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新サブカテ続々登場!伸び盛りの男性用化粧品で売場に差をつける
大学病院 医師/皮膚科
最近私の周りにも化粧水・乳液(人によっては美容液も!)を常用している男性の話を良く耳にする様になりました。
どの化粧水を使ったら良いかと相談に乗ることも多々ありますが高ければ良い訳でもなく、肌に良い成分が入っているから良い訳ではありません。
(「化粧品」である以上、有効成分が入っていても濃度が薄いことが多いです。)
女性・男性問わず外来では「化粧水・乳液にこだわることも悪いことではありませんが、ダメージを減らすこと(紫外線対策を徹底することや洗顔習慣の見直し)がとても重要です。」とお話します。
いくら良い商品を使ったとしてもゴシゴシタオルや洗顔ネットで擦っていては皮膚の劣化は進むばかりなのです。
Googleの失敗から学ぶ、AIツールを医療現場へ適用することの難しさ
大学病院 医師/皮膚科
医療の中でも分野によってAIの得意不得意があると言われますが、放射線診断科、病理診断科、皮膚科の3診療科は今後特にAIとの"住み分け"を考えていく必要が不可避となっています。
例えば近年AIの診断が皮膚科医を上回る論文が多数報告されており、AIが医師よりもpriorityを取っていくかもしれません。
しかし、その一方で「診断においてAIが医師に取って代わることにはならないだろう」という見解が現在は優勢です。
AIが得意な部分を用いてより高度な医療を行い、face to faceで温かみ
を残した診療が今後求められていくのだと思います。
<参考文献>
Ann Oncol. 2018 Aug 1;29(8):1836-1842. doi: 10.1093/annonc/mdy166.
Man against machine: diagnostic performance of a deep learning convolutional neural network for dermoscopic melanoma recognition in comparison to 58 dermatologists.
新型コロナ治療薬「レムデシビル」 重症者へ無償提供へ 厚労省、承認後
大学病院 医師/皮膚科
治療効果のある薬剤が承認されていくことは非常に良いことと考えます。
ただ、その一方一定の割合で生じうる副作用についても着目していくことも必要です。第Ⅲ相臨床試験の結果を確認しますと投与期間で分けた2群ともにグレード3以上の薬剤関連有害事象、薬剤中止にいたる肝障害などの報告もありますので5月末の更なる報告の確認が重要です。
<参考:ギリアド ・サイエンシズ プレスリリース>
https://www.gilead.co.jp/-/media/japan/pdfs/press-releases/04-30-2020_2/simple-severe_study.pdf?la=ja-jp&hash=4252B9E480395C97DF5529A1C503C257
<現在の臨床試験情報>
https://www.gilead.com/purpose/advancing-global-health/covid-19/remdesivir-clinical-trials#
米LA、希望者全員にコロナ検査 国内の主要都市初、無償で
大学病院 医師/皮膚科
検査を実施する側の人員確保をどうしていくのが非常に気になります。
軽症陽性者の隔離施設が整い始め、閾値が下がってきている様ですが、このまま日本は陽性者数を少なくしていく方針で進んでいくのでしょうか。
医療機関側としますと資源はまだまだ不足しており、人員も科関係なく動員されていく現状・未来が見えてきています。
人流の減少率など確実に低下はしてきていますが今後陽性者数をどう増やしていくのか(閾値を下げないままでいくのか、隔離解除のフェーズをどう構築していくのか)が非常に重要になってきます。
下記:新型コロナウイルス感染症対策本部(官邸HP)
https://corona.go.jp
コロナ患者の知られざる兆候「凍傷のような皮膚変色」に要注意(SmartFLASH)
大学病院 医師/皮膚科
COVID-19関連の皮膚症状については海外論文で急性発疹症や蕁麻疹様皮疹、水痘様の症状の報告がありますが、凍瘡状皮疹(しもやけ様?皮膚症状)が着目されてきています。
(参考文献:JAAD:Characterization of acute acro-ischemic lesions in non-hospitalized patients: a case series of 132 patients during the COVID-19 outbreak.)
論文の症例写真を確認してみると典型的な足趾壊疽というよりは1cm以下の紫斑や紅色丘疹・多形紅斑様の皮疹など多彩な臨床像です。
無症状〜軽度の臨床症状の感染患者に生じ、肺炎や特殊な薬物治療を有しない症例であり、潜伏期間や症状の持続時間、上咽頭スワブの陽性率などからSARS-CoV-2感染の"晩期症状"を示唆しているとされていますのでスクリーニングとしては使用しにくい可能性があります。
論文では無症状〜軽症者の報告がされていますが重症例ではDIC、血栓症症例も多いと思います。
今後重症例での報告も続いていくのではないでしょうか。
参考文献:
▶︎J Am Acad Dermatol. 2020 Apr 24. pii: S0190-9622(20)30709-X. doi: 10.1016/j.jaad.2020.04.093.
Characterization of acute acro-ischemic lesions in non-hospitalized patients: a case series of 132 patients during the COVID-19 outbreak.
▶︎J Eur Acad Dermatol Venereol. 2020 Apr 27. doi: 10.1111/jdv.16544.
Vascular skin symptoms in COVID-19: a french observational study.
NORMAL
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