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未開地のアフリカで爆発的にヒット 中華携帯王「Transsion(伝音)」の成長神話
黄 未来中国トレンドマーケター
スマートフォンの世界シェア上位といえば、Samsung、Huawei、Appleの名前がすぐに出てきますが、
それ以下となるとXiaomi、OPPO、Vivo、そしてMotorolaやLGあたたりの名前が思い浮かぶくらいでしょう。
ところが世界シェア10位内には意外なメーカーが入っています。
それは、中国の伝音科技(Transsion)が展開する『Tecno(テクノ)』というブランドで、アフリカではシェア上位に顔を出すメジャー製品です。
伝音は創業直後の2006年にアフリカに進出し、ミドルレンジのフィーチャーフォン「TECNO」と、格安フィーチャーフォンの「itel」でシェアを拡大してきました。
また、同社は2019年9月30日に上海証券交易所での上場を果たし、初日に株価が64%上昇。
2020年2月25日に伝音HDが発表した年次業績速報によると、会社所有者に帰属する当期純利益は162%の増益となり、2月26日に発表された胡潤世界富豪ランキングで、同社創始者の竺兆江が初めてランクインしました。
ソフトバンクも出資のAIユニコーン「センスタイム」、今年下半期に香港と本土で重複上場を計画
黄 未来中国トレンドマーケター
商湯科技開発有限公司(センスタイム)は香港に本社を置くディープラーニング技術を応用した人工知能と顔認識技術の研究と開発を手がけている企業です。
香港中文大学情報工学科の湯暁鴎教授のプロジェクトが商業化して香港サイエンスパークで立ち上げた会社です。湯教授が2014年6月に世界で初めて人間の目の認識能力(97%)を超える精度(99.15%)を持った画像認識アルゴリズムを開発したと発表し、同年9月の世界大会のImageNetでGoogleに次ぐ2位の成績をおさめて翌月に会社を設立、2015年と2016年には優勝して評価を高め、世界で最も価値の高いAIスタートアップとなりました。
また、同社はMegvii、Clould Walk、YITUと並んで、中華圏の四大画像認識技術企業とも呼ばれております。
メルカリ、中国最大のフリマアプリ「閑魚」にて越境販売を開始 日本企業として初
黄 未来中国トレンドマーケター
「閑魚」は阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング)グループの中古品売買アプリで、前身の「淘宝二手」は2012年にサービスを開始しました。14年6月に名称を「閑魚」に変更し、現在では中国国内で最も人気の高いフリマアプリに躍進しています。
2020年9月時点で登録ユーザー数は合計2億人、1日当たりのアクティブユーザー数は2000万人を突破しております。
また、年間の出品点数は10億点超、取引額は2000億人民元(約3兆1000億円)を上回りました。
取引品目は衣類や日用品、各種機器など幅広いですが、若者の間では漫画、アニメ関連商品やフィギュアの取引が盛んで、近年はベビー用品の出品も増えました。
中国EC大手の唯品会、20年4Q売上高が前年同期比22.5%増 決算好感し株価上昇
黄 未来中国トレンドマーケター
唯品会(Vipshop)は2008年に中国・広東省広州市で設立され、4年後の2012年にはアメリカにて上場、中国市場におけるアクセサリー・アパレルのジャンルで4位を獲得するなど、急成長を遂げている企業です。
現在では天猫、京東と共に中国3大サイトに数えられる程の規模となり、中国国内で2億人もの会員を有しており、女性顧客を中心に高いリピート率を誇っています。
2016年1月には東京に日本法人VIPSHOP日本株式会社を設立、出店日本企業の支援や商品の調達などメーカーとの協力関係を築き、ECビジネスの更なる加速を狙っています。
唯品会の特徴としては、海外のブランドメーカーと提携し、ファッションや香水、化粧品、皮革製品などを販売していることです。
ブランドメーカーから直接商品を仕入れているため、第三者を介しておらず偽物が入らない仕入れルートになっています。そのため偽物が多く出回っている中国において、自国の商品に疑心感のあるユーザーの心をつかむことに成功しています。
ネットイース、20年3Qの売上2900億円、オンラインゲームが依然として好調
黄 未来中国トレンドマーケター
ネットイース(網易)は、インターネットサービスの提供、ゲームの開発や運営を行う中国のIT企業です。当初はフリーメールとポータルサイトのサービスを提供する会社として、1997年に設立されました。
近年はオンラインゲームやモバイルゲームの開発に力を入れており、ユーザー数は増え続けています。
ネットイースは中国で、テンセント、sina、SOHUの3つとあわせて「中国4大ポータルサイト」といわれています。
そして2017年には、ネットイースの日本支社も設立されました。
またネットイースは、子会社をいくつか運営しています。
①ゲーム部門「ネットイース・ゲームス(網易娯楽)
ヒットゲーム:荒野行動、陰陽師、第五人格
②越境ECサイト「ネットイース・コアラ(網易考拉海購)」
③オンライン教育事業「有道(youdao)
また、業績を見ると、20年3Qの売上は前年同期比27.5%増の2900億円とオンラインゲームが依然として好調でこの規模になっても未だに成長する数少ない企業の一つです。
ユーザーの減少が続くテンセントのSNS「QQ」 今後の戦略は
黄 未来中国トレンドマーケター
QQとはWeChatの運営会社テンセント社がWechat誕生より前の1999年にリリースしたメッセンジャーアプリで、現在はアクティブユーザー数は7億人を超えた大人気アプリとなっております。
WeChatとQQの大きな違いは、QQにのみ“アバター作成やコミュニティへの参加などSNSの機能”があることです。
そのため中国人は、「WeChatを仕事用」「QQをプライベート用」と使い分ける場合もございます。(今はWeChatがプライベートでも広く使われておりますが)
また、QQはWechatが流行する前までメッセージアプリとして市場を君臨してきました。Qチャットプラットフォームだけではなく、「QQ音楽」や「QQ飛車」など、音楽のプラットフォームからゲームまで幅広く展開しているため、ユーザーには多目的プラットフォームとしても使用されています。
中国旅行最大手Trip.com、春節前に香港市場への重複上場を申請
黄 未来中国トレンドマーケター
シートリップ(Ctrip)は、中国のOTAにおける最大手企業です。
ホテルネットワークは、全世界200以上の国と地域に約150万軒のホテル情報を持ち、フライト情報は6大陸5,000都市以上を網羅しています。
多くの旅行情報が掲載されていて、2019年時点で3億人が利用しています。
運営会社はCtrip.com international Ltd.(携程旅行网)で創業は1999年です。
2003年にNASDAQへ株式上場し、2009年からは海外事業を拡大し、2015年にBaiduから「Qunar(去哪儿)」を、2016年には「Skyscanner」を買収しました。2019年10月に「Trip.com Group Limited」へと社名を変更してグローバル・ブランディングを強化しております。
実際に私も旅行や出張の際はメインでこのアプリを利用しておりました。
飛行機だけでなく、ホテルや鉄道など包括的に予約ができ、非常に便利です。
無駄なクリックを必要としない、洗練されたUXだと感じました。
動画配信大手「愛奇芸(iQiyi)」4Q決算、有料会員微減するも赤字圧縮に成功
黄 未来中国トレンドマーケター
「iQIYI(爱奇艺)」の沿革は以下となっております。
2010年に中国大手IT企業Baudu(百度)により「QiYi(奇艺)」としてスタートし、2011年「iQIYI(爱奇艺)」にリブランドしました。
2014年にはiQiyi Motion Picturesを立ち上げ、映画のストリーミング配信を始めました。そして、2017年にNetflixとライセンス契約を締結し、同年、NASDAQに上場をはたしております。
現在は、会員数6億人を誇る中国の大手動画配信サービスとなっております。
そして、平均日間アクティブユーザー数は1億3,990万人でユーザーの動画試聴時間は、月に96億時間。
ユーザー1人あたりの視聴時間は、1日1.6時間と非常に良い数字を記録しております。
また、iQIYI(爱奇艺)はオリジナル番組の制作にも力を入れており、たくさんのバラエティ、ドラマ、音楽番組などが制作されています。例えば、ミュージック番組「RAP of CHINA 中国新脱唱」は若手に人気のある番組の一つとなっております。
京東物流(JD Logistics)が香港上場を申請 目標調達額約50億ドルか
黄 未来中国トレンドマーケター
京東物流を説明する前に、まず京東商城(JD.com)についての理解が必要です。
京東は、創業者の劉強東により2004年に設立され、2014年にナスダックに上場を果たしました。
北京に本社置き、いま現在中国第2位の総合型ECサイトとして地位を確立しています。
京東は、アリババとは異なり、アマゾン型ビジネスモデルとして、自社モール内に京東名義で商品を販売するオンライン直営店モデルを採用しています。
京東のEC系売上高の大半を占めており、商品品質やアフターサービスが良く評価されています。
京東がユーザーから評価されている最大のポイントは自社独自の物流網を中国全土に張り巡らせており、配送スピードが速いことにあります。
2010年に既に開始した「211限時達」という配送サービスでは、午前11時までに注文した商品は、その日に配送できることを保証しています。
その物流事業は2007年に自営の物流業務の為に発足しましたが、2017年4月に物流業務を独立させ、京東物流集団が設立されました。
また、京東物流の2020年1月〜9月の収益は前年同期比43.2%増の495億元となっており、
一社内事業部から、上場を目指せるレベルの規模まで成長しました。
美団がオンライン医療サービスに本腰 160兆円規模の市場を牛耳るのは誰?
黄 未来中国トレンドマーケター
美団点評は2010年に設⽴された会社で、創業当初は⽶グル―ポンに似た共同購⼊サイトである「美団網」を運営していましたが、2015年に⼤⼿⼝コミサイトである「⼤衆点評」と合併し、現在の社名になりました。
最初はインターネット×飲食業のサービスとしてユーザーを獲得し、規模を拡大していました。
今ではチケット販売 、飲食店レビュ、配車、民泊、ホテル予約、フードデリバリー、旅行予約など多角的に事業を展開しております。
多角的に事業を展開しているおかげで、コロナ禍でも業績を伸ばすことができました。
2020年第3四半期(7~9月)の売上高は前年同期比28.8%増の354億100万元(約5,621億円)、純利益は374.1%増の63億2,100万元でした。
売上高は主力のフードデリバリーが牽引しました。
その結果時価総額はも3000億ドル(約31兆5000億円)を超え2年近くで8倍以上と急成長しております。
中国でウィンタースポーツブーム、スキー用品ブランド「XSUMMER」が急拡大
黄 未来中国トレンドマーケター
近年、中国でウィンタースポーツの人気が高まっています。
背景として、2022年に中国の北京で冬季オリンピックが開催されることが決定したことが挙げられます。(コロナで不透明な部分はありますが。)
そのため中国政府は「中国におけるスキーなどウィンタースポーツ人口を3,000万人まで増やすこと」を目指しています。
また、中国では2018年時点でスキーヤーの数が2,113万人まで増加しました。
以下のように、この人数は8年前と比べると約70倍にものぼります。
【2000年】
人口:30万人
スキー場の数:50ヶ所
【2018年】
人口:2,113万人
スキー場の数:742ヶ所
しかしながら、「スキー場が北部に集中している」「初心者コースのみの簡単な施設が多い」など、まだまだ課題もあります。
これらの課題が解決されれば、更に市場規模も拡大することでしょう。
トヨタも出資する自動運転ユニコーン「Pony.ai」がシリーズC+で1億ドルを調達
黄 未来中国トレンドマーケター
「Pony.ai(小馬智行)」中国の広州に本拠を置く自動運転企業です。
元バイドゥのエンジニアらが2016年に立ち上げた企業で、トヨタが出資していることでも有名な会社です。
「中国版ウェイモ」と呼ばれるほど、技術力にも定評があり、
米カリフォルニア州車両管理局(DMV)が2021年2月9日に発表した2020年の自動運転データによると、ランキング・トップ5には米グーグル系の「ウェイモ(Waymo)」、米ゼネラル・モーターズ(GM)傘下の「クルーズ(Cruise)」に続き僅差で中国企業「オートX(AutoX)」と「Pony.ai(小馬智行)」がランクインしております。
また、Pony.aiは2020年12月に広州市で自動運転トラックの公道での走行試験実施のナンバープレートも取得しており、自動運転分野のトップランナーとなっております。
リハビリ支援ロボットの「MileBot」がシリーズA+で数億円を調達
黄 未来中国トレンドマーケター
リハビリ支援に必要な外骨格ロボットスーツ技術は生産性の向上や従業員の健康増進、労働者の高齢化に対応するために、様々な分野で活用されています。
また、軍隊が地上部隊用に外骨格ロボットスーツを採用し始めれば、需要は更に増すでしょう。
更に、COVID-19の発生により、企業はより少ない労働者でより多くの作業を行なうことが求められ、近い将来、特に倉庫・物流、マテハン、配送などの、エンタープライズアプリケーション向けの産業用の使用例でも市場が拡大すると予想されています。
これらの要因で外骨格ロボットスーツ市場規模(収益)は2019年の3億1610万米ドルから2025年の26億米ドルへ拡大する見込みです。
蔚来汽車(NIO)、家具大手と提携でバッテリー交換ステーションを全国展開
黄 未来中国トレンドマーケター
「中国のテスラ」と言われている、新進気鋭の電気自動車(EV)メーカー「NIO(蔚来汽車)」は2014年に上海で創業しました。
社名の由来ですが、蔚来(ウェイライ)」は「青空の訪れ」の意味。テクノロジーによって問題を乗り越え、明るい未来を実現しようという理念に基づいております。
高性能な電気自動車の設計・開発・販売を手掛け、AIシステムを搭載したSUVタイプの「ES8」やコンセプトカー「EVE」、また、スーパーカー「EP9」などを展開しております。
また、同社のウリはアプリで高頻度で接点を取りつつ、コミュニティ・帰属意識を醸成することです。
車メーカーでありながら、「高級会員制サービス」という側面を持っているのがNIOの特徴です。
そして、メインの事業としてはEVメーカーですが、ニオハウスという「アップルストアのような店舗」を展開し、そこでは車からコーヒーバーまで、様々なライフスタイルにまつわるグッズが販売されています。欧州の有名デザイナーと提携したファッションライン、オモチャまで揃えられております。
1年半で6回目 CBD(大麻由来成分)配合化粧品「Simpcare」が新たに数十億円調達
黄 未来中国トレンドマーケター
近年、いわゆる”大麻コスメ”を美容系のスタートアップが続々発表し、専用のECサイトまで誕生するなど、「ゴールドラッシュ」をもじり、「グリーンラッシュ」とも表現されるトレンドがおきています。
大麻そのものの合法化が加速したのは、WHO(世界保健機構)が2018年に、大麻に含まれる酩酊作用をもたらさない成分「CBD」について医療的有効性があることを認め、規制の見直しを含め新たに調査に乗り出したのがきっかけです。
医療用大麻を合法とする国は米国、カナダ、フランス、英国など28カ国(2018年4月時点)に及び、大麻製品の市場が拡大しています。
それに伴い、いわゆる“大麻コスメ”の注目度も急上昇中しました。
ニューヨーク州では年間17~35億ドル(約1,900~3,900億円)の市場規模が見込まれていおり、世界的な大麻市場は2025年までに1,464億ドル(約16兆5000億円)規模にまで成長するとの予想もあります。
企業価値が半年で2倍に、ソフトバンクから巨額資金を調達したフィットネスアプリ「Keep」
黄 未来中国トレンドマーケター
Keepは2014年設立で、オンラインでフィットネスのトレーニングプログラムを提供するモバイルフィットネスコミュニティです。
このアプリでは写真と動画のシェアもできて、同社は2017年8月に登録ユーザが1億人に達し、中国で初めて1億人突破を達成したフィットネスアプリとなりました。
(2021年現在は3億人を突破しております。)
また、SNS機能、動画レッスン、EC機能オンラインフィットネスプログラムの他に、販売価格2,000人民元(約3.4万円)のスマートランニングマシンなどのハードウェア、スポーツウェアやヨガパッド、腹筋ローラーなどその他フィットネス器具も販売しております。
評価額も半年で2倍の2000億円を超え、更なる成長が楽しみです。
自転車シェアリング大手「哈囉出行(Hello Global)」:2021年は四輪事業に注力へ
黄 未来中国トレンドマーケター
Ant Financial(螞蟻金服)が支援する中国の自転車レンタルプラットフォーム「Hello Global(哈囉出行)」は2019年の年次報告書にて、3億人以上の登録ユーザーを抱える中国最大の自転車アプリになったと発表されました。
また、Hello Globalは2019年6月にアプリの月間アクティブユーザー(MAU)が2190万、Alipay(支付宝)上のミニプログラムでMAUが4160万で月間アプリランキング1位となっております。
なお、 Mobikeは同期間に1,318万MAU、Alipayミニプログラム(支付宝小程序)で3,580万MAUを記録しており、2倍近くMAUで差をつけております。
中国内360の都市で事業運営をしており、電動自転車のレンタルサービスは全国260の都市で利用できます。
インドスマホ市場、シャオミがトップシェアを維持 2020年4Q総出荷台数は前年同期比13%増
黄 未来中国トレンドマーケター
Xiaomi(シャオミ)は、元キングソフト(金山軟件)会長兼CEOであった雷軍(Lei Jun)が2010年に創業した会社です。
共同創業者は8人おり、当時の平均年齢は45歳(中国のベンチャー企業創業者の平均年齢は25〜6歳とされる)と比較的ベテラン勢で作られた会社です。
2011年にAndroidベースのスマートフォンMI-One(小米手機)を発売してから、設立からわずか数年で、サムスン・Apple・Huaweiなどを抑えて中国国内でのスマホシェアトップの座になっております。
また、Xiaomiはスマートフォンだけでなく、ウェアラブル端末、タブレット、ノートパソコンも提供しております。
さらに、スマホと関連付けた「スマート家電」も展開しており、家電メーカーとしても本格的な事業を行っています。
一時期は新興する中国スマホメーカーたちの勢いに押され、中国国内でのシェアを大きく下げましたが、その後インドやヨーロッパ等新たなスマホ市場への進出により、現在では世界シェア第3位にまで浮上しました。

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