ホーム
19フォロー
549フォロワー
「消える農協」はどこだ?JA赤字危険度ランキング
栗田 紘
いつものJA消滅危機特集...定点観測として。
「農林中金が運用実績あげられない」が論理の前提ですが、そうなのかな?とは思いました。純利益は減のはずですが、株式投資の含み益は19年8月時点で20%増のはず。
PLだけでなくBSでも見る必要はありますね。経済系の記事なので。。。
一方、営農部門が完全赤字なのを金融部門で支えるという構造が健全なのか?という論点はもっと議論されるべきとは思います。
赤字=付加価値が見えないわけですから、販売事業・資材事業に対して、外部からの新規参入・国から差し込まれる、というのは致し方ないところかと。
個人的には、JAの統廃合で一気に経済性が改善するとは思いにくいなーと。
特に収益性の悪化が目立つJAにおいては、JAが支える農家さんの経営規模・営農類型が細分化され過ぎていることかと。
逆に、一大産地のようにあらゆる生産性が集約されている「組織」は、依然として強靭な系統なのではないでしょうか。
日本農業新聞 - 企業の農業参入 その先に 「個業」主役の時代へ 日本総合研究所主席研究員 藻谷浩介
栗田 紘
基本的に小生の考え方とは全く逆でした。(ということで、私も不満といえば不満です)
小生の考え方は、ざっくり以下のような感じです。
・農業も仕事。儲かることは0番目かと
・農業はモノづくり。規模の経済性は明確に効く
・マクロで、日本は今後人口⬇︎だから社会維持には生産性⬆︎にすべき、が基本セオリー
・人口減り幅を鑑みると、生産性と収益の上げ幅は長期には150〜200%レベルで必要では
・個業(小農)は相対生産性がどうしても低いから、どんなにリテール側を頑張ってもその改善率達成はさすがにムリでは
・社会はバランスと組み合わせなので、大農と小農がうまく組み合わされるべきという理想論はある
・が、N数で見ると、日本は大:小=5:95くらいの比率なので、「世論」の決まり方は小に寄りまくっている
(・ゆえに、こういう記事が以前として世に出てくる...?)
・結果として、現時点では、産業別生産性の相対比較で、農業が抜群に低いという結果はある
・ここには、個人の経営や職業選択としての自由(小農をやっても別に良いじゃないか、という当たり前にあるべき自由)と、マクロでの産業の必要条件との背反性が存在しており、根が深い
という感じです。
ただ、日本総研というシンクタンクの主席研究員さまが、こういった記事のような論を展開されることには、やや驚きと切なさがあったことは禁じ得ないところはあります。。
【直撃】いよいよ始まった、「アマゾンスーパー」第2章の勝算
栗田 紘
Amazon Freshが一番注文されるのは22時頃というのは驚きです。小売店舗のピークタイムと真逆ですね。店舗の生鮮の売り場は、朝10:00から13:00くらいまでにかけて売り上げが伸びると思います。
ターゲットが全く違うのかもしれません。
生鮮は鮮度が命と十分に実感しているということなので、やはり最終的には産地そのものを囲い込んでいくような形になるような気がします。ライフ社に到着する生鮮はリード+2日程度経っているので、おそらくAmazonが目指す本当の意味でのフレッシュな食材ではないのだと思います。
産地を囲い込み、そこからAmazonのマイクロロジスティクスでいきなり拠点に出荷出来れば生活者にとっては一番付加価値の高いモノを提供出来るのかなと。
【1分解説】アマゾンがライフと協業。生鮮ECの難所と勝算
栗田 紘
日々リテールの方々とお取引ベースで向き合う立場としては、ライフさんってめっちゃ調子良い!という感じではない印象なのですが、どうなのでしょうか。ヤオコー・ベルク・サミットあたりが「飛ぶ鳥を落とす勢い」という感じ。
そして、上位3社が軒並み力を入れているのが惣菜と生鮮加工なのですよね。純粋な生鮮ではないかなと。
本件では、あたかも「Amazon Freshの巻き直し」のように見出しが躍っている印象ですが記事にある通り「Prime NOWへの出店」であると。
生鮮加工や惣菜は「作られてからお届けするまでのリードタイム」が命だと個人的には思っており、生鮮単品でいけば産地からリテールの陳列までリード+2日くらい経っていると思います。ラストワンマイルが仮に超便利になったとして、どこまで大きな付加価値があるか?は難しいポイントだなと思っております。
最高級コーヒー豆、利益は1杯2円以下 価格暴落に苦しむ農家 コロンビア
栗田 紘
珈琲を飲むのが毎朝の日課になっている身として、また農産物の生産に携わる身として、珈琲マーケットのねじれには興味が高まっているところです。
先日、京都の老舗珈琲屋さんに珈琲について基礎から教わる貴重な機会がありましたが、商流について伺えば伺うほど、記事にあるような「フェアトレード」という言葉とはまるで遠い構造になっているなあーと感じました。生産者から見て商流が長すぎるなと。
あと、生産技術や品種開発などサイエンスに基づいた栽培の最適化は、果たしてどこまで磨きこまれているのかな?というところも気になりました。
適地適作の観点からはどうしても生産地から日本までは物理的に距離が遠いので完全な「産直」の実現は難しいですよね。
ちなみに、最近はエチオピア中煎りが好みです。
NORMAL
投稿したコメント