室田 孝次

何年経っても人間は同じことを繰り返すのかもしれない。 三国志にも似た事があったのを思い出した。 初めは劉備、関羽、張飛の3人で始めた軍勢が、諸葛亮を迎えてドンドン大所帯になった際に諸葛亮が劉備に言った言葉だ。 「時代と共に立場も変わる。関羽や張飛は一都市を任せる大将軍になった以上、己の私情や持論で動いてはならない。」 ドラマで行っていたワンフレーズに過ぎないが、人は成功してきた過去に囚われている事が良くわかるセリフだと思う。 特に現代はスタンダードの移り変わりがとても早いので、難しいとは思いますけど。

話を肥大化してるかも知れませんが、名札一つで態度を変えるのは国や人種を差別してる様にも思えてしまいます。 「お客様は神さま」という言葉は、もてなす側が想う事であって、お客様本人が思う事ではない。

「白人の余裕」はある意味、その他人種を見下していることの表れだと私は思っています。 もちろん全ての人がそうだとは言いません。 しかし、「白人こそ人種の頂点」という考えが彼らの中に少なからずあるのを海外に住んでいた時に感じる場面はありました。 日本人は 曲がった松や岩がある日本庭園を見て「自然で美しい」と感じ、スズムシの音色を「美しい」と感じます。 しかし西洋人(おもに白人)は 管理され、整えられた西洋庭園を「管理されて作られたからこそ美しい」と感じ、虫の声を「雑音」と感じます。 文化の違いと言えばそれまででですが、 国や肌の色、おかしなステレオタイプやバイアスでその人を判断する事は本当に愚かです。 私も完璧ではありませんが、気を付けるよう心掛けています。

アメリカの歴史と共まとめられていて、とても分かりやすかったです！ どの国にも偏見や差別はあると思いますが、アメリカは特に根深いのがよく分かる内容でした。 私の母は日本人ですが、台湾人の父と結婚する際に色々周りの友人から止められたそうです。 「台湾なんてよく分からない所は行かない方がいい！」 「台湾？それってどこなの？」 「日本人と結婚した方が日本にも住めるし絶対良い！」 40数年前はこんな言葉が飛び出して来るのです。 僕の個人的目線が強いかもしれませんが、 当時の日本は「他のアジア諸国よりも日本の方が優れている」と言う潜在意識が強く、他のアジアの人たちを見下していた雰囲気があります。 (全ての人がそうではありませんが。) 私も小学校で友人と喧嘩になると・・・ 「うるせぇ台湾人め。国に帰れ！」 とよく言われました。笑 しかし想像してみて下さい。 自分が「日本人のほとんどいない地域で暮らして、そんな言葉を言われたら」どう思いますか？ ほとんどの人は傷付くと思います。私も当時はそうでした。 しかし、お陰で自分の出生やアイデンティティを考える良い機会を得たと今では思います。 母はいつも、 「お父さんの血が流れている事を誇りに思いなさい。他の誰が言おうと、お父さんは素晴らしい人なのだから、自信を持ちなさい。」 と私を励ましてくれていました。 国や肌の色で、その人の人柄を決めてしまうのは勿体ない事です。 国民性やステレオタイプはありますが、全ての人が当てはまる訳ではありません。 「自分のアイデンティティを持ち、他のアイデンティティを尊重できる心。」 それを持つ事が大切だと思います。

コロナが出ただけで『新宿がヤバい』とか『ホストクラブは危険だ』と一括りにしてしまうのは逆に危険だと思います。 まるでその業界全てが『悪』である様な都知事の言い方や報道がそうさせているところはありますが。 仮に『ラーメン屋』、『居酒屋』だったとしても、その業種や業態に激しい負のイメージを植えつけてしまいます。 どんな職種でも需要があるから存在している訳で、「夜の接待」に行った事ない人、興味ない人ほど彼らを敵視している気がする。 私も行った事ないですし、元々興味もないですが、 ちゃんと毎回消毒して、ソーシャルディスタンスを保って営業してるお店もあるかも知れません。 十把ひとからげにして考えるのは浅はかだと思います。 小池都知事の、 ・ただカメラの前で毎度『お願い』と『数字報告』するだけの会見。 ・何かの業種を『標的』にする様な発言のし方。 ・ドイツより10倍も厳しい経済活動再開基準。 正直、次の都知事選で投票したくはないですね。

今回の新型コロナが武漢から発生したのは明らかです。 1、コロナへの初動対応が遅いばかりか、WHOに働きかけて結果的に世界に拡散させてしまった。 2、コロナの混乱に乗じて尖閣に船を出し日本に圧力をかける。 3、イギリスとの約束を放棄して国家安全法を香港に。 4、マスクやアルコールを買い占め、それを世界に撒いて援助しているアピールするマスク外交。 5、海外に亡命したウイグル人女性より明らかになった、非人道的な強制収容施設の実態。 まだまだ上げたい内容はありますが、キリがありません。 こんな事を指揮する指導者を「国賓」として招くなんてあってはなら無いです。 天皇陛下に握手させる光景を想像したくありません。 でも間違ってはいけないのは、中国国民に非があるのでは無いこと。 非難を向けるなら中国共産党や国家主席に向けるべきである事です。 日本が世界に対してどう立ち回るのか？政府や国民含めて考える時だと思います。

みんな得意な分野や不得意な分野がある。 すごい共感する内容でした！ 私なりの意見かも知れませんが、一般的には・・・ 「みんなこれくらいは出来るんだから、あなたも同じレベルで出来るようになってね。」 こんな言われ方を職場でされて来た経験があります。 ラグビーやサッカーなどと同じで、みんな得意なポジションが違うからこそチームとして強いのです。 個々の底上げも大切ですが、その人の伸びるポイントや、本人がどう考えているのか？と言う点に向き合うことが大切だと感じます。 例としてワンピースのルフィもそうかなと。 海図も読めなければ、戦う以外に役立つ点はあまりない船長ですが、 「お前はどうしたいんだ？」と仲間の意思に耳を傾けている描写が多い所が魅力なんだと思います。

このコロナがアパレルやファッション業界に与えた打撃はかなり大きいです。 加えて今回のアメリカの人種問題もコロナの渦中でなければ、強盗や破壊活動はもっと小規模で済んでいたと思います。 リモートワークや在宅で出来る事を多く発見できた代わりに、 「お洒落な物を買っても、外で見せる機会が少ない。」 と言うのが現状です。 お金持ちや事業の成功者ほど、無駄な買い物はしないものです。 LVMHは多くのブランドを傘下にしてますが、これからの数年は厳しい状況に見舞われそうです。

前回もこの議題にコメントしました、台湾人の父親をもつ者です。 この「国家安全法制」を香港に導入する事の何がヤバイのか？ それは中国共産党の都合で、香港の人達を本土の人達と同じ様に逮捕・連行出来る点です。 日本政府も方針をしっかり示さないと、対岸の火事では済まなくなります。 ウイグル→香港→台湾→尖閣→沖縄 この様にジリジリ侵食してくる事も充分にあり得る事です。 そうなった時、アメリカは本当に助けてくれるでしょうか？ 自分達で日本を守らなければならないなら、憲法改正の是非を問う事にもなる重大な問題です。 政府を含めて、日本の皆さんにもっとこの問題について考えて欲しいです。

こういった事は線引きや基準が難しいからこそ、国には慎重に行って欲しいです。 この番組は「ドキュメンタリー」ではなく「ショー」である事を見ている人達は忘れていたのかも知れませんね。 ネットの誹謗中傷について考えるきっかけになったが、一人の命が失われてから考えるのはなんだかやるせないです。 ネットはフィジカルな対面では無いが、向こうにも周りにもフィジカルに実在する人間がいる事を忘れてはならない。 ネットの誹謗中傷も、ひと昔前の「みんなで仲間外れの人をを囲んで、石を投げつけて村から追い出す」様な時代とやってる事は変わらない。

記事を読むだけでも、心が痛みます。 自分は父親が台湾人で幼少期を台湾で過ごしましたが、日本のメディアはこういうニュースをもっと取り上げて欲しい。 想像してみて下さい。 ・国の批判を口頭で、ネットでするだけで拘束される。 ・新型コロナウィルスを発見して報告しても、国家反逆罪で逮捕。 ・ウイグルではなんの罪も無いのに沢山の人が収容所に収監される。 あげたらキリがないですが、どうして香港の人がここまで抗議しているか皆さんは分かるはずです。