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マクドナルドCMの炎上は“あえて”なのか? 広報部を直撃「時代にそった内容のテレビCMやSNS投稿を心掛けています」炎上の事実については
集英社オンライン
齊藤 淳一ゼスプリ インターナショナル ジャパン Senior Brand Manager
メーカーでマーケティングをしているので、これはすごく悩ましいと常々感じている問題です。マーケティングを通してより効率的に広告効果を得ようとすると、今回のCMのような、より分母が多い生活様式や家族をターゲットにした映像になってしまうので、それがイコール前世代的な表現になってしまう。 一方で、ジェンダーイコーリティやLGBTQ+の課題は取り組むべきと思いつつ、限られた予算の中で投資対効果を得ようとするとそういった現代の価値観を広告に反映しづらい。なので、結論数字だけ見ていると価値観を広告で変えることはできなくなってしまっているんだと思います。 結局、どれくらい未来を見据えて今の消費者に届けるべきメッセージがあるのか、という観点でミッションやパーパスを沿って広告を作る=投資対効果では測れない部分をいかに経営層が「これは企業としてやるべきこと。目先の数字や理屈じゃない!」と言い切れるかが大事なのかなと思います。目先の利益に対して広告予算が組まれているメーカーがほとんどなので、なかなか広報や広告担当のみの力では動かしづらいというのが背景にはあると思います。
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