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【10周年】NewsPicksがこれまで伝えてきたこと
高岡 浩三ケイアンドカンパニー株式会社 代表取締役
newspicks10周年、おめでとう㊗️ございます。ピッカーというニュースに対するコメントを読者とシェアするという初めてのビジネスモデルは、ニュースの多角化された視点も伝えるという、「読者が諦めていた問題解決」を生んだイノベーションでした。
初期からのピッカーとして、出来るだけ違った視点からのニュースの読み方をコメントしてきましたが、最近ではジャニーズ問題やビッグモーターと損保ジャパンの馴れ合い問題もそうでした。日本のメディアは事実のみを伝えるだけで面白みがないという問題を、ピッカーで解決してくれた功績は大きいと思います。
これからも、新しいニュースメディアとして、益々のチャレンジを期待しています。
社外役員兼任4割増の2500人 23年、女性候補少なく
高岡 浩三ケイアンドカンパニー株式会社 代表取締役
元々、終身雇用で一つの会社で新卒から社長や役員に昇進してきたサラリーマン役員が殆どなので、その任期も短いことからグローバルに通用するようなプロ経営者が圧倒的なに少ない日本。だから、急にガバナンスコードと言って社外取締役を増やせと言っても全く間に合わない。
仕方なく、失礼ながら経営経験の無い弁護士、会計士、大学教授を招聘するから取締役会が混乱する。欧米企業ではあり得ない日本特有の社外取締役の顔触れだ。
もっとも、社外取締役をお願いする企業も、あまり経営に口出しして欲しくなく、かつ、ガバナンスコードに定められた体裁は整えたいという下心が見え隠れするのだが。最近は、社外取締役の積極的な貢献が叫ばれる中で、取締役会が経営を理解しない人達に振り回される傾向が見受けられるのも今の日本の状況では致し方ないところか。女性比率が低いのは尚更というところ。
ダイバーシティという意味では、海外から男女問わずプロ経営者を社外取締役に入れるくらいの変革げ欲しい。
世界の大企業対象“人権尊重ランキング”で日本企業は平均点以下続出 人権後進国日本はジャニーズ離れか
高岡 浩三ケイアンドカンパニー株式会社 代表取締役
日本企業の経営レベルが世界標準に足らないのは、人権尊重問題だけに限ったことでもなく、稼ぐ力、コーポレートガバナンスとコンプライアンス、経営と所有の分離と取締役会のあり方、プロ経営者の圧倒的な不足と枚挙にいとまがない。個人的には、経営者の真摯な反省とグローバルに学ぼうという姿勢に欠けているからだと考える。戦後の敗戦から見事な経済復興を果たし、バブル期を迎えて世界第二位の経済大国にのし上がった自信とプライドが、海外に学ぶものはないという自滅的な姿勢をつくりあげてしまった。今回のジャニーズ問題も、全てのメディア企業とタレントを使ってきたクライアント企業は、ジャニーズ事務所やジャニー喜多川氏を批判する前にジャニー喜多川氏の性癖を知りながらあまりの人気に忖度して知らないふりをしてきたことを猛省しなければならない。
私が知る限り唯一NHKだけが、私がNewsPicksでコメントした翌日に、自己反省する特別番組を放送していた。なぜ、看板番組の「クローズアップ現代」でジャニーズ事務所の性加害問題を取り上げてこなかったのか?など、これまでのプロデューサーに取材してまで忖度のあったことを認めて謝罪していた。
グローバルには、当たり前の企業行動だが、日本ではさすがNHKだと思わされることが大問題である。企業トップが反省しない限り、世界から見て日本企業の人権尊重レベルが上がる期待は一切出来ない。
スポンサー離れはジャニーズ"終わりの始まり"か
高岡 浩三ケイアンドカンパニー株式会社 代表取締役
正直言って、いったい何をこんなに騒いでいるのだろうか?という感覚でジャニーズ問題を見ている。
クライアントサイドにいた私でさえ、ジャニー喜多川氏が元々性癖があってジャニーズ事務所を開設したという噂は、かれこれ20年以上前から噂として知っていた。メディア関係者も絶対私以上に知っていたはず。なぜなら、私が知ったのは業界関係者とメディアだからだ。
ただ、ジャニーズが人気絶頂の間は嫌われたらジャニーズのタレントを使われなくなるからと、怖くてニュースにも出来ないと、テレビ、新聞等のメディアは蓋をしてきたわけだ。
私は、ネスレのガバナンスとコンプライアンス規定の観点から、キットカットと言えども一度もジャニーズのタレントをCMや販促に起用しなかった。私からすると、今回のジャニーズ問題はBIGモーター社と損保ジャパンの癒着問題と重なって見える。
今更、ジャニーズ事務所のタレントと契約しないという大手クライアントこそ、この手の問題を知っていたはずだし、知らなかったとしたら恥ずべきことだ。
それ以上に、日本のメディアはクライアントの不祥事や人気芸能事務所の問題に蓋をして、事が起こってから白々しく報じる体質だと理解しておくべきだ。
上場企業3期連続最高益 24年3月期、小売り・サービス好調
高岡 浩三ケイアンドカンパニー株式会社 代表取締役
日本経済新聞も、日本の中だけの企業業績を言うのではなく、これだけグローバル化した時代の中で日本企業の真の実力がどうなのかという視点があってもいいのではないか?
世界国別競争力ランキング一位のデンマークから帰国したばかりだが、国民の平均給与は1000万円と日本の倍。日本の上場企業の平均給与が上がったと言っても630万円。デンマークの企業の98%は従業員50人未満の中小企業。従業員250人以上の企業はたった0.3%しかないにもかかわらずだ。
いかに、日本企業が最高利益といっても未だ欧米の半分の利益率で、先進国で最も賃金が安いということを報じないと、相変わらず日本全体が田舎者の集まりになる。フィナンシャル・タイムズを参加に抱えたグローバル・メディアだからこそ、広告主(日本企業)に忖度しない視点で日本経済を論じてもらいたい。
【高岡浩三×田村淳】イノベーションは「中小」こそ起こせる
高岡 浩三ケイアンドカンパニー株式会社 代表取締役
昨日、デンマーク🇩🇰から帰国しました。
孫たちが大のLEGOファンで、本場のLEGOハウスとLEGOランド訪問が主目的でした。
LEGOに興味ない私は、私の母校のスイスのビジネススクールIMDが毎年発表している国別競争力ランキングで、2年連続No.1に選ばれたデンマークに興味がありました。
九州くらいの大きさの国に600万弱の人口という小国ながら、一人当たりのGDPは日本の倍。平均所得も年間1000万円と日本の倍以上です。企業の99%は従業員が50人未満の中小企業。しかしながら、常に世界市場をターゲットにニッチ戦略に特化して高い利益率を稼ぎます。FLUXという企業もその代表例で、人工衛星などの磁気電子部品では世界的トップシェアです。大企業でもLEGO以外にノボノルディクスという糖尿病薬に特化した製薬会社は、一兆円以上の売上に40%の純利益率と、ニッチ戦略の申し子のような超優良企業。
日本の中小企業も、少子高齢化の中で国内市場が縮小する日本で、しかも地方に特化した企業がほとんど。まるでデンマークの真逆です。
どんなニッチなマーケットも、世界市場は広く大きいんですね。ヨーロッパの小国には、学ぶことが多いと改めて感じて帰国しました。
ビッグモーターの水増し請求、全ての自動車保険料に影響か
高岡 浩三ケイアンドカンパニー株式会社 代表取締役
ビッグモーターのガバナンスとコンプライアンスが全く機能していないのは明らかだが、意外に見落とされているのは、取引先の損保ジャパンのガバナンスとコンプライアンスだ。
一見、ビッグモーターに騙された被害者のように映るが、社員をビッグモーターに出向させるほどの重要顧客であったことを考えると、損保ジャパンの営業は知っていたと疑われても仕方ない。取引先のコンプライアンス違反まで目を光らすのが一流企業の本質だ。
私の古巣のネスレでは、コーヒー豆やカカオ豆の生産農家で、チルドレン・レイバー(児童労働)問題の疑いがあれば取引停止する。
インドネシアの植物油脂会社が、オランウータンが住む椰子の森林伐採の噂があっても、取引を停止していた。
自社だけでなく、全てのステークホルダーにわたりコンプライアンスを徹底する事こそが、グローバルスタンダード。日本のコーポレート・ガバナンスが周回遅れであると私が指摘する理由のひとつだ。
オフィス回帰の動きは終わった最新の調査で判明
高岡 浩三ケイアンドカンパニー株式会社 代表取締役
リモートワークについて」日本とアメリカは違う!」と考える人は、間違いなく日本における企業と従業員の関係性における新しい現実を理解していない。それは、働き方に対してチョイスを持つのは企業側ではなく従業員側であるという現実だ。終身雇用が当たり前だった日本では、未だに働き方の決定権は企業にあると考える向きが多い。しかし、日本のZ世代は既に今働く企業で定年までと考える人はかなりマイノリティだ。だから、働き方は自分に合った働き方を提供してくれる企業を選ぶ。即ち、欧米型に推移するということ。この新しい現実に気づいていない日本企業のトップは、優秀な人材獲得に失敗していくだろう。
ディズニー、アイガー氏のCEO契約をさらに2年延長-26年末まで
高岡 浩三ケイアンドカンパニー株式会社 代表取締役
ディズニーの取締役会における指名委員会は、ポプ・アイガー氏に代わるCEOをなかなか見つけられないのだろう。それほどまでに、大成功を果たした名経営者の後継者選びは難しい。ただ、コーポレートガバナンスに厳しい米国においても、有能なプロ経営者の長期政権を否定していない。翻って日本はというと、社長や会長の任期を勝手に決めている。これこそ、ガバナンスの無さを露呈している。取締役会の最重要課題は社長後継者を選ぶこと。しかし、有能なプロ経営者ならば15年やろうが20年やろうが構わない。業績さえよければ。日本では、一社長の長期政権は社内が腐ると言うが、本来取締役会がほぼ社外取締役で経営のプロであれば、社長の暴走は簡単に阻止できる。日産ゴーン元社長の暴走を止められなかったのは、日産の取締役会が全く機能していなかっただけの話。だから内部の日本人役員が特捜に内部情報をリークして、ゴーン元社長を逮捕させるという極めて恥ずかしい退任劇が展開された。
日本のコーポレートガバナンスが、まだまだ幼稚園並みと私が言う理由はそこにある。

【日本発】世界の水不足を救う、すごい素材ベンチャー

【神話を暴く】最強企業TSMCは「政府製」は真実か
がんワクチンによる個別化医療がすぐそこまで来ている
高岡 浩三ケイアンドカンパニー株式会社 代表取締役
果たして、この癌ワクチン、更なる治験により安全性が確認されたとして、日本で認可されるのだろうか? 私の知る外国人の富裕層からは、日本には入ってこない高額医療薬の話を聞かされる。海外では、この手の新薬は100%自由診療。医療費が1000万円単位でかかるから、普通の人には手が届かない。国民皆保険の日本では、世界で認可されても保険適用するととんでもない医療費が嵩むので、なかなか許認可されないという。皆保険を辞めろとは言わないが、せめて混合診療を認めて、高額医療を受けることの権利は与えるのが平等ではなく公平だということ。税金を沢山支払う富裕層に対するモチベーションを与えないと、益々国力が衰えていくだろう。

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