Picks
21フォロー
2369フォロワー


ユニクロ率いる柳井正氏「地球は今の世代で終わってしまうかも」。サステナビリティ戦略を発表
渡辺 珠子株式会社日本総合研究所 スペシャリスト
年間13億点の服を製造・販売するファストリのトップが、
「使い捨ての服ではなく、長く着ていただける、シンプルかつ高品質な日常生活のための服をつくり続けたい」
「一番大事なことは、自分の気に入った服を長く愛用するということ。今年買った服が去年、2年前に買った服に合うことなんじゃないか」
と言及することは、ファストファッションの「大量生産、大量販売(安価で)、大量消費(=高頻度での購入)」というビジネスのあり方を根本から変えていこうという姿勢だと思いたいです。
企業の製造・販売だけでなく、ユニクロやGUのターゲット顧客側の意識を変えていくことも必要になりそうです。そこへの大胆な策が何らかあるのか…という点が気になります。
なぜサステナブル商品は売れないのか?「好きだけど買わない」に潜む消費者の購買行動
渡辺 珠子株式会社日本総合研究所 スペシャリスト
何をもってサステナブル商品とカテゴライズして論じているのかが不明瞭な中でコメントを書くことに抵抗がないわけではないですが、商品選択において規範自己と願望自己のコンフリクトが起こすという点については、商品に関するどんな情報をインプットするかに左右されますよね。
例えば、
・この服は最新デザインで良くお似合いになりますが、100セット作る過程で化学薬品を扱っていた3人が病院送りになってます。
・この洗剤はよく落ちるけど、生き物に害を与えないレベルまで排水処理するのに●トンの水使います。こっちはそこまで落ちないけど使う水の量はさっきの3分の1です。
ってインプットされたら、商品に対するイメージも変わり、規範自己と願望自己の表出バランスも変わりそうです。お買い物の楽しさも減るでしょうが。
多少極端に書きましたが、サステナビリティという観点では商品選択には上記のようなネガティブ要素を考慮することも必要だと思います。
でも松沢プロピッカーが指摘しているように、リサイクル素材を使いながらデザインや機能に優れる商品も多く出てきています。規範自己と願望自己がコンフリクトを起こさない商品を生み出す努力を知ることも大事だと思います。
SDGsとは何なのか?定義から具体例までわかりやすく解説!
渡辺 珠子株式会社日本総合研究所 スペシャリスト
「企業側がSDGsの目標を達成するためには、膨大な資金が必要となります。当然、企業のみでその資金を抽出するのは難しく、どこかから資金調達を行わなければなりません。その資金調達方法として、今注目を集めているのがESGsです。」
これ、正確ではないです。そもそもESGに複数形のsはつきません。SDGsは目標(Goal)が17と複数あるので複数形のsがついてます。タイポかと思ってよくみたら、全部のESGにsついとるやないかい…。
第一に、ESGは資金調達「方法」ではありません。ESGは企業価値の評価・分析の観点であり、ESG評価を考慮した上で実施されるのがESG投資です。投資判断や運用方針に用いられる考え方ですね。
第二に、グリーンボンドやソーシャルボンドを意識しておられるのかもしれませんが、ESG投資とひとくくりにせず、これらについて解説する方がわかりやすいと思います。
「定義」を解説する記事なら、ちゃんとして欲しかったです。
アボカド食べて、チューリップを飾るのはもはや罪?→「SDGsに向かう確信があった」 ELLE編集局長に新しいファッションのあり方を聞いた
渡辺 珠子株式会社日本総合研究所 スペシャリスト
SDGsが扱う環境や社会の問題を解消する方法を考えると、正解・不正解という0か100かってすっぱり判断できることはそんなに多くないように思います。あちらを立てればこちらがたたず、という場合に何を選択するかという話です。選択の決め手としては自分の快適さか、地球環境か、地域経済の活性化か、それ以外か…とあるわけですが、その際、自分の快適さ以外で選ぶ必要ありますよね?というのがSGDsが私たちに投げかけているメッセージのひとつだと思います。
とはいえ、メッセージの受け止めるかどうかは人それぞれですけどね。でも快適さを減らしても環境を取るべきか…と考え始めること自体はよいことだと思います。

NORMAL