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【解説】消えゆくY染色体の運命と「性」の意外な柔軟性
NewsPicks編集部
樫村 亜一Tech-Dab株式会社 代表取締役
なんか…. そう言う事なので、生き物の性とはかく言う通り曖昧なものであるため、LGBTQの理解増進は非常に常用な事なのです と言う結論に導かれていくような気がする… この記事は緻密に計算されている。前半は科学的見地に立ち、Y染色体が減衰している事を述べるとともに、実際にY染色体が消失している生物の事例や、人とは異なる性決定のメカニズムを説明している。しかし、ここまでの説明だと、メカニズムは異なれど自然は雌と雄という2つの存在は必要なので、SRYやDMYなど様々な代替手段が用意されている。つまり、女と男と言う、役割が異なる二つの存在が共存する事が大事なのだ!と言う結論を許してしまう。 という結論を塞ぐため(かどうかは、分からないが)最後のセクションでは、人1人の人生の変遷に注目すると、決して性とは確定的なものではないのだ…という方向に誘導している。 つまり、前半は科学的な実験に基づき、様々な可能性を示唆しつつ、性については中立的な意見にとどめつつも、読者の心に揺らぎを作り、結びに近いセクションで人の人生において性は確定的ではないと言う印象を強くしている。 病気を含む様々な理由による性の揺らぎに悩む人々に寄り添うことはとても大事。しかし、それを一般化して男女の違いは認めるべきではないのだ と言うような極端な思想に走ると、混乱を生むし、(トイレが一つになるなど)女性の安全は損なわれるし、その思想を浸透させるべく教育を推進すべく予算がつく過程で利権が生まれ、腐敗が進む可能性がある。とても、センシティブな記事です。
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なぜ日本で「働かないおじさん」が大量発生するのか…ごく「シンプルな理由」
現代新書 | 講談社
樫村 亜一Tech-Dab株式会社 代表取締役
マネージャーの役割/責任を簡単に表現するならば、以下の2つに集約される。 ・担当する組織の業績目標の達成 ・所属するメンバーの育成  この2つの実現を血眼になって職務を遂行すれば、能力は向上する事はあっても損なわれる事はないはずだ。しかし現実はそうなっていない様子。何故か? ある若手の経営企画部門の優秀な社員の不満を聞いたことがある。経営層から、マネージャーは組織マネジメントを出来なくてはいけない。その能力を構成する能力体系と育成プランを作れと言う指示がとんだそうだ。その優秀な若手社員は腕まくりして、頑張り、その仕組みを文書化した。その後、何が起こったか。 言い出しっぺの役員は、自分に対するYesマンだけをプロモーションする事を続けた。そのようにして選ばれたマネージャーは役員の機嫌取りが忙しくて、プランされた研修など気持ちが入るはずもなく、おざなりとなり、何の変化も生み出さなかった。 経営層もマネージャーもマネージャー候補も自分が生み出すべき価値を本気で考えれば、基本的な問題は解決され、結果イキイキした職場は実現されて然るべき。それができないのは、皆、保身に走るからだ。 安定を求める事は、結果的に隷属を生む。極端な表現をすれば、「俺の言うこと聞けば、将来約束してやるよ。しかし歯向かったらわかってるんだろうな」と。 一方、自由を追求すれば、それは一時的には不安定を生む。最初は誰も助けてくれないからだ。 今よりも少しでも良い世の中を描き、それに対して何が出来るかを本気で考え、それをやり抜く覚悟を持つ。そして実行する。皆んなが。やるべき事はそれだけだと思います。
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