ホーム
115フォロー
1983フォロワー
国家ブランド指数No.1の日本 海外に評価される、知られざる本当の強み
山邊 昌太郎一社)広島県観光連盟(HIT) チーフプロデューサー 兼 常務理事事業本部長
日本の素晴らしさは、日本人が一番わかっていない。それが当たり前だから。
僕自身の体験として、高校生のとき一刻も早く離れたくて出た広島に8年前に戻ってきて、その素晴らしさを実感している。国と街でサイズの違いはあるが、それと同じじゃないかなって思う。
目に見える美しさや食の素晴らしさだけじゃなくて、この街が持つ「多様な平和」を感じたとき、なんともいえない満たされた気持ちになる。
感じさせる何かは、一朝一夕に出来たものではなく、長い歴史で培われたもの。
それを学ぶことや、その一端に触れることで、さらに魅力を感じられるのだろう。
自分自身が住む街や国を肯定したり誇りに思うのは難しい。
けど、素晴らしい観光地だと認められることで、褒められる機会が増えると、少なからず住んでる街や国を誇りに思うことも増えるだろう。結果もっと良い街や国にしようと思う人が増え、もっと良い街や国になり、結果さらに素晴らしい観光地になる。そんな循環が生まれるといいのにな、って思っている。
英紙「日本人がオーバーツーリズムを嘆くのは訪日観光客が妬ましいから」 | 自国のレジャーを楽しめない「悲しみ」
山邊 昌太郎一社)広島県観光連盟(HIT) チーフプロデューサー 兼 常務理事事業本部長
私はオーバーツーリズムの本質には、その関係者だけが潤い、関係しない人たちが損害を被るという構造があると思っている。
従って、いま現在「関係しない人」と認識している人たちも、観光の担い手として関与してもらうだけでも、捉え方が変わってくるのではないだろうか。
少なくとも批判だけでなく「どうすれば改善するか」を主体的に考えるようになるだろう。
本件に限らずだが、問題の外側から批評するのではなく、内側で当事者として知恵を絞る方が、前向きだし建設的だと思うのだ。
そういう意味も込めて、私たち広島県では「HITひろしま観光大使」という、広島が好きであれば年齢も国籍も関係なく、誰でもなれる大使制度を設けた。
大使というタイトルによって、自覚が生まれる。
SNS等での情報発信のみならず、プロダクトの改善点を指摘したり、落ちてるゴミを拾ったり、何かしら「良くなる」ことに関わる当事者が増えることで、この街が良くなると信じている。
「北海道ニセコの超高級ホテルに泊まってはいけない」ヤバすぎる実態…日本語がまったく通じない、接客サービスは最悪だった
山邊 昌太郎一社)広島県観光連盟(HIT) チーフプロデューサー 兼 常務理事事業本部長
観光地日本の素晴らしさは、その歴史や建物、そして風景もそうだけど、やはり人にあるのではないかと思う。
英語が話せる人は少ないかもしれないし、積極的にコミュニケーションとる人も少ないかもしれない。でも、根っこにあるホスピタリティや互助の精神は、日本人の、特に地方においては誇れるものだと思う。
それを活かさず、華美な施設や豪華な料理に価値を置いた時、その魅力はどこにでもあるものになってしまうし、心に残るものにはならないだろう。
私たちが提供する価値は何なのか。そこをしっかり考えないと大変なことになる。自戒を込めてそう感じた。
NORMAL
投稿したコメント