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南アもJ&Jワクチン接種を停止、血栓症との因果関係巡る調査中
梅本 優香里アフリカビジネスパートナーズ
アストラゼネカは変異種に効かないとして返却した南ア、J&Jは血栓症、ファイザーは超冷凍が必要、シノファームは効果低い、となると何を使えばいいんですかね。。南アの接種状況は、アフリカの中でも進んでいないほうに入ります。
アフリカのコロナワクチン入手・接種状況
https://abp.co.jp/perspectives/business/Corona_data.html
週刊アフリカビジネススヘッドラインニュース440号(2021年4月5日号)
梅本 優香里アフリカビジネスパートナーズ
週刊アフリカビジネス。中国のアフリカ向け融資について、この分野の第一人者であるジョンズ・ホプキンス大学中国アフリカ研究イニシアティブが新しいレポートを発表しました。2019年は70億ドルと2011年来最小となりました。有料版の週刊アフリカビジネスでは、2010年からの融資額や最新の主要融資国、融資分野を紹介しています。
今週は日本企業関連では、NTTの海外事業子会社である南アフリカDimension Dataの買収、豊田通商が出資したウガンダのバイクタクシーリースおよびアセットファイナンス事業のTugendeの調達、また日本発のベンチャーキャピタルであるKepple Africa VenturesとSamurai Incubateの投資案件も取り上げています。
米ツイッター、ガーナにアフリカ初の拠点、大陸進出の足掛かりに
梅本 優香里アフリカビジネスパートナーズ
日本時間の昨日、ツイッターの創業者ジャック・ドーシー氏がツイッターで発表していました。同氏は2019年にナイジェリア、南ア、エチオピア、ガーナに訪問。「アフリカに移住する」と言って株主に怒られ撤回した経緯があります。
どうやらガーナの物理的オフィスには開発者を置く様子。ガーナは、アフリカにおいて開発者が豊富な国ではないですが(南アやナイジェリア、ケニアの方が多いだろう)、新しいサービスが受け入れられやすい国民性があり、アフリカの中で先行してガーナで広まっているサービスはいくつかあります。モバイルマネーの普及度も高い。また、アフリカ的な豊かなカルチャーと発展が両立しており、なんとなくジャック・ドーシーさん好みな国な気はします。大統領など政府高官と話がつきやすい国でもありますね。今回のガーナへの法人設立も、事前にガーナ大統領と話をしていたようで、大統領も歓迎のツイッターを出していました。
ツイッターのサービス自体はいまでもアフリカでは使えます。アフリカにおけるツイッターは、政治家やメディア、著名人などの広報ツールといったところでしょうか。他のSNSに比べると利用が一般の人まで広範なわけではなく、FBやIGの後塵を拝していますが、反対運動や選挙キャンペーンではときに重要な役割を果たしています。
週刊アフリカビジネススヘッドラインニュース438号(2021年3月22日号)
梅本 優香里アフリカビジネスパートナーズ
週刊アフリカビジネス。インドのBhati Airtelは、アフリカ14カ国で通信事業を行っており、1億人の利用者がいます。しかしなかなか大きな市場を攻めきれておらず、債務返済のためにモバイルマネー事業と通信塔を売却するというニュースです。Airtel Africaは2019年にロンドンとナイジェリアで上場していますが、その状況前にソフトバンクは出資をしています。
ナイジェリアのフィンテックへの投資が加熱気味なのですが、中央銀行からMF免許をとったKudaというオンライン銀行が、シリーズAで2500万ドルを調達しました。同社は昨年シードで1000万ドル得ていますが、この際はSBIインベストメントが投資しています。
などなど、アフリカの今週のホットトピック20本を紹介しています。
「けた外れの悲劇」は起きなかった 根底から問い直すべき、私たちのアフリカ認識
梅本 優香里アフリカビジネスパートナーズ
個人的には、アフリカがコロナで大変な状況になる可能性もあったと思うし、いまでも発表されている以上の感染者も当然いると思っています。ただ、あの東洋経済の記事は、思い込みの偏った目でみた状況理解と、成り立っていない論理展開で、かつ「私はアフリカのことに詳しいのだ」という思い上がりで書かれていた、よくない論考の典型でした。桁外れかどうかはともかく、アフリカに悲劇が起こる可能性はあの時点ではあったとは思いますが、そうなったとしてもあのような理由や背景からではない。アフリカに住んでいるから、アフリカと関わっているからわかるわけではないと、他山の石としたいと思います。
自分がよく知らない国、業界、習慣というのはアフリカのことに限らずやまほどあって、そういったものを理解するときにどういう方法をとるか、どうやって確からしい状況だとジャッジしていくのかというのは、人間としてのひとつのスキルであって、アフリカについて語るとき、そのスキルのレベルが露呈するのだと思っています。
週刊アフリカビジネスヘッドラインニュース435号(2021年3月1日号)
梅本 優香里アフリカビジネスパートナーズ
面白いニュースが多かった今週。エムスリーがナイジェリアの医療グループに資本参加しました。ナイジェリア、ガーナ、ケニアで私立病院を買収して遠隔医療などのオンライン化やオペレーションや調達の効率化を進めており、エムスリーが選ぶのがわかる感じの病院グループです。エムスリーはアジアはじめ海外展開もしていますが、フィナンシャルな投資の意味合いもあるかもしれません。
アフリカのeコマース最大手JUMIAは、2019年4月にNYSEに上場して以来、拡大路線から利益を出し累積赤字を削減する方針にかじを切りました。ドル箱の携帯や家電から日用品にシフトし、フルフィルメント請負の割合を増やし、販管費をかなり削るというドラスティックなもので、その成果がでて2020年決算では赤字を減らし粗利を増やしました。株価も順調。一方、流通総額や売上、オーダー数は鈍化しており、eコマースという事業の特性からしてこれが将来的なeコマースの普及、競争力の観点で吉と出るかどうかは不明です。
南アのデジタルバンクTymeのフィリピン進出も面白いですね。アフリカのスタートアップは次にアジアを目指すパターンも多く、日本企業がスタートアップに対してアピールできる点になるかと思います。
南アが議会に提出した予算案についてのニュースもとりあげています。いつもの予算案だけならとりあげないのですが、今回は経済回復ひいては個々のビジネスに影響がありえるもので、よい意味で予想外の予算案でした。
こちらに書いています。
https://newspicks.com/news/5674661
南ア、公的債務が拡大 20年度GDP比80%に
梅本 優香里アフリカビジネスパートナーズ
このところの日経は、ことさらアフリカをネガティブに書く記事が多いですね。この南アの予算案についても、巷ではかなりポジティブなニュースです。
・10月の中間予算の予想より歳入が増え、雇用も回復した
・2020年のGDPは7.8%のマイナスになると予想されていたが、7.2%へと少しましになった
・増税することで歳入を増やすというプランから大きく転換し、所得税の減税、法人税の減税、コロナワクチン接種への予算確保による経済回復に重点をおく方針に転換
・公務員給与のアップを抑制し、これまでの野放図な国債発行を抑えるなどして歳出抑制
・これらにより、財政赤字比率は15.7%から14%へ、GDPに対する債務比率の最高値予測は88.9%に引き下げ、さらに財政黒字は1年早く2025年に達成を見込む
減税して経済喚起し、無駄な歳出減らして、累積赤字を解消するというまっとうな予算案がでてきたというのが今回のニュース。私の所感もポジティブです。

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