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「宇宙大国の地位維持を」=ガガーリン飛行60年でロシアのプーチン大統領
小泉 悠東京大学 先端科学技術研究センター 特任助教
ロシアは伝統的に打ち上げ手段(ロケット)が強く、宇宙サービス(衛星)が弱い。
衛星の性能の問題だけでなく、国際的な衛星利用ビジネスを売り込むことが得意でないわけですね。一番成功したのはGLONASSでしょうか。
しかも衛星コンポーネントはロシアも結構西側に依存しているので、最近では制裁によって衛星の製作自体にも支障が出ていると見られます。
また、最近ではロシアが得意としてきたレガシーな打ち上げ手段では中印が猛烈に追いつきつつあり、アメリカは再使用型ロケットという次の次元に進んでしまっています。
この辺はもはやロシア単独で解決できる問題ではなく、国際協力のプレイヤーとしての立ち位置を確保するしかないのかなと思いますが、昨今の国際環境ではそれも叶わないのが苦しいところでしょう。
集結のロシア兵力、8万人超か=G7は批判声明―ウクライナ情勢
小泉 悠東京大学 先端科学技術研究センター 特任助教
3月末のウクライナ軍総司令官発表によると、ロシア軍は28個大隊戦術グループ(BTG)をウクライナ国境に展開させ、さらに25個BTGが展開の可能性ありとのことでした。
今回のウクライナ大東報道官発表を見るに、53個とは言わないまでもかなりの増強がなされていることは間違いないようです。
おそらくはバイデン政権のウクライナ支援を牽制するのが狙いであり、本当に戦争に踏み切る気があるとは思われませんが、しばらくの間緊張は続くでしょう。
春になり、ナヴァリヌィ支持派がデモを再開するとも見られているので、国民の関心を外に逸らすという狙いもあるのかもしれません。

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