山本 理恵

過去2年で急激に増えたオンラインイベント。全く新しい分野に見えますが、実は欧米中心に1990年頃に始まり、その後も国土が広い国では利用が徐々に進んでいました。日本国内ではウェブ商談等が普及した後、5年ほどのスパンで訪れるトレンドか、と思っていましたが、コロナウイルスの感染拡大により一気に市場が拡大しました。 過去2年間が「対面で集まることがNGだった」時代なので、今後リアルの体験へのリバウンドが一定期間訪れるとは思います。ただし、過去2年間で十分な行動変容が起きたことと、地方・海外の参加者や在宅ワーカー含め多様な参加者を集められるため、今後も魅力的な開催方法であるのは確かです。また、今後更にグローバル化する経済においては、国外からの参加者や登壇者を集める傾向は加速化すると思れるため、海を越えた交流のためにも活かせると思います。 最後に：20年近く海外に住んでいた視点から、個人的に日本には素晴らしい企業や製品が多くあるのに海外マーケティングの機会が少ない、と思うことが多々あるため、PC一つあればどこからでも参加できるオンラインイベントを駆使したマーケティング活動が、日本企業の飛躍に一役を担うと良いなと思います。