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「脱原発」を実現するドイツ、「脱ロシア」を進める中で競争力を維持できるか
土田 陽介三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 副主任研究員
個人的には4月以降も脱原発は延期かな、と考えていましたが、それでも敢行するようです。
原発が電源構成に占める割合が6%に過ぎないとはいえ、その6%を他の電源で代替できなければ、電力の供給は一気に不安定化します。そして、その6%を不安定な再エネで賄うのか、脱炭素と逆行する石炭火力で賄うのか、ロシア産ガスからLNGにシフトしてコストが急増したガス火力で賄うのか、何れのミックスなのでしょうが。
再エネ推進論者の方々は余り「国際競争力」に関心がないようですが、ドイツの高い国際競争力こそが、ヨーロッパの経済をけん引してきた事実があります。マクロ的な観点に立つエコノミストとしては、環境経済的な部分均衡が一般・全体均衡にどのような影響を及ぼすのかを注視しています。
ECBの大幅利上げ計画、今週会合で反対強まる見通し-当局者
土田 陽介三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 副主任研究員
個人的に二点、思う所があります。
一点目として、まだインフレ圧力が強い中で、0.25%ポイントの利上げは相場の催促に過ぎないのでは、ということ。相場からすれば、金利が上がらない方が良いに決まっています。
二点目として、事務方を含めたラガルド流金融引き締めの稚拙さというか、不味さというか、そういったものを強く感じること。時間軸政策を使わないとする一方、前回理事会で今回3月理事会で0・5%ポイントの利上げを実質的に公約するなど、期待形成の面で、ラガルド流はちぐはぐな感じが否めません。利上げの回数を明示してみたりしたこともあります。
そうした「ちぐはぐさ」といいますか、ご都合主義な方針が、ECBの政策の手足を縛るというか、ECBの政策予見性を低下させているのではないか、と私は感じています。
マスク着用 きょうから個人の判断に ルール緩和

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