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小林賢太郎氏「愚かな言葉選び、間違いだった」 解任でコメント
毎日新聞
田中 勲Pine Link co.,ltd Director
この案件、言葉から脊髄反射的に反応するんじゃなくて、ちゃんとコントの文脈やホロコースト表現の問題を理解した上で批判しないと、思いっきり「表現の自由」の侵害になっちゃうケースだ。 コントはNHKの「できるかな」のパロディ。で、小林の「ノッポさん」と片桐の「ゴン太くん」が、本物にはあるまじき、倫理的にヤパいキャラとして登場。その一環として、「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」を番組でやったらって言ったら、プロデューサーに「放送できない!」と激怒された…とネタに出てくる。 内容的には、ユダヤ人虐殺を肯定しているとか、ユダヤ人を非難しているという話では全くない。逆に登場人物の「異常さ」を強調するために使われているのであって、背景には「「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」なんて提案するのは、ヤバいやつ」という思想がある。だから観客も笑ってるのだ。 次に「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」という言葉について。表現の自由が広く認められている日本において、使っちゃいけない単語なんてない。ヨーロッパにおいてでも、ユダヤ人の大量惨殺(ホロコースト)を否定することは罪だが、ホロコーストという単語を使っちゃいけないなんてルールはない。ホロコーストをあらゆる形でジョークにするのが許されない…などとしたり顔で言っている人がいるが、それはどこのどんな根拠に基づくルールなのか。 ある特定の単語を使っちゃいけないという主張こそ「表現の自由」の侵害であって、人権侵害だという意識が多くの人に欠けているのが非常に怖い。同様に根拠なしの空気で、「天皇の写真を燃やす表現は許さん」というのもあるが、これを許容した人が今回のケースを批判していたら、それはダブルスタンダードだ。 もちろん、あのホロコーストをコントのネタにするなんて…という倫理的?観点や個人的な感覚からの批判は自由だろう。しかしこのコントをもって、小林がユダヤ人を差別しているだの、人権を侵害しているだの、表現におけるルール違反をしてるなどと批判することは、全くの無理筋。それが通れば、演劇から音楽、小説などなどの表現活動をしている人々が、超萎縮して「表現の自由」を奪われることになる。 この辺、ちゃんと理解して、このニュースに接するべきだと思う…と朝書いたのだが、結局解任に。これは悪しき前例を作ってしまったと思う。
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