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残念?そうでもない? 2023年に消えたテック関連サービス・製品たち
ギズモード・ジャパン
秋田 夏実東京大学(駒場) 運営諮問会議委員、日本学術振興会 男女共同参画推進アドバイザー
記事の後半に「AR機能を備えたBoseのサングラスBose Framesが販売終了」とありますが、Bose FramesにAR機能がついていたのは第一世代のみです。2020年にはAR機能の開発チームは解散していたと記憶しています。第二世代のモデルを使っていますが、AR機能のないサングラス型ヘッドフォンです。なので、「今更?」とちょっと思ってしまいました。 それと記事にはありませんが、Google Glass法人版の「Glass Enterprise Edition 2」も昨年3月に販売終了となりました。ウェアラブルデバイスのGoogle Glassは、2013年に発表され大いに関心を集めましたが、プライバシーの懸念や社会的な受け入れの課題に直面し、わずか2年後には開発中止となりました。しかしその後も企業向けや医療用などでGoogle Glassの技術を再活用する試みが行われてきましたが、遂にそれにも昨年終止符が打たれています。 「儲からなければすぐに撤退する」のは欧米企業の(中でも米IT業界の)常です。「ご利用頂いているお客様の信頼を裏切って良いのか?いきなり提供をやめて、お客様に迷惑はかけられない」「この製品の価値を伝えきれていないのでは。提供をやめる前にもう少しできることがあるのではないか」と日本企業であれば逡巡するところを、数字に基づいてドライな判断をします。 限られたリソースを柔軟にシフトするのは合理的な行動です。しかし米IT企業の中には、鳴物入りで世に出した製品やサービスを僅か1-2年で終了するケースもあります。期待して他から乗り換えたり、一早く導入したロイヤルカスタマーは、期待を大きく裏切られることとなり、CX(顧客体験)の観点から、それは流石にどうなのかと思います。
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