形成されており、細かに言語で説明する必要がない場面も多い。
実際、国内ビジネスの現場においても電話会議だけで打ち合わせ完結、というケースは決してスタンダードではなく、いかに会議室を確保して対面で議論するか、ということにしのぎを削っていたのではないだろうか。社内打ち合わせのためだけに、わざわざ出張する会社もあると聞く。
この文化的背景とこれまでの慣習を認識せずに、多様性の高い国々の皆さんが言っていることを鵜呑みにし、同じ方法をとりいれても上手くいかない事が多いのではないだろうか。
オフィスの同じ島で毎日顔を合わせ、ちょっとした会話や、誰と誰が話をしているという様子等、非言語情報で共有できていたリッチな情報が無い状況でリモート会議中心の働き方が訪れている。効率化、短時間化で生産性を上げる方向ではなく、その議題の経緯背景、これまので思考、合意プロセスを丁寧に共有することが結果的に生産性のキープにつながるのではないだろうか。
これからは、議論の前提になるバックグラウンドをスマートに説明できるスキルが求められるのではないかと考えている。
【ゼロから分かる】GAFAの次は、バイオテクノロジーから生まれる
石川 光春SCSK株式会社 部長
読み応えのある内容でした。人の実在に関わるテクノロジーがいよいよ実用段階に入りつつある状況は、GAFAのそれとは比較にならないレベルで「倫理」が問われます。
予測できることはGAFAと同様、これまでの人間社会には存在せず、想像すらできない事が起こるということでしょう。すなわち法律をはじめとする社会システムが未整備の状態で、未曽有の出来事が発生します。正しく社会実装されるために、また、それまでの期間に取り返しのつかないことが起きないようにするための拠り所が倫理です。歴史に学び、熟慮し、科学的な分析に基づいて、私たち自身が正しい行動とは何かと導き出さなくてはなりません。
グーグル、在宅勤務を来年7月まで延長する方針-従来は今年末まで
石川 光春SCSK株式会社 部長
無料で提供される食事、居心地の良いソファとテレビゲーム、昼寝スペース、ジムやプールまで従業員のために用意し、同じ空間で心地よく過ごしコミュニケーションを生む仕掛け満載の環境で、日々新しいアイデアを出し、ブラッシュアップすることが競争力の源泉と言われているグーグルでは、この長期に渡る在宅勤務がどのような影響を及ぼすのだろうか。
これまでに存在していないモノ、コトを生み出すには、その新しい事柄を言語化することが第一歩になる。脳には日々全身のセンサーから得られる非言語情報と、言語での思考による情報が集約され、それらから生まれる新たな無意識が蓄積されている。それら無意識があるときに新しい意識として言語化され、人同士で共有可能になったときにアイデアとなる。
在宅勤務環境でこのプロセスを継続できるか否かが、ハイテク産業の将来を左右するのかもしれない。
企業に「在宅7割」要請へ 大人数会合自粛を―政府
石川 光春SCSK株式会社 部長
通勤者が7割程度まで「戻った」とあるが、一度リモートワークで業務を回した実績があるにもかかわらず、わざわざ「戻す」ということになるのはいかなることだろうか。
仕事柄、業務のリモート化や押印の電子化等の相談をいただくことが多いが、ICTの活用によって事務業務を電子化することはもちろん、業務連絡程度のコミュニケーションであれば、パソコン付属のカメラとマイクスピーカで十分事足りるはずである。しかし、これまで当たり前のように行っていることを変化させることに高い障壁があるようだ。現場ではそのような声を上げにくいと聞く。
これを乗り越えなければ、コロナ「に」負けるだけでなくコロナ「で」負けてしまう。トップ主導でリモートワークを定着させてほしい。
ダイソン900人削減 新型コロナで消費行動変化
石川 光春SCSK株式会社 部長
ダイソンは2018年決算までは独自技術による差別化と高付加価値戦略が功を奏し急成長を果たし、2019年は、1月に本社をシンガポールに移転、10月には電気自動車開発から撤退(電気自動車開発は過去2年間投資した後、事業売却を検討したが買い手がつかなかったと報じられている)という大きなイベントがあった。そこに本年、コロナ禍が襲ったという状況。
不要不急の出費が抑制される中、高級品に位置付けられる同社の製品の販売が減少するのは必然の結果であるが、固体電池や、視覚システム、ロボット工学、機械学習やAI(人工知能)などの技術開発が継続されていると聞く。今後の巻き返しに期待したい。
【厳選】ビジネスパーソンが見るべき「YouTubeチャンネル」24選
石川 光春SCSK株式会社 部長
リモートワークの体験者が増加し、改めて動画の可能性が注目されているのだと思われる。インターネット端末が個人にまで普及して以降、徐々に動画アクセスが増えるのと同時に、テキストだけでは伝わらない層が以外に厚いということも顕在化したようだ。
長年発信し続けているブロガー、メーリングリスト配信者が動画へシフトしているのはこの背景からであろう。テキスト、静止画像に比べれば圧倒的に情報量が多く、コンパクトかつ効果的に伝えることができる動画コンテンツを無料で発信できる環境があるのだから活用しない手はない。
これら優良コンテンツを視聴者としても発信者としてもいかに活用できるかが、企業では競争力、個人では幸福度を左右することは間違いないだろう。
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