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植田日銀の「バターナイフ利上げ」、市場は無視し円安・株高進む
土田 陽介三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 副主任研究員
市場は無視し、というよりも、株高に配慮したからではないでしょうか。リークに意見する声もありますが、ではいきなりのタカ派決定で株が萎めば、またそれはそれで文句がつくはずです。株高派といえば、需要刺激を好みますし。
それに、市場との対話は、まず国内のプレイヤー向けでしょうから、米連銀のやり方や欧州中銀のアナウンスにも違いがあるのだと思います。米連銀はドットチャートを用いますが、欧州中銀はタカ派の理事とハト派の理事が好き勝手に言っては、市場の反応を見ている節があります。
いずれにせよ、失政の回収は大変だな、と感じます。あと、英語の語感が日本語に当てはまるわけではないな、とも感じます。バターナイフですか。
「賃金上がりすぎ」で負のスパイラルに陥り始めたドイツ。「賃上げ」課題の日本との違い
土田 陽介三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 副主任研究員
ドイツの公共交通機関では賃上げストが相次いでおり、実際に事前通告がないかたちになってきているようです。
かつて、エアフラを使うなら信頼性が高いルフトを使うなどという人も少なくなかったようですが、それがコロナ前から日系エアにする人が増えたような話も、よく耳にしました。
空港オペレーションそのものがいつダウンするかわからないと、キャリア選択もまた無意味となりますが、いずれにせよドイツのストは酷い有様のようで、1970年代を彷彿とさせます。
他方、日本は賃上げスト以前の問題です。言い換えれば、労使協調を乗り越えてしまっているわけですが。賃上げの動きが波及することが望まれるところです。
日銀正常化で迫る「金利のある世界」、市場や家計に起こる変化に注目
土田 陽介三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 副主任研究員
政策金利がどんどん上がるわけではないですし、すでに10年債利回りはそれなりに上がっています。金利がある世界への復帰とありますが、これで家計が大きく左右されることはないと考えます。
それに、マイナス金利を解除し、量的質的緩和を修正したとしても、量的政策そのものがいきなり解除されるわけではなく、仮に解除に向かうとしても、段階的なプロセスを踏むことになります。他の国に比べ、十分、緩和的な環境が維持されます。
マイナス金利が付されて10年近く経ちましたが、▲0.1%です。これをゼロ近傍に戻しただけで、経済がガタつくとしたら、それこそ、経済を成長せしめるはずの金融緩和が、経済の体力を奪っていたことになります。需要刺激派の論理矛盾が生じます。
こういうことを書くと、やれポジショントークだと、反対のポジションを取りたい人は言うでしょうが、残念ながら私はセルサイドでもバイサイドでもありません。
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